7/28/2013

老人ホームでケーナの演奏

ケーナ体験、全員にケーナを配り音を出してみる

ループというケーナサークルに加わっている。結成してから3年ほど経過したが、それほどケーナが上手くなったわけでもない。ところがそこへギターのIさんが加わったので状況が大きくかわった。

ケーナの音が少しふらついていても、ギターでしっかり支えてくれるので、なんとか格好が付くのだ。さらにチャランゴやサンポーニャをこなす部員 も出てきて、さらにボーカルの方も加わったので、とりあえずフォルクローレグループの形だけはととのって来た。

そこへ外部での演奏の話が持ち込まれた。

単独ではまだ実力的に不足だが、ジョイントコンサートの形式で、前半はフルートとギターのデュオ、後半は私たちのフォルクローレの組み合わせだ。
Iさんが前半後半ともギターを演奏する。


フルートとギターのデュオは実力十分なのだが、私たちは少し不足、しかしそこは勢いと人数でカバーする。変化があり意外と良い組み合わせなのかも知れない。

それとちょっと面白い企画は、演奏を聴いてもらうだけではなく、ケーナ体験ができること。・・・練習用ケーナを全員に配り、音を出してみる。ケーナの音を出すのはちょっと難しいのだが、皆さん積極的に取り組み、何人かの方は音を出すことができた。

この組み合わせは今回で2度目だが、3回目も話が進められているらしい。

当日のプログラム
・フルート&ギター
 アメイジング・グレイス、アニーローリー~マイボニー、
やわらかな風、いそしぎ
・ループ
 花祭り、リャキルナ、風とケーナのロマンス
・ケーナ体験
・コンドルは飛んでゆく

7/21/2013

パッヘルベルのカノンとGarageBand

GarageBand  "Classic Rock Organ"  の操作画面

先日の昼下がりコンサートで次はパッヘルッベルのカノンを聴きたいとのリクエストがあった。
この曲のリコーダー用アレンジはアルトリコーダー3本と通奏低音で、2小節の通奏低音に続いて1stリコーダー、2ndリコーダー、3rdリコーダーと2小節ずれながら加わる。各パートに技術上の優劣はほとんどなく、いずれも最高音の「f」が要求される、これを綺麗に聴かせるにはそれなりの演奏技術を持った奏者が3人必要になるし、さらに難しいのは通奏低音の奏者だ、優秀なかつ辛抱強いガンバ奏者にお願いできればいいのだが、無理な注文だし、バスリコーダーで演奏もできるが、音量的に3本のアルトリコーダーに負けてしまう。それにこの通奏低音は、2小節を8個の四分音符で演奏し、あとはそれをひたすら28回繰り返す!(実際は変化をつけて演奏すると思うが)

そこで思いついたのが、iPad で使用できるアプリ"GarageBand"で通奏低音を演奏させて見ること。まだ使いこなしているわけではないが、2小節8個の四分音符は簡単に入力できそうだし、それを28回繰り返せば良い。
とりあえず先日の練習に間に合わせて8個の音を入力してみた。音源は荘重なオルガンが欲しかったのだが、"Classic Rock Organ:を使用した。テンポはなるべく遅く設定したかったが四分音符40より下には下がらない。とりあえず40とした。リコーダーの楽譜は最初は四分音符で始まるが、 八分音符、十六分音符、最速は三十ニ分音符まであるので、うんと遅くないと追いつけなくなってしまうのだ。

練習に持ち込みためしてみた。
ここで物を言うのが100W出力のアンプとスピーカーだ。リコーダーの音量は小さいなどと言われてもやはり楽器。ラジカセ程度のアンプとスピーカーでは全く歯が立たない、ちなみにラジカセの出力は5〜20W程度、iPad専用の外付けスピーカーなどは1〜2W程度が標準だから蚊の鳴くような音しか出ないのは、当然なのだ。
iPadの出力を小型ミキサーを経由してアンプに入力する。音量の増減はiPad本体でもアンプでも可能だが、ミキサーがあるとスムースにできる。パワーが十分にあるから余裕で鳴らすことが出来る。

アルトリコーダー  3本とGarageBand で練習開始、これが意外と具合が良いのだ。

バスリコーダーで通奏低音をやった時は、音量で負けてしまい、よく聞こえなかったり、未熟なアルトリコーダーの乱れに影響されて、通奏低音のリズムが少し乱れ、全体がガタガタになってしまったのだが、GarageBandだと、揺るぎなく堂々と鳴っているので合わせやすいし、ちょっとミスしてもすぐに戻ることが 出来る。
気にしていたていたテンポも 何とかこれで収まりそう。

後はGarageBandの扱いにも習熟して、弦楽合奏などの演奏(GarageBandの)も加えたら演奏会でも使えるかもしれない。

写真はGarageBand  "Classic Rock Organ"  の操作画面のスクリーンショット  よく見ると iPad mini の枠が付いている。これはiPad の枠をつけるアプリを使用した。(Screenshot)

