12/16/2012

たまの音楽家演奏会


かなり遅くなってしまったが、たま音演奏会 のことを書いてみたい。

古楽器アンサンブル たまの音楽家10周年 
The 3rd Regular Concert 2012.11.18  SDA立川キリスト教会

 
今年で10周年ということだが、大変なことだ、結成の時から、特別なグループとして、異彩を放ち続けていると思う。
もともと音楽好きという点では人後に落ちない人達だと思うし、チェンバロやリコーダーを自作したりする人達など滅多に居るものではない。
今回だって 、ショームバンドの演奏や、バグパイプ、バロックギター、ヴィオラ・ダ・ガンバ、サズ、コルネット、バロックオーボエ、チェンバロ、パイプオルガンの演奏まで、こんな団体はどこにもないだろう。

プロも顔負けというよりアマチュアであることを逆手にとって、大胆に音楽を楽しんでいるように思われる。
今回のプログラムではヨーロッパ中世と中東の怪しい関係が浮かび上がってきたように感じた。ベートーヴェンやモーツァルト時代トルコの音楽が大きな刺激をもたらしたことは「トルコ行進曲」などでわかるのだが、それ以前の中世でも 、いろいろの交流があったのだろう。

バロックアンサンブルやリコーダーの現代曲では本来の実力で充実した演奏が聴けたし、日本の曲はちょっと洒落たアレンジだった。
ただ珍しい楽器の印象が強烈な為、演奏会全体のイメージが散漫に感じられたのは私だけでは無いだろう。「演奏会全体のまとまり」という面では、前回の方が勝っていたように思う。
しかし彼らはそんなことには、あまりこだわっていないと思われる。プログラムの挨拶の中に「次の機会には、今日と違う姿が見られるかもしれません」と宣言してあった。

11/23/2012

大騒音の中でのリコーダー演奏

騒音にめげず演奏するHRC 主催者提供写真



 児童館の子供祭りで演奏してくれないかとの依頼があった。
子供祭りでの は初めてだったが、HRCの演奏を聴いたことのある指導員の方が、 推薦してくれたとのことだった。

その日はスケジュールが混んでいて 、午後はリコオケの練習、翌日は昼下がりコンサートなのだ。しかしせっかくの依頼だから受ける事にした。曲も子供向けを選びディズニーの「小さな世界」、スタジオジブリの3曲、ラッパ吹の休日」等を揃えた。

会場はプレイルームとのことで、体育館を一回り小さくしたような場所である。会場に着くとすでに子供たちがいっぱいで大騒音、演奏舞台が設えてあるわけではなく、ここで演奏してくださいとのこと、 入口近くの場所に、子供たちを押しのけて、椅子と譜面台をなんとか並べた。 場内放送でリコーダーの演奏を始めますとか言っているが、静かにしてくれ等は言わないし 、大体放送自体も良くききとれないのだ 。フロアのあちこちでやっているゲームは止める様子もない。

「これで演奏しろって?」  お互いに顔を見合わせたが、今更引き上げるわけにもいかない、もうやるしかない、腹を決めて演奏に突入、「小さな世界」の出だしのファンファーレから開始、楽器紹介や曲の解説等省略してどんどん順番に演奏を続けた。途中拍手が切れ切れに聞こえたりしたから聞いている子供もいるのだ、しかし演奏中の我々の椅子と壁の間を強引に通り抜けるヤツもいる。これだけの騒音の中で、平然と演奏を続ける我々もすごいと思った。多分人前で演奏することに慣れて度胸が付き、多少のことでアタフタしないという天晴れなプロ根性(演奏技術は別だが)なのだ。全部演奏し終わると 、さっきよりちょっとだけ大きな拍手があり、女の子たちが、袋に入ったポップコーンをお土産に持たせてくれた。主催者側の指導員の方も来て、恐縮しながら「うるさくて申し訳ありません、でも 端の方でも音は聞こえましたよ」だって。   

これだけの騒音の中でも演奏できたのだから、駅頭での演奏だって問題ないはず。妙な自信がついてしまった。(=^・^=)

子供達にリコーダーの音楽を聴いてもらうという当初の目論みは崩れてしまったけれども、興味を示してくれた子供はいたようで、いつかは子供達の前で演奏して見たいと思う 。


以前小学生の前で演奏したいと考えて、地元の小学校の音楽の先生に 連絡をとったことがある。その先生は「いいですね」とは言ってくれたのだが 、話は進展しないまま 、立ち消えになってしまった。先生は正規の担任ではなく、何校かの音楽をかけ持ちで持っている先生だったのだ。多分校内での発言力はほとんどなかったのではないだろうか。

その後校長先生と連絡が取れたので、今度は期待したのだが、教育委員会の許可がいるとか、他の教師への気兼ねとかで、結局ウヤムヤになってしまった。 現場の先生たちに全く裁量権がなく、教育委員会にお伺いばかりで、事なかれ主義、が横行しているようだ。昔は個性的な先生が沢山いたが、今はそんなことを期待すること自体が無理なんだろうなぁ。

さらに昨日テレビでは「派遣教師」の問題を取り上げていた。身分は派遣会社の社員だそうだ。
派遣教師に教えてもらう生徒も可哀想だが、教師になることを目指して学んできた若者をそんな不安定な身分に処遇する今の日本も情けない。 

11/03/2012

第26回リザーブコンサートの出演団体と演奏順番


第26回リザーブコンサートの出演団体と演奏順番です
今回の幹事団体「アンサンブルO」さん宜しくお願いします。
       
      日   時 : 2012年11月11日(日)  12時00分開演(11時30分開場)
      会   場 : SDA立川キリスト教会
      出演団体 : 18団体

      開始予定時刻
      12:00 アンサンブルO
      12:12 リコーダーアンサンブル☆Gクレフ
      12:24 ハミングバーズ・リコーダーコンソート
      12:36 武蔵野リコーダーコンソート
      12:48 すずしろリコーダークラブ
      13:00 La-R
       ----休憩10分----
      13:22 イル・ヴェント・カルド スペチアーレ
      13:34 Harmonious Aqua
      13:46 パフ
      13:58 ねころびと
      14:10 舞ーザ里座
      14:22 Spica
       ----休憩10分----
      14:44 たまの音楽家
      14:56 リコーダーコンソート カノン
      15:08 パランポラン
      15:20 Ricco Suono
      15:32 リコーダーコンソート青葉
      15:44 スプリング・ウインド

 なおこの予定は現在の情報にもとずいているため、変更される可能性もあります。

10/30/2012

PAアンプ購入

アンプ、スピーカーミキサーをセットした状態


A ステレオミニプラグ-RCA、B TRS-XLR、C 両端スピコン端子

 リコーダーの練習をする時小型のアンプとスピーカーがあると便利だ。演奏会の録音をみんなで聴いたり、バスリコーダーの音を拡声したり、いろいろと便利なことがあるのだ。小型のステレオアンプを多少改造したりして使用して来た。最近はiPod /iPhoneのアプリで、打楽器とか、トランペットとかいろいろな楽器として使用できる。  
例えば 
バッハの「主よ、人の望みの喜びよ」をリコーダーで演奏し、上声部をiPodのトランペットの音でかぶせたら面白いと思う、リコーダーだけの合奏では、このような音は、目立たず埋れてしまいがちだが、トランペットのような違った音を使うことにより双方の音を分離して聞き取ることが可能となる。近いうちに実験して見たい。   

ただ家庭用の小型ステレオアンプは、電源トランスや放熱器などの部品の為重量が有り、その割にはパワーが不足する。また室内に設置して固定して使う事を前提としている為、ツマミやパネルの角が鋭かったり 接続ケーブルが抜けやすかったりする。だったらPA用のアンプを導入すれば、問題は解決する。    

最近のPA用アンプはパワー部分もデジタル化され、電源部もそれに見合ったスイッチング電源だからかなり軽量になる。 
一番低価格のデジタルアンプは多分これ・・・・サウンドハウス CLASSIC PRO DCP400

カタログによると、100W 2チャンネル出力で2万円を切る値段だ。幸い部費も貯まっているので、購入することにした。この際問題になるのは接続ケーブルだろう。スピーカーとアンプの接続は両端スピコン付ケーブル、ミキサーアウトからアンプはTRSフオーンプラグとXLRメスコネクタ が必要になると。
スピコン付のケーブルは極性を間違うことなくしっかり取り付けられる。TRS---XLRケーブルは、バランス伝送なので、外部のノイズの影響を受けることがない。   
このようなケーブルは、家庭用アンプのRCAピンケーブルなどに比べてちょっと大げさな感じだが、安定感が違う、ピンケーブルはバランス伝送でないので、線長が長くなるとノイズを拾いやすく差し込む時アース側より先にホット側が接触するので、ちょっとヤバイ。またロック機構がない為抜けてしまう事がある。スピーカーケーブルにしてもスピコン付ケーブルだと極性を間違えて接続する事はあり得ない。
最後にもう一本大切なケーブルがある。iPodなど とミキサーをつなぐケーブルだ。 iPodやデジタル録音機R-05などの出力はイヤホンジャック  から取る事になるからステレオのミニプラグ、もう一方の側は、RCAピンプラグもしくはTRフォンプラグ 2個。既製品も市販されているが、品質とか長さとか不満が残るので、納得できる部品で自作すると良いと思う。ただバランス伝送では無いからあまり長くは出来ない。  

写真はいつもの練習場(文化センター)にセットした状態。
練習の合間に過去演奏した曲を聴いて見る。 
iPod---ミキサー------アンプ----スピーカー。パワーに余裕がある為か思ったよりいい音に聞こえる。過去演奏した曲が何曲もリクエストされた。音源がiPod なのでCDに比べればかなり容量を落としているわけだし、アンプにしても高域や低域をカットしているのだから総合的な音質はかなり悪いわけだが、不安定要素の部分は潔くすっぱり切り捨て、必要な音だけを十分なパワーで鳴らし切る  、これが好結果をもたらしているのだろう。

PAの世界ではデジタルアンプは当然の流れだが、ピュアオーディオの世界でも数年まえからB & O社デジタルパワーアンプのモジュールが供給され、ハイエンドメーカーでも採用された話を聞いていたので、デジタル化はさらに進んでいると思いS.S.誌を覗いてみたらA級、巨大トランス、巨大電解、・・・と相変わらずの大艦巨砲主義でさらに超高級なピンケーブルとかスピーカーケーブル、  ACコード、など目白押し、まあ趣味の世界だから、なにをやろうと自由だが、音楽を聞くだけでは無く自ら演奏する人間にとっては無縁の世界に思われる。

10/26/2012

コーヒーカンタータその2

カフェ バウムの外観、左下は明かり取りの天窓
中央にコーヒーカンタータの楽譜



コーヒーカンタータはコーヒーハウスで初演されたと言われている。このブログの読者であるDonneidecker氏からライプツィヒのコーヒーミュージアム  「カフェ  バウム」のパンフレットが送られて来た 。このコーヒー店はドイツで最も古い店舗と言う事だ。建物は保存され今でも営業しているらしい、また上の階ではコーヒー博物館になっていて、コーヒーの歴史が展示されている。     

パンフレットにはバッハのコーヒーカンタータの出だし部分の楽譜や建物の間取り図なども添えられている。コーヒーカンタータが初演されたのは残念ながらこの店ではないのだが、間取り図が気になった。 日本の喫茶店のような広いフロアでは無く、いくつかの部屋に区分けされている。わたしは一瞬日本のカラオケボックスを思い出してしまったのだが、グループで貸し切ってコーヒーを飲みながら談笑出来るようになっていると思われる。従って単にコーヒーを飲むだけでは無く、貸し出しサロンのような役割もあり、それが時代の要求に合っていたのだろう。 シューマン、リスト、ワーグナー、シラーなども常連客だったと記録されているから、当時文字どおり市民権を得た市民達がコーヒーを飲みながら、芸術や政治の議論を交わしていたのだろう。  
   

バッハのコーヒーカンタータに話を戻すが、父親が、娘にコーヒーを飲む事をやめさせようと説教し、娘はコーヒーを飲むのはやめられないと主張する。  
 父親はあの手この手でコーヒーをやめさせようとするが、やめなければならない理由は一切言っていない。また娘の方もコーヒーがやめられない理由はコーヒーが美味しいからやめたくないの一点張り、

 表向きはコーヒーを飲む事の是非だが、実はサロンに出入りする事を心配する父親とそれに反発する娘と考えると、納得出来るのでは無いだろうか。

 当時ロンドンのコーヒーハウスは女人禁制だったそうだ。コーヒーハウスに女性が出入りすることは、頑固で保守的な男たちからみると眉をひそめることだったのだろう。だからここライプツィヒでもコーヒーハウスに出入りするのは先駆的な少数の女性だけだったらしい。しかし作詞者のピカンダーもバッハも明らかに女性の肩を持っている。頑固親父はコケにされ、 娘は高らかにコーヒーを賛美し、結局は娘の作戦勝ち、最後は娘、父親、解説者全員揃ってコーヒー讃歌、  

 「ネコがネズミを見逃さないのと同様女性はコーヒーを離さないでしょう」  
手放しのコーヒー讃歌だが、スポンサーがコーヒーハウスであることも考慮しなければならないだろう。 

10/25/2012

第26回リザーブコンサート




Präludium & Fuge C-dur BWV 547  J.S.Bach

 開催日が11月11日だから残り2.5週間を切った。  
今年の幹事団体はアンサンブルO   ご苦労様です。  
7月ごろ今回の申し込みmailが送られて来たが、今回HRCは参加を見送る事になった。16回以来連続で参加して来たので、ちょっと寂しい気持ちもあるが、  今回は人員と練習時間の確保に問題があり断念する事になった。常連の団体は幾つか参加すると聞いているが、詳しくは幹事団体より参加団体名、演奏順序など連絡してくると思う。  
ただ私はリコーダーオーケストラRicco Suono で参加するので、縁が切れるわけではない。   

Ricco Suono ではJ.S.バッハの「プレリュードとフーガ」ハ長調BWV547 ( Präludium & Fuge C-dur BWV 547  J.S.Bach) を演奏する。オルガンの曲だが、  リコーダーに置き換えて演奏する事になる。    
リコーダーであれば音程など個々に調節が出来るから、オルガンのような濁った和声でなく純粋な和声が得られるはずだし、音も一本調子でなく 、微妙な 表情をつけることも可能になる。ただそれは一定以上の技量と練習量があって始めて可能になるのだが、今の私たちにとって簡単なことではない、下手をすれば烏合の衆になって手が付けられない

残された時間なんとか頑張ってみるしかしないでしょう。
写真はプレリュードの出だしの部分、Petrucci Music Libraryよりダウンロード出来る。バッハ自身の手稿かどうかは確認していない。 

10/13/2012

コーヒー・カンタータ


BACH Be silent,not a Word  No.4.Arie

バッハの曲で「羊は安らかに草を食み」とよく似た組み合わせの曲がある。コーヒー・カンタータBWV 211「アリア:ああ、なんてコーヒーはおいしいんでしょう」これはヴォーカルのソプラノとフラウト トラベルソの組み合わせだが、お転婆娘と父親のコーヒーをめぐる論争だけに「羊は・・」のような  のどかな感じでは無く、かなり鋭いやり取りが感じられる。  

この曲を始めて聴いたのは「林りり子門下生」の演奏会だった。

この「林りり子門下生」には当時  N響とか日フィルとか名だたる交響楽団のフルート奏者が名を連ねていて、この奏者達が、フルート以外のプロ奏者を伴って意欲的な曲を次々と披露してくれたのだ。しかも無料。そんな中でこの曲を聴いたのだ。トラベルソではなくベームフルートで演奏したわけで、ソプラノとフルートの(鋭いやり取り)が印象に残っている。  

この門下生演奏会にはもう一つ思いでがある。
「コーヒー・・」と同じ演奏会だったかどうかはっきり覚えていないのだが、その時は後ろの方の席で聴いていたのだ。周りにはかなり空席があった。
演奏会の中頃、私の隣の席にあまり背が高く無くがっちりした感じの外人が来て座った、グレーのセーターのようなラフなスタイルだったか。顔を見たら、何とニコレその人、  こりゃ大変!何か挨拶しなければ、と焦ったけれども頭の中は真っ白、(ドイツ語の単位はかろうじて取ったはずだが)アワワワとわけのわからない言葉を発しつつ、当日のプログラムとボールペンを差し出した。彼は気軽に余白にサインしてくれた。周りの観客も気がついたらしく何人かがサインをもらったようだ。間も無く楽屋にでも挨拶に行ったのだろう、ニコレはいなくなってしまった。