7/15/2013

リコーダーコンソート青葉 第9回演奏会

開演前の会場

リコーダーコンソート青葉弟回20周念記念演奏会

2013.7.13 みなとみらい小ホール
小ホールでも座席数は400席を超える。それがほぼ埋め尽くされている
部員だけでは無く、その家族にも信頼されるような演奏活動を20年間積み上げて来たから、先輩や周りの友人を引き込み、これだけの集客力となるのだろう。

プログラムの内容も充実していて、大曲難曲が並んでおり、それをほぼ破たん無く演奏できるのは、普段の練習も効率的に運営されているに違いない。

それともうひとつ気づいたのは、パートがほぼ固定されていること、これが充実したプログラムを安定して演奏しきる上でかなり有効に作用しているのではないかと思った。私の所属しているRicco Suono ではパートの入れ替えは、当然のこととして行われている。これは両者の成り立ちや歴史の違いに起因すると思われ、どちらが良いなどと結論付けることはできない。

特に印象に残った曲をあげれば、バラの香り H.テシュナー 私にとって初めて聞く曲だけれど気持ちよく楽しめた。
カブリオール組曲 P.ウォーロック 大曲だが、古典の堂々とした響きが再現された。チェンバロや打楽器も良いバランス。

そして「木々の葉は青く」 W.バード 私たちHRCが二度挑戦して二度とも挫折してしまった曲。
(木の葉は緑、木の実は茶色、高くにあって落ちてこない、でもそれは霜にあたったら、落ちてしまう。だからブラウニングさん、お高く留まっていないで、私と付き合って・・・」 他のグループの演奏も聴いたが、「青葉」の演奏がよどみなく流れて気持ちが良い、ただ私としては少しきれいに流しすぎた感じ、バスパートが突っかけてくる場面などもう少し劇的なメリハリを盛り込んでほしかった。

全体を俯瞰してみると、これは「青葉」の特徴でもあるのだが、少し綺麗にまとめすぎた感じがする、炸裂するパワーがほしいときもある。そんな中でパート紹介は良い機会だと思うのだが、バスパートの「宇宙戦艦ヤマト」のバスとコントラだけの挑戦とソプラノパートの「いつか王子様が」のソプラノ5本によるキラキラした感じは良かった。

ロビーに過去の演奏会の写真が展示してあったが、20周年らしい企画で楽しめた。
当日プログラムと一緒に配られた「青葉通信」は先輩たちのメッセージや団員の皆さんの一人一人の意見が見えて面白い


写真撮影は禁止とのアナウンスは聞いていたので拍手や花束を受け取る場面限定で数回撮影したのだが、場内係に注意されてしまった。したがってそのような写真を公開するのはルール違反だと思うので、開演前の会場内写真を掲載します。

7/03/2013

第26回昼下がりコンサート


リハーサル中、サンポーニャは本番では使用しなかった

昼下がりコンサート終了した。2013.6.30 
今回は時間に少し余裕があったので、そこそこの練習を重ねて臨むことができた。

ケアリー編曲のマザーグースはRicco Suono で演奏した曲を借りたのだが、大編成での演奏とはまた一味違った演奏ができたと思う。バスだけダブらせた4部での演奏なので少しミスしてもモロにわかってしまう。しかし躍動感は感じられたと思う。簡単なようで結構難しい編曲だ。
ドルネル組曲第2番のシャコンヌは少しテンポを落として演奏、優雅さは感じられたのではないか、まだ未消化の部分がある。

プログラム
老コール王・・・マザーグース/ケアリー編 S.A.T.B
へそ曲がりのメアリー・・・・マザーグース/ケアリー編 S.A.T.B
シャコンヌ・・・・・L.A.ドルネル A.A.B
3本のフルートの為のソナタより・・・・クヴァンツ A.A.A
ペルーの太陽・・・・アンデス民謡 ケーナ、テナーリコーダー、打楽器
テネシーワルツ・・・Pee Wee King  クラリネット、ギター
トロピカルメドレー・・・・Tさん編曲  クラリネット、ギター、打楽器
 (さんご礁の彼方、小さな竹の橋、南国の夜)
キエンセラ・・・・・P.B.Ruiz  アルトリコーダー、ギター、打楽器
童謡メドレー・・・・Tさん編曲 A.T.B.ギター
島そだち・・・・・三界 稔  A.T.B.ギター
二人は若い・・・・古賀政男 A.T.B.ギター
大きな古時計モーツァルト風・・・H.ワーク S.A.T.B(アンコール)

ペルーの太陽、 「花祭り」の様なプロのミュージシャンによって作られたフォルクローレではなくて、それ以前から伝わる民謡の様な曲。ケーナ2本で演奏する曲なので、テナーリコーダーで2番ケーナとして加わってもらった。リコーダーだけの演奏会ではなく