保存してあるはずのサイン入りプログラムは探したけれど見つからない、歳月に押し流されてしまったのだろう。そしてニコレさん今どうしておられるだろか、当時の私にとっては、神様のような存在だったのだ。

9/30/2012

第22回昼下がりコンサート終了

センチメンタルジャーニー演奏中


第22回昼下がりコンサートが終わりました。
台風17号が関東に向かっているため心配しましたが、到達前に終了することが出来ました。
観客の方も思ったより多く来て下さり、演奏自体も私達としては充実した演奏が出来たと思います。

プログラム
甘き喜び J.S.バッハ  リコーダー合奏
今こそ別れ ジョンダウランド  リコーダー合奏+ギター
羊は安らかに草を食み J.S.バッハ
  Alto Recorder(2)  Vocal(Sop.)の代わりに Tenor Recorder
    通奏低音 Bass Recorder(2)
唱歌メドレー   牧場の朝、富士山、我は海の子      Tさん編曲
懐メロメドレー 桜貝の唄、あざみの歌、水色のワルツ Tさん編曲
センチメンタルジャーニー  クラリネット ギター パーカッション
アマポーラ            クラリネット ギター パーカッション
山小屋の灯火           リコーダー合奏
一杯のコーヒーから        リコーダー合奏

アンコールに「里の秋」を初見演奏


9/23/2012

羊は安らかに草を食み



カンタータ「楽しき狩りこそ我が悦び」BWV 208 からパレスのアリア
「羊は安らかに草を食み」

 バッハはリコーダーソナタを作っていないらしい。

これはバッハの周りの環境がそうさせたので、リコーダー奏者にとって残念と言うしかないが、ブランデンブルグ協奏曲やカンタータなどでは、有効にリコーダーの特性を生かして使っている。特にこの「羊は安らかに・・・」バッハからリコーダー奏者への最高の贈り物とも言えるのでは無いだろうか。バッハ27歳の作品。

通奏低音に乗ったアルトリコーダー2本で始まるとパステルカラーで描かれた絵の世界。
ソプラノ歌手が歌い始めるとリコーダーは少し後ろに下がり、細かく揺れながらか音を紡いでゆく、そして  時には前面に出たりしながら、至福の時は流れる。 

数年前この曲を演奏した事がある。偶然のチャンスで音大の声楽科を卒業されたばかりの方に歌ってもらった、地元のクリスマス会で演奏したはずだ。当時の録音を聴いて見ると、リコーダーは余裕がなく、音を出すのが精一杯と言う感じだ。でも当時を思い出すと練習も本番も楽しかった。こんな機会はおそらく2度は無いだろうと考えていた。  

ところが歌手の方が当時のことを覚えておられて、もう一度歌いたいと声をかけて下さったのだ。発表の場は、ピアノ発表会での賛助出演という形だ。またあの曲が演奏出来る。早速2ndアルトや通奏低音のバスリコーダーなどお願いして練習を開始した。以前よりは余裕で演奏できるから、楽しい演奏が出来ると期待が膨らむ。


YouTube を検索するとすると、幾つかヒットするのだが、リコーダ2本と歌手の組み合わせが見つからない、オーケストラで演奏するのは大げさ過ぎるし、フルート2本でも味が出ない、この組み合わせを実現するのはアマチュアにとって難しいことなのだろう。

リコーダーの世界からみればアルトリコーダー2本の奏者を揃えるのは簡単だが、 ソプラノ歌手を探すのは難しい、その上この一曲の為に演奏会に足を運んでもらうとなると、躊躇してしまう。
また歌うグループから見ればソプラノ歌手は居るが古楽器のリコーダー2本を揃えるのは簡単ではない。

こんなことを考えて見た
もし声楽をやっておられる方が自分たちにの演奏会に「パレスのアリア」を歌うなら、声をかけてもらえば、リコーダー2本奏者付きで出かけていく。
ギャラの代わりにリコーダーの演奏会たとえば「リザーブコンサート」とか「フレンドシップコンサート」等 都合の付く演奏会に一回出演していただく。
こんな交換条件はいかがでしょうか。


9/22/2012

バルサンティ ソナタ二短調 作品1-1


 今回の発表会で私の演奏したのがこの曲


ソナタ二短調 作品1-1 「リコーダーと通奏低音のための6つのソナタ」 1724年London

作曲者のバルサンティはイタリア人でイギリスに渡りロンドンで活動した。
作曲だけではなくフルート、オーボエ奏者あるいは弦楽器奏者としても活躍したらしい
当時のロンドンはヨーロッパ最大の商業都市でドイツやイタリアのミュージシャンたちはロンドンでの成功を目指して集まったのです。その中で最高の地位を得たのがヘンデルでしょう。

  
当時のイギリスは産業革命前夜というかワットの蒸気機関はまだ発明されていなかったが、ニュートンも活躍していたし、ニューコメンの大気圧機関などがあり、植民地政策を背景にした貿易や紡績などは莫大な利益をもたらし、多くの富裕層を生み出していたのだ、オペラの上演や演奏会なども数多く催されていたのだろう。また聴くだけでは無く自ら演奏してみたいと考える人たちも現れ、そのような人たちにとってリコーダーは手頃な楽器であり、ブレッサンやステンズビー父子のようなリコーダー製作家が現れ、リコーダーの為の楽譜も盛んに出版されたのだろう。

このバルサンティのソナタ集もそのような要求に応える形で出版され、数年後再版されているから、人気があったに違いない。プロフェッショナルの為の曲では無く明らかにアマチュアでも演奏できるレベルで作ってあるし、聴くと難しそうなフレーズも実際に演奏して見ると、比較的簡単に出来る指使いで演奏にできる仕掛けになっていたりする。     

その点バッハなどは必要な音を手加減無く要求してくるので、演奏が難しいのだが、バルサンティはアマチユア演奏家には人気があったのだろう。
などと言っても私のレベルでは決して簡単では無かったけれども。

ソナタ1以後も面白そうな曲が並んでいるのでぜひ取り組んでみたいと思っている。

9/09/2012

発表会終わりました

ゲストの芸大生による演奏



細岡ゆき門下生発表会 2012年8月11日 近江楽堂

 前回の開催が2010だったから2年ぶり、

プロのチェンバロとガンバを後ろに従えて一人でソナタを演奏会する機会などほとんどないのだから、このような機会はのがしてはならないと思う。

プログラムを見るとソロで挑戦する人がもう少しいても良かったと思う、時期が夏休み最盛期と重なっていたため、参加をあきらめた人もいたのではないかと想像する。参加者はそれぞれレベルや課題が異なるにしても、努力して乗り越えた達成感は他では得られないほど大きいのだから。

プロ奏者との共演など尻込みしてしまう方もいると思うが、たとえ下手な演奏でもしっかり寄り添って盛りたててくれる、決して突き放したりはしない。

私はバルサンティのソナタ1番を選んだ。楽譜はペトルッチ楽譜ライブラリーからダウンロードした。また参考のためリコーダーJPの伴奏CDブックも駅前の楽器店経由で取り寄せた。6月ぐらいから練習を始めたが、途中ケーナの演奏などがあったため中断したりして、最終のチェンバロ、ガンバとの音合わせは本番4日前だけとなってしまった。本当は2回音合わせの日があったのだが、時間の都合がつかなかったのだ。この辺は日中勤めを持っている人間にはつらいところである。
そこそこ仕上げたつもりで「音合わせ」に臨んだのだが、チェンバロやガンバの音が鳴り響くと緊張してしまう。とりあえず何とか演奏をしてみる。

「一音一音を出すことに集中しすぎて、全体の流れが解っていない。少し大きなフレーズの中で自由に流れをとらえるべき。」なるほど!   ここは泣きの部分だからスラーでしっかり。ここの上昇部分は巻き上げる。ここはチェンバロが休みなのだから自分でテンポを決めて変化を楽しむ。など 、、、これだけ指摘されると「こんな感じの曲かな」などと思っていたイメージが大きく変わり、何とチャーミングな曲なんだと思ってしまう。でもそれを表現できることは別次元、 いろいろな指摘されたけれども、本番まではあと4日。
帰る途中で、武蔵小杉のスタジオアイシャに寄った。ここは小さな防音室がいくつかか設置されていて、楽器の個人練習に便利なのだ。1時間ほど「おさらい」をした。あと一回は地元の文化センターで夜HRCの練習に確保してあった部屋を一人で使用させてもらった。

後はバタバタと当日になってしまい、自分の演奏になった、多少は緊張しつつも以前のようにメチャメチャに上がることなく演奏を終える事が出来た。演奏中は目の前の楽譜に集中しているだけでなく、練習中の事や観客のことをフッと考えたりする、その時指や体は自動演奏していることになる。

私にとってもう一つの事件、それは息子夫婦が孫を二人連れて来てくれたこと、息子が演奏時間を確認してきたので、適当に答えておいたのだが、途中演奏の切れ間に孫を連れてドドと入って来た時は我が目を疑ってしまった。もちろんその分演奏に気合いが入ったことは言うまでもない。
最後に「おじいちゃんへ」とカードが添えられた小さな花束をもらった。花束などもらう機会など今まで全くなかったから感激してしまった。

後で孫に演奏の感想を聞いたところ「大体良かったけれども一か所おかしいところがあった」とのこと。確かにその通り、恐るべし。

7/24/2012

さようなら原発10万人集会




さようなら原発10万人集会に参加した。今まで何もしていなかったのを後ろめたく感じていた。

一方、私は技術系人間であった訳で、高品質な電力を安定的に供給するのは関係する技術者たちの大変な努力の積み上げがあるわけだし、また新技術の風力太陽発電やスマートグリッド等にも未だ乗り越えなければならない課題があることを思えば、「原発を止めて自然エネルギーに切り替えるべき」等と気軽に発言出来ないのだ。

 以前中国に滞在していた時、そこは慢性的な電力不足で当局の指導のもと土日は出勤して工場を動かし、休日は指定された平日に取るよう指導された、電力の使用を平準化してピークを抑えるためだ。それに違反すればペナルティで電力の供給を止められてしまう。しかしそれを順守していても突然ドカンと停電してしまうのだった。
お隣の韓国でも突然の大停電をやってしまい、「これでは三流国だ」などと関係者が罵られたことも最近のことだ。

 しかし福島の原発がまだ何も完了していないのに、他の原発を再稼働を強行するなどは、裏で策動している勢力があるに違いない。

とにかく参加してみよう。最寄りの駅は混雑が予想されるるため代々木八幡駅下車、しかし駅構内からして既に行列状態、人の流れに乗ったまま代々木公園に到着、会場中央舞台の前に位置を決めるのに、既に人はいっぱい、労働組合などの「のぼり」も多かったが、個人参加しているらしい人もかなり混じっている。その他共産党XX支部や宗教団体、日の丸を掲げているグループもあった。とにかく雑多な人たちの集団なのだ、著名な呼びかけ人達の話もそれぞれの立場を反映して微妙に異なる部分もあるのだが、反原発という点では一致している。

とりあえず集会は17万人を集めることが出来たのだから成功したといえるだろう。あとは今後これの量と質をどのようにして高めて行くかが私自身も含めて問われることになる。

帰り際に若い二人ずれに声をかけられた。写真をとってほしいのだそうだ。受け取ったカメラのファインダーに手作りの小さななプラカードを置いて微笑む二人の顔があった。
私は「もう一枚、もう一枚」と言いながら3回もシャッターを切ったのだ。  

7/16/2012

リコーダーオーケストラとメーリングリスト


 リコーダーオーケストラRicco Suonoの連絡用にメーリングリストを使用したらどうだろう。との提案があり、私にその役割が回ってきたのだ。メンバーは色々なところから集まってくるが、練習が終わるとすぐにバラバラになって帰ってしまうのでお互いにどんなグループに属し、どんな人なのかもよくわからない、月一回か二回の練習なので、印象が薄いのか、次の練習では前回受けた注意がすっかりリセッットされていたりする。練習以外でもお互いに連絡を取り合ったりできれば、もう少しリコーダーオーケストラに力が入るのではないだろうか。  

少し調べて見たが、Yahooやgoogleなどでもメーリングリストはやっているが、能書きを読んでも、あまりよくわからない、実際に使って見ないとわからないことも多いのだ。携帯には対応していないメーリングリストもあったりする。少し試行錯誤の後 freeml を使用することに決定した。これは単純にメーリングリストとしての機能だけではなく、掲示板やカレンダーも付属していて、便利に使用出来そうだし、参加者がそれぞれマイページを持てるので、自己のプロフィールを書き込んだり、アルバムやブログを紹介することが出来る。

問題となるのは、参加者のパソコン環境の違いだろう。パソコンを所有してなかったり、所有していても手を触れない人もいる。メーリングリスト導入によって、受け取る情報に差異が生じてはまずいわけだが、  ここは消極的に考えるのではなく、それぞれが一歩前進してもらい掲示板やカレンダーを有効に利用してもらいたいと思う。もちろん携帯だけでもメールは受け取れるが、パソコンも使用することによって掲示板やカレンダー、さらには練習の録音をダウンロードして聴くなど工夫によって用途は大きくて広がってくる。

徐々に慣れて使ってくれるのが良いが、今練習日を決めるのに、会場の決定とか参加出来るとか出来ないとか、10通ほどのmailが飛び交っている、私は携帯をセカンドmailに設定してあるので、職場にいても全員のmailが読める。mailの数が多くてびっくりする方もあると思うが、一部の人だけに情報が集中するより、全員で情報を共有する方が良いに決まっている。

<練習が終わった後、10分程度の「おしゃべりタイム」を設け、練習の感想や次回の練習の予定などをワイワイ話し合う>
そんな感じでメーリングリストを利用してもらいたい。

私はリコーダーだけでなく、ケーナのグループにも属しているので、このグループにもメーリングリストを勧めて同じfreemlの中にケーナグループ用のメーリングリストを作った。これは簡単に出来た。構築はリコーダーですでに経験済みであるわけだし、マイページは両者共通で使える。  
どちらのメーリングリストも十分活用してもらって情報交換や親睦に役立てて欲しいと思う。  

6/06/2012

コンドルは飛んで行く-2


 前回テブノーの翻訳の最後に、iTunes StoreやAmazonで検索をかける話をした。私はその時、フォルクローレを演奏するグループはほとんどが"El Condor Pasa"を演奏しているから、50曲ぐらいヒットするのではないか程度に考えていたのだ。iTunes Storeで"El Condor Pasa"で検索をかけてみた。ついでに「全てをみる」のボタンを押したら、なんと1200もヒットしてしているのだ。アルバム名が"El Condor Pasa"になっていて、実際は別の曲の場合もあるから、実際はその2/3と見積もっても800もあることになる。フォルクローレのグループだけでなく、その他の楽器や、歌もある、これほど幅広く演奏されている曲だとは思わなかった。(Amazonでも同じ程度ヒットする)

 ジャンルもLatino ポップ、ワールド、サウンドトラック、ヴォーカル、ビッグバンド、New Age,イージーリスニング、・・なんでもありだ。    

 楽器も ケーナや笛類だけではなく、金管楽器、サキソホーン、ヴァイオリン、 ジャズボーカル、朝丘雪路の歌まで見つけた。        

 それぞれ試聴出来るから少しずつ聴いてみるのも楽しい。MP3のダウンロードシステムならではの楽しみだろう。CD購入時代には考えられなかったことだ。  一曲が150〜200円程度だから、コレクションすることも出来る。本来はそれぞれのアルバムに加えられた一曲にすぎなかった曲でもこのように集めてみるとそれなりの意味を持ってくる。
iTuneストアでもAmazonでもそれぞれプリペイドカードがあるので、ダウンロードも安心して出来る。

少し気になった曲を挙げてみると、
フォルクローレ系では、どのグループも色々工夫して楽しませてくれる。ケーナに絞って考えると、オラルテ、テブノー、だろうか?テブノーは、テクニシャンぶりを発揮し、オラルテは、ケーナをたっぷり歌わせている。
そして森山良子が丁寧に歌いこんでいる。バックも出しゃばることなく決まっている。ケーナも歌える楽器だが、人間の声には かなわないと感じてしまう。
   
さらに極め付きはプラシド・ドミンゴだろう。オーケストラをバックに豪快に歌う、オーケストラにサンポーニャを絡ませるオマケ付き(あるいはパンフルート)
フォルクローレとして通常演奏される雰囲気とはずいぶんかけ離れている。
 しかし   作者ロブレスが最初に作曲したのは、「コンドル・カンキ」という民族独立のために戦った英雄の音楽劇の序曲の一部だったそうだから、ロブレスの脳裏に壮大なオーケストラの響きも浮かんでいたかも知れない。

これだけ多岐に渡って演奏される曲はそんなにあるわけではないだろう。  
かの名曲 J.S.Bachの管弦楽組曲第3番のAir(通称G線上のアリア)に匹敵するのではないだろうか。

ぜひEl Condor Pasaの森をさまよって見ることをお勧めする。


6/03/2012

多摩川でケーナの練習




仕事の帰り、多摩川の河原でケーナの練習を始めた。リコーダーは屋外での演奏には向かないが、ケーナは問題ない。
この場所は大きな岩があり、腰かけて練習するのに都合がよい。しかし最近は釣り人が多く、遠慮してしまう。先日などは岩の上に寝ている人物までいたので、せっかく河原まで行ったのに、練習を断念してしまった事もある。

昨日は夕方に雷を伴った豪雨があり、その後晴れたのだ、釣り人達は逃げ帰っただろうと考え、河原に行ってみると、果たせるかな誰もいない。
お気に入りの岩に腰かけて、コンドルの後半やペルーの太陽、アナ・アニタ、アイルランド民謡のサリーガーデンなど思いつくまま40分ほど吹きまくった。週3回ほどこんな練習が出来ればもっと上手くなれると思うが、それが難しい。

写真はその時使用したマルセロ・ペーニャ G管 バンブー製で音程調整の為指孔を修正してある。木製の楽器に比べてバンブー製は音程に少し難があり、音もかすれたような感じだが、音の立ち上がりが良く、フォルクローレには向いているかもしれない。しばらくはこの楽器を使用することになりそうだ。

6/02/2012

ストリートミュージシャン





中国珠海で見かけたミュージシャン
休日に中国珠海の繁華街に出かけた時のこと。かん高いショームのような音が聞こえる、近寄ってみると、 3人の楽師達が演奏していた。


楽器は左から京胡(ジンフ)、哨吶(スオナ)、笙(シェン)である。遠くからは、スオナの音だけしか聞こえなかったが、この距離まで近づくと京胡や笙の音も聞こえる。京胡は二胡よりも胴体が小さいので音も鋭い。スオナはショームに分類されるダブルリードの楽器、笙も思ったよりも低い音がオルガンのように鳴っていた。

バケツにお金をいれて行く人もいて、かなりの量が入っているように見えた。
珠海はマカオに隣接する中国側の地区で亜熱帯に属する地域、背後にはヤシなどの植物が見える。

7月で日差しは強烈、気温もすでに30度を超え湿度もかなりある。  演奏技術はそれほど高いとは思わなかったが、慣れた感じで延々と演奏は続いていた。  

5/13/2012

コンドルは飛んでゆく"El Condor Pasa"


 今からウン十年前、私の職場には常にFM放送が流れていた。
当時の私はポピュラー音楽にあまり興味が無かったので、あまり覚えていないのだが、ある時期同じ曲が一日に、10回以上も流れた。サイモンとガーファンクルの「コンドルは飛んで行く」 だ。
まとわりつくような独特の雰囲気で、あまりに頻繁に放送されるので、作業をしている女性にそのことを言うと、にっこりと微笑んで「私この曲大好きなの」と言ったのだ。使用している音階が日本人が固有の音階に極めて近いため親しみを感じたと思われる。しかし私にとってその曲はそれ以前にも聴いた記憶がある。確か労音主催の音楽会だったような気がする。そこでケーナで演奏されたのだ。その当時は後年こんな文章を書くことになるとは夢にも思わなかった。

駅前などで南米系の人達がケーナ等を演奏している。なかなかの演奏だと思うが、通行人は止まらず通り過ぎてしまう。ところがコンドルは飛んでゆく"El Condor Pasa"を演奏すると、立ち止まる人が現れ、結構な数の人達が演奏を聴き、終わると拍手がでたりする。日本に限らず世界的にヒットしたのだからこの曲には特別なエネルギーが備わっているのだろう。最近ふと気がついて愛用しているiPodの中の曲を曲名で並べ替えて見たら、"El Condor Pasa"がなんと10曲も入っていたのだ。
この曲の出生についてはwikipedia にくわしくまとめられている。

南米で伝統的な民謡から世界に向けたフォルクローレが創造されているころスイス国籍のレイモン・テブノーがケーナの音に魅せられ南米ペルーで活動することになる。
彼の著作「ケーナとフォルクローレのラテンアメリカ曲集」はこのブログでも紹介したことがあるが、その中にコンドルは飛んでゆく"El condor Pasa"に関する項目があるので紹介したい。
QUENA  Y  FOLKLORE  LATINOAMERICANO   POR:RAYMOND THEVENOT
LIMA-PERU,  1979

・・・・・・・・以下彼の著作からの翻訳・・・・・・・
数多く議論されてきたメロディ"EL CONDOR PASA"「コンドルは飛んでいく」に関すること

信じられない混乱がアンデスのフォルクローレに存在する。それはほとんどダメな民俗学者たちの高慢さとうぬぼれに原因がある。それらの大部分は民謡であると主張し(もちろん間違いだが)そして本当の作者がだれで有るか知らないのだ。一つのメロディーには2人の異なる作曲者がある場合がある。
幾つかの演奏グループは本来演奏スタイルが定まっている地域からテーマだけをもらって、別の地域のスタイルでそれを解釈してしまう(ペルーに多い)。
同じ曲なのに3っの異なる題名で3っのレコードに記録されている(それぞれの国の要求により)

これは世界に知られたアンデスの曲"EL CONDOR PASA"のケースです、公式に登録されたペルーの作者 Daniel Alomias Roblesが存在するにも関わらず。
 a) アルゼンチンと同様にボリビアでもそのメロディーの起源を主張している。
 b) それはアルゼンチン「民謡」の様なタイトルのレコードで散見されます。
 c) ロス・インカスのディレクターJ.ミルチベルグはエル・インカの名前で"El Condor Pasa"を出している。(彼はただ編曲しただけなのに)あるアルゼンチンのケーナ奏者やヨーロッパで作られたグループではエル・インカを作者として "El Condor Pasa"をレコーディングしている。
 d) アメリカのデュオ「サイモンとガーファンクル」は英語バージョンのバックコーラスとしてミルチベルグのアレンジを使用し、それは世界に大ヒットした。
 e) ある解説者は "El Condor Pasa" を「インカのFox」 あるいはアンデス民謡としてみなしている。
 f) ペルーの民族学者でさえ創作を否定している。いわく、ロブレスはアンデスのいろいろなメロディ ーを組み合わせただけだ。
 g) 通常ペルー人は、はっきりした演奏スタイルが決まっているわけではないのに、クスコ・スタイル で解釈してしまう。

<<真実は>>
オリジナルのスコアは"Daniel Alomias Robles"が所有している。と言うことです。(ペルーのワヌコ出身、1871~1943)
"El Condor Pasa"の著作権は、1933年米国で公式に登録されました。

 オリジナルはピアノ向けで、symphonic poem(交響詩?)のようにアレンジされている
 1)  最初の部分はイントロで1ページ、コンドルの飛翔を思わせる装飾とアルペジオ
 2) そのあとメインテーマがゆっくりのパサカージェ(Pasacalle)で始まります(ロブレス自身が 呼んだ、”インカのFox”とは違う)
 3) そしてそのあとワイノ(Huayno) 「より早く」

この曲がピアノで演奏されるのを聴くとフォルクローレ的ではなく、クラッシックの「アンデスファンタジー」のように感じる。

ペルーのグループがこの曲を解釈した時もっとフォルクローレ的に変える為、色と雰囲気を以下の方法で変更した。
 1) イントロのピアノ装飾の部分を省くこと。
 2) 直接メインテーマでスタートする。それは2度繰り返される
   a) 最初はゆっくりのヤラビ(Yaravi)
   b) 次は同じテーマだが早いパサカージェ(quick pasacalle)
 3)  最後はワイノ(Huayno) 何回か反復される。

私たちは、この新しいバージョンがより民間伝承的でロブレスによって書かれたものよりよく思えることを認めなければなりません。それはさらに最近ペルーで最も一般化されたバージョンです。
 ボリビアとアルゼンチンの奏者は中央部分を省いて "El Condor Pasa"を演奏します。(繰り返されるペルーのパサカージェ部分を省く)
 「サイモンとガーファンクル」に関しては比較する意味が無いでしょう。彼らは最後のワイノ(Huayno)まで省いてしまった。
最後に残る疑問は、中央のメロディー(Yaravi)そして最後のHuaynoがロブレス自身によって作曲されたのか、あるいは彼が聞いた幾つかの民謡に霊感を得て作ったのかと言うことです。

  それはロブレスだけが答える事が出来ることです。
・・・・・・・・以上彼の著作からの翻訳終わり・・・・・・・

私のiPod の中にこの曲が10曲入っているが、それぞれに工夫があり楽しめる。もちろんテブノーの技巧的な演奏やオラルテのじっくり聴かせる演奏など・・・
iTunesストアやAmazonを探すとまだかなりの数を見つける事が出来る、南米のフォルクローレを演奏するグループは必ずと言ってよいほどアルバムにこの曲を加えているのだから。

4/28/2012

Tさん編曲の楽譜




HRCのプログラムには、青い山脈、美空ひばりメドレー、鈴懸の径、・・・・の様な曲が混じっているが、これは全部Tさんの編曲なのだ。
本来ならTさんの経歴を紹介したいのだが、ご本人の希望によって差し止められているので、残念ながら書くことが出来ない。 
        
一般の人たちの前で演奏する場合、ルネサンスやバロックの曲だけでは、なかなか親しみを持ってもらうことが難しい、しかし上記の様なポピュラーな曲を加える事によってぐっと親近感が増すと思う。    

 HRCの練習の終わり近くなると、こんな曲を作ってみました。とTさんが楽譜を配り、みんなでざっと合わせてみる。一回でOKとなる場合もあるが、不具合があれば、その場で楽譜を直したり場合によっては持ち帰って直してもらう。最初の頃はぎこちない部分もあったが、最近はコツをつかんだらしく、リコーダー合奏に適した編曲になってきたと思う。     
新しい編曲が次々と出来てくるので、ほぼ月一回のペースで「昼下がりのコンサート」や老人ホームでの演奏をこなす事ができるのだ。   

先日のフレンドシップコンサートの懇親会でも楽譜があれば演奏して見たい、との要望があり、Tさんも喜んで楽譜がを提供してくれる事になった。とりあえず楽譜が揃っている3曲を準備した。  どの曲もHRCで演奏済みの曲でありパートもHRC用に5声部になっているが、それぞれのグループに合わせて工夫して演奏して下さい。マラカスなどの打楽器なども加えると面白さが倍加すると思います。

著作権が残っている可能性がある楽譜を無制限に公開することは出来ないので、私宛にmailを下さればPDFで送ります。

リコーダー合奏用楽譜

<青い山脈> ( ソプラノ、アルト1、アルト2、テナー、バス  )
永遠の青春歌、歌詞カードがあれば若い人でも歌える。
 作詞:西條八十  作曲:服部良一

<山小舎の灯> ( ソプラノ、アルト1、アルト2、テナー、バス  )
昭和22年NHKのラジオ歌謡として発表された
作詞作曲:米山正夫

<一杯のコーヒーから> ( ソプラノ、アルト1、アルト2、テナー、バス  )
唱和14年コロムビアレコードより発売された歌
作詞:藤浦洸 作曲:服部良一

 曲目は順次追加して行く予定です。

4/08/2012

フレンドシップCD編集





フレンドシップコンサートのCDを編集し必用枚数を焼き増ししたので、現在発送手配中と思う。

 CDの編集作業を書いておきます。特別な事をしているわけではなく、目新しい事は何もない普通の作業です。録音については別に書いてみる予定です。

録音はRoland R-05で三つのファイルに分割して録音してある。 (wav 16bit/44.1kHz)         
それぞれのファイルのサイズはほぼ1GBある。あまり大きなサイズにすると後処理が大変だったりするのでこのくらいが適当なのだ。編集して余分な部分を削れば、ほぼCD1枚分のサイズとなるはずだ。  
これをMacに入れてPeakという編集ソフトで加工する。かなり古いMacでPeakのバージョンも古いのだが、(Power Mac G4,Mac OS X10.2.8,Peak4.1)  使い慣れたこのソフトが手放せない。
またR-05 からデーターをMacに取り込む場合USB経由で取り込む、MacにもUSB端子があるが、古いUSBなのだろう、スピードが遅くて時間がかかる、でも仕方ないか、以前のHDD録音の時はCDに焼いてデーターを取り出していたのだから。またPeak の場合、 AIFF,WAVE,等各種の形式でに対応している、今回はWAVE で処理を行う。 
   
写真は加工途中のPeak の画面である。水平方向が時間軸で縦方向が振幅を表している。  
表示波形はフレンドシップコンサートの三分割ファイルの一番最初、NHK文化センター町田教室からヴィア・モンテビアンコまで6グループ約21トラック分が表示されている。

編集作業
 1GBのファイルに20曲程度の曲数があるのでそれぞれの曲の出だしと終わりの部分にマーカー(白色の矢印)を入れる。
実際の作業としては、音を聞きながら、時間軸を拡大したり縮小したりしてマーカーの位置決め、打ち込んで行く。時間軸の拡大や縮小、マーカーの打ち込み、は全てキーボードのショートカットで行うことができるので便利だ。もちろんオーディオの再生、コピー、カット、ペースト、削除等も全てキーボードで操作できる。

編集作業中の音は、ヘッドホンで聞く事になるが直接PCにつなぐとノイズが乗ったりして決していい音ではなく、疲れてしまう、ぜひUSBオーディオインターフェイスを使用して欲しい、編集作業時だけでなく、YoutubeやiTune等、いい音で楽しく聞けますよ。最初からパソコンに付属しているデジタル→アナログ変換やヘッドホン出力用のアンプなどは付録で付いているような物で決していい音は望めない。

 写真では拍手等の不要な部分は削除してある。  下側がRチャンネル、上側がLチャンネルのステレオ録音。
マーカーの位置決めはこのままでは出来ないので、水平方向の時間軸をうんと拡大し、音を聞きながらマーカーの位置を決めて行く。解説、拍手、演奏等、波形にそれぞれ特徴があるので見当がつけやすい。この画面のでは27本のマーカーがついている。(下側の写真は出だし部分の時間軸を拡大した)


このマーカーに従い、入れ替え時間や拍手などの不要な部分を削除して行く。マーカーの位置は曲の始まりと終わりにぴったりの位置ではなく、数秒間の余裕を持たせて置く、前の部分5秒後ろ3秒程度そしてこの部分にフェードイン、フエードアウトをかける。場内には常に低いレベルの騒音が存在しているので、全くの無音状態から突然曲がスタートすると、違和感がある。マーカーの位置は後から変更出来る  

 また録音時にレベルオーバーしないよう、安全を見込んで6〜7割程度のレベルで録音設定されているので、ノーマライズ処理(注1)をして、最大値のレベルが95%程度になるようにする。このように処理を行うと、リコーダー3本による演奏と20本の合奏も同じような音量になってしまうが、これは今回のCDの性格上 からきている結果であって、全体を通して聴くアルバムの様な編集であれば曲のレベルは細かく調整される必要があるだろう。 内容によってはコンプレッサー処理も有効だが、今回は使用していない。 またイコライザーや超低音域のカットも今回のマスタリング作業では行っていない。

 本来なら次にマーカーに従ってリージョンを決め、Jam形式で書き出し、マスターCDを作るのだが、外付けCD-ROMドライブが使い込みすぎたせいか、動作が不安定になっており、エラーが頻発するようになったため、使用を諦め、Windows マシンにデーターを移して焼き付けを行った。この場合ファイルはAIFF ではなくWAVE である

この場合 、ファイルはトラックごとにあらかじめ切り分けておかなければならない。トラックが多いので、混乱しないように、番号を振ったわかりやすいファイルネームが必用だ。トラックをコピーして neroやRxio の様なCD製作用のソフトにデーターを入れる。
ここでJamであれば、再度各トラックを聞く事も出来るし曲間の時間も変更できるのだが、簡易書き込みソフトではそれが出来ないので先ほどの番号を付けたファイルネームが大切になるのだ。私もそれでも不注意でミスしてしまい、痛い目に会ってしまった。  

焼き上がればこれがマスターCDとなる。これをCDプレイヤーでチェックする。トラックをは正常に表示されるか、曲間の時間は適正か、などをチェックして問題なければこれを焼きましする。HDD上にイメージを作り、それにもとずいて焼く方式が早くて確実だ。それと言い遅れたが、PC内蔵のオプチカルドライブは使用せず。外付けのCD-ROMドライブを使用することが肝要だ。

盤面への印刷
マジックインクなどで適当に書いて置くと 、後で内容がわからなくなってしまうので、演奏会名や日付、演奏団体等しっかり印刷しておけば、後でもう一度聞きたくなった時簡単に見つけることができる出来るだろう。CDケースのジャケット等作れば良いのだが、手間を省くため、盤面に印刷しただけで、薄型透明ケースに収めた。  

(注1) ノーマライズ処理
指定された範囲の中で音量のピークを検出して、そのピークが歪む直前まで全体をかさ上げする。これを自動的に行ってくれる処理。  従って曲中の音の強弱の関係はそのままに、また最大音量時も歪む事なく全体の音量を上げることができる出来る。  

3/25/2012

Garklein アプリ





iPhone/iPod用のアプリを紹介します。
リコーダー愛好家には、まずこれがお勧めでしょう。
ガークライン(クライネソプラニーノ)のアプリです(無料)
<有料になったようです \85>

KUNG社のSTUDIOシリーズGarklein の写真を使用しているようです。
本格的な演奏と言うわけにはいきませんが、十分楽しめるのではないでしょうか。
最大5本の指しか同時に押さえられないのはちょっと残念です、運指表もあります。



また実際の楽器を使用した音のサンプルも聴くことができます。これが可愛らしく素晴らしい演奏なのです。


KUNG社のホームページでもこのアプリを紹介していました。

3/18/2012

Ego sum panis vivus


フレンドシップコンサートで演奏した曲 
Ego sum panis vivus (我は生けるパンなり)

パレストリーナ(Giovanni Pierluigi da Palestrina) によるモテトゥスに分類される4声の曲
この曲も結局練習時間が不足のまま演奏会を迎えてしまった。できれば今後も練習に組み入れてもう少し仕上げて見たい。パートを入れ替えて練習してみるのも効果があるかもしれない。

原曲は4声の声楽曲で

同一のテキストがパート別にずれながら次々に歌い出す。拍を数えているようではダメで、他のパートのきっかけや絡みを覚えて歌い出さなければならない。拍を数えていると聴いている方でもそれがわかってしまう。 

この部分のテキストは(ヨハネによる福音書6:48-50)は有名な場所らしく、パレストリーナ以外でも何人かの作曲がある。

 YouTube でも、Ego ・・・で検索すると 簡単に見つける事ができる、私の推薦はこれ。画面は4声の楽譜になっていて、曲が進行するにつれて自動的に譜面がめくられる。さらにすごいのは同じ曲がソプラノ優先、アルト優先、テナー優先、バス優先と優先パートが左チャンネルから強調されて聴こえるファイルがそれぞれ別にアップされている事だ。もちろん優先なしのバランスファイルもあるから、5種類のバージョンがアップされていることになる。受け持つパートが決まっている場合はファイルを選ぶ事によって自分のパートが強調された演奏を聴くことが出来るわけだ。下記は優先なしのバランスファイル

http://www.youtube.com/watch?v=ms2rkmsL4DY&list=FLxWlAd_uQOwZ25pE-L2q8YQ&index=5&feature=plpp_video

 ソプラノが
 Ego sum panis vivus (我は生けるパンなり) と歌い出し、他のパートが追いかける

最後は
non morietur,  non morietur.(死ぬことはない)
の繰り返しで終わる。

Ego sum panis vivus
Patres vestri manducaverunt manna in deserto
 --------------------------
non morietur,  non morietur.


ラテン語は解らないのだが、楽譜の最後に英語で聖書の該当箇所が記載されている

I am the bread of life. Your forefathers ate manna in the desert,but they died.
This is the bread which comes down from heaven he who eats of bread will not die.(John 6:48-50)

日本語聖書による同じ部分を引用する (ヨハネによる福音書6:48-50)
「私は命のパンである。あなた方の先祖は荒野でマナを食べたが、死んでしまった。
しかし、天から下ってきたパンを食べる人は、決して死ぬことはない。」

 <キリスト教徒でもない私が無謀にも解説をしてみる>

マナとはモーセが民を率いて荒野をさまよった時、神が与えてくれた食料である。 神から与えられたとはいえ非常用の食料 。しかし今度のパンは永遠の命を保証されるパンなのである。つまりはモーセは予言者の一人ではあったが、今回のイエスはもっと格が 上で、「神直属」であることをこの箇所で表明している文章。

それにしても英文の率直な表現は本当にこれで良いのかと驚いてしまう。「ジョン 6:48-50」とあり、中学の英語で習ったような構文と単語が並んでいる。 

iPod touch とキーボード



iPod touch は音楽を聴くツールというより、携帯用端末として考えても良い、  もちろん音楽は聴いているが、今一番重宝しているのはこれ。
Evernoteとキーボードの組み合わせ。
Evernote はクラウドで文章や写真を共有出来るアプリだ。
これをiPodとパソコンにインストールしておけばPCで作成した文章はiPodでも読める、またiPodで校正した文章はPCでも読めるから、それを確認してから、Webにアップする事もできる。
わざわざUSBメモリにコピーして移動させる必要がない。
ただiPodで文章を入力する場合画面のキボードで入力するのは、キーボードが小さ過ぎて指が他のキーに触れて うまく行かない。タッチペンを使用すればミスタッチによる誤入力は少なくなるが、一文字ずつの入力なのでまどろっこしくせっかく頭に浮かんだ迷文句も一字ずつ入力しているうちに、忘れてしまう。ここは思い切ってキーボードを導入しよう。

iPodに使用できるキーボードはいくつか販売されている。Bluetoothで接続するタイプで、小型の物、あるいはシリコンラバー製で丸めて収納出来るタイプ、折りたためるタイプ等があるが、  ELECOMのTK-FBP019EBXを選んでみた。折りたためるタイプで広げると30cm弱になり通常の感覚で打ち込める。それにiPod用のスタンドも付属している。電源は単四電池2本でニッケル水素電池も使用可能なので便利だ。ただコピー、カット、ペーストでキーボードショートカットが使えず、IMEも電話的おせっかいに先行して変換してくれるので、戸惑ってしまうが、単語単位でどんどん入力できるのは気持ちがいい。    

本来iPod Touch は、iPhone とほぼ同様の機能を有し、双子の兄弟のような関係である。だから携帯電話的な機能が組み込まれているので、私のような文章を作成するツールと考えると不便な点が見えてくるのはある程度我慢すべきなのかもしれない。

画面が小さいのは仕方がないが、タッチパネルのキーボードが画面の半分以上占めているので、今打ち込んでいる部分がかろうじて見える程度で文章の前後関係が見えない。
キーが小さくて、タッチしづらいのは、タッチペンの使用で、何とかなるにしても、句読点や数字を入力する場合、キーボードを切り替えなければならず、(もちろん英文の場合も)その度に思考が途切れてしまう。そして一文字ずつの入力が基本となる。

外付けキーボードを使用すると、単語単位での入力となるので、断然スピードアップするし、思考が途切れることも少ない。 
 それと、和文と英文のキーボード切り替えはCommand+Space キーで反転するので、 便利だ。ただコピー、カット、ペーストのキーボードによるショートカットは使用出来ないが、矢印キーが使用できるので、選択範囲の変更や文字変換などの選択に利用出来る。
 まだ他の裏技などもあると思うが、今のところこれで十分な働きだと思っている。

ちなみに、例をあげて見ると、先日アップしたフレンドシップのプログラムは、急に職場でアップした方が良いと思いついたのだ。iPodとキーボードはカバンに入っているし、偶然プログラムも 持参していたので、打ち込んでみようと考えた。頭で文章を考える必要がないので、機械的にどんどん打ち込める。和文と英文もめまぐるしく変わるが、全く苦にならない。結局休息時間内に全部打ち込みが終わってしまった。ただ一点を除いて。一箇所ウムラウトG.G.Händelがあるが、それが表示出来ない。  これはあとでPCで立ち上げて、ドイツ語で入力するか、あるいはこの様な文字だけ表示させたノートを作って置いて、コピーアンドペーストで済ませるのが簡単かもしれない。<訂正あり>

一番最初に 
キーボードをiPod に認識させるのは、 デフォルトでBluetooth はoffになっているので、設定→ 一般→ Bluetooth  をON  キーボードもONとする。iPod がキーボードを受信するとPINコードの入力を要求するので、それを入力するとキーボードを認識する。設定は初回だけ、あとは電源ONにすればつねに認識するする。画面の半分を覆っていたタッチキーボードも消えて全画面文字表示となるので、前後関係もわかりやすい。  

Enterキーが小さい 、キーボードが少しふにゃふにゃする(折りたたみなので)など改善して欲しい点もあるが、キーボードでパラパラ入力出来るという圧倒的な便利さの前では霞んでしまう程の問題だ。一体型のキーボードを使用すれば、これらの問題は解決出来ると思うが、携帯性などの問題で好みの分かれるところだろう。  



<訂正>
ウムラウトを入力するにはドイツ語のキーボードを追加すれば入力できる。
 「設定」>「一般」>「言語環境」>「キーボード」>「新しいキーボードを追加」と選択し、
リストからドイツ語キーボードを選択する。


3/14/2012

フレンドシップコンサートプログラム


第8回フレンドシップコンサート Program

1NHK文化センター町田教室 
In Nomine                         Anon
Two French Dances           arr.J.D.Carey
From Berry   From Brittany

2 ソラシドの会
「魔弾の射手」序曲より        Carl Maria von Weber
ああ はかなく 無力な           Michael Frank
ああ はかなく 無力な           J.S.Bach
コラール(マタイ受難曲より)    J.S.Bach
少年時代    井上陽水/平井夏美(arr.小倉新作)

3 平尾リコーダークラブ
Ceddin deden 祖先も祖父も  オスマントルコ軍行進曲
Ego sum panis vivus           G.P.da Palestrina
Bonny Tyneside                 P.Clark
高原列車+フックト・オン・汽車2   (arr.高梨征治)

4 モックなでしこ
This Pleasant Month of May       William Beale
Com,Let Us Join the Roundelay  William Beale
グリーンスリーブス             England Folk Song

5 リコーダーアンサンブル・Gクレフ
春一番                   穂口雄右  (arr. 森泉)
  赤いスイトピー       呉田軽穂  (arr.  森泉)
SWEET MEMORIES  大村雅郎   (arr. 森泉)
坂の上の雲 メドレー  久石譲     (arr. 森泉)
江〜姫たちの戦国〜メインテーマ 吉俣良 (arr. 森泉)

6 ヴィア・モンテビアンコ
賛歌 来たれ、創造主なる精霊よ (Veni Creator Spiritus)  G.デュファイ
私は世界地図を見た(Anon.)及びそれに基ずくキリエ  J.コルナゴ 
ラッパのグロリア(Gloria/Mass Ad modum tubae)   G.デュファイ
セクエンツィア 讃えよ救い主キリストを(Laudes Christo Redemptori) J.オブレヒト
来たれ、創造主なる精霊よ(Veni Creator Spiritus)  T.L.ビクトリア

7 厚木リコーダーアンサンブル
コラール集より  2番、8番     J.S.Bach
キリエ                              W.A.Mozart

8 リコーダーアンサンブル チエルアルコ
Il est bel et bon?(私のいい人)   Pierre Passereau
Matona Mia cara (マトナの君)   Orlanndo de Lassus
三つの作品 Spagnoletta Ballet Bourree   Michael Praetorius 

9 ジャスミー
8つのフーガより   Ⅲ、Ⅳ         W.F.Bach
3本のリコーダーのための小品より    H.Genzmer
  Ⅰ.Moderato  Ⅱ.Fuge    Ⅲ.Taratella    Ⅷ  Irishes Lied
24の前奏曲とフーガ  作品87より  X X Ⅲ   D.Shostakovich

10 ピクルス
黄昏のビギン     中村八大
ナイチンゲール          I.H
小フーガ                   G.G.Händel
STAND ALONE          久石譲
4つのアメリカンダンス    John Duarte

11 フェリーチェ
Fantasia 5       Orlando Gibbons
Fantasia 7       Orlando Gibbons
「ディズニー」より   チム・チム・チェリー 

12 リコーダーオーケストラ Ricco Suono
デ・ラ・コート  Ⅰ   Ⅱ         Robert Parsons
アリア                             Frank Erickson

13   オリーブ
Canzon 1  「La Spiritata」            G.Gabrieli
Canzon 2                                 G.Gabrieli
Concerto in F  Largo-Allegro-Adagio-Allegro  J.C.Pepusch

14  リコーダーアンサンブル・ぴぽ
ペルシャン・マーチ  J.シュトラウスJr.   (arr.D.トンプソン) 
ポルカ「歌い手の喜び」J.シュトラウスJr. (arr. D.トンプソン)
ラ・クカラチャ   メキシコ民謡  (arr.菊池雅春)
アマポーラ   J.M.ラカージェ  (arr. 菊池雅春)
MONICA PEREZ(Joropo)   ベネズエラ民謡  (arr.G.Sch.)

15  アンサンブル”奏”
SONATA     J.H.Schmelzer
Two Flower Arrangements    P.Evry
"Narcissus"  "To a Wild Rose"

16  ~ ゲスト演奏 ~  細岡ゆき、国枝俊太郎
ソナタ ト長調 op5-2   J.B.ルイエ・ド・ガン
ソナタ ロ短調      J.B.de.ボワモルティエ
ソナタ ト長調  op2-4    G.フィンガー

3/12/2012

第8回フレンドシップコンサート終了



フレンドシップコンサート終了しました。
演奏グループ16、途中2回の休息を含めて5時間の長丁場、
準備やリハーサル時間を含めれば9時間近く会場にいたことになります。

フレンドシップの初期のころのプログラムは、似た傾向の曲が並び、違いはその難易度の差だけ、のような演奏が続いたような記憶がある。

演奏が多様化してきたのはここ数年の傾向だが、今回感じたことはその傾向がさらに拡大するとともに各方面ともかなり完成度が高くなってきたと思う。

各団体ともその 成り立ち や構成員の特質を生かして努力してきた結果がこのような多様化や完成度の高さとなったのだろう。

最新の曲をアレンジして演奏、あるいは宗教曲だけ、ナレーションを入れて楽しめる演出にしたり、難曲に取り組んだり、始めて舞台で演奏する人も交えて和気あいあいと楽しそうな演奏だったり・・・・

以前の単調さが嘘のように多様化している。時間は5時間と長かったが、演奏が始まると時間の進行が早く感じてしまうほどであった。多様化はさらなる発展のエネルギーを秘めているように思われる。 

最後のゲスト演奏は国枝俊太郎氏と細岡ゆき師匠 
フラウト・トラヴェルソと ヴォイスフルートとの合奏ではトラヴェルソの柔らかい音が楽しめた、リコーダーの固めの音と異なり、表情のある音といったら良いだろうか。もう少し聴きたかった。

懇親会は読売ランド内の中華料理店で行われ、多数の参加者があり、いろいろな方と話も出来て、有益だった。従来の「酒場での打ち上げ会」ではなくこのような場所での「交流会」はフレンドシップコンサートの趣旨に適合していると思われる。次回は各自が名札を付けるなどさらに工夫したらどうだろうか。
また細岡師匠から特別発表もあり、会場が盛り上がった。

HRCの演奏は
オスマントルコのマーチ、
Ego sum panis vivus (パレストリーナの宗教曲)、 
Bonny Tyneside (イギリス民謡による)
高原列車+フックトオン汽車2。

どの曲も決定が遅れて仕上がり不十分であった。最終の練習が終わった時、あと二週間あればなあ。と発言があったが、いつもの事とはいえ、全員の実感であった。  選曲がバラバラなのも今のHRCを象徴している。当日の演奏は場慣れしているはずなのに、なぜか上がったようで細かいミスが続出した。でも大崩れしないのが今のHRCかもしれない。最後の高原列車・・はパフォーマンスも含めて成功したのではないかと思っている。

最後に私から告白しておかなければならない、
Ricco Suono の録音が出来なかったのだ。演奏が3部の最初なので、2部終了で行ったん録音を止め、録音ボタンを押して録音待機の状態でレベルを確認したまでは良かったが、再度録音ボタンを押さず  そのまま着替えて舞台へ上がってしまった。ガークラインのハラハラドキドキの演奏が控えていたから。
何とか演奏を終えて、録音席へ戻って見ると、なんと録音ランプが点滅していて録音待機状態になっている。ヤバイ! 慌てて録音ボタンを押したが後の祭り、一瞬頭の中が真っ白になったが、気を取り直してそのまま後の録音を続けた。しかしどう考えてもまずい、先ほどNさんから録音とCDの予算として封筒にいれたお金をすでに受け取っているのだ。懇親会までこの事を秘めていたのだが、少数の人に打ち明けたところ、うちの主人が録音しているはずだから、それが使えるかもしれないとの事、有難い!何とか穴を開けずに済みそうだ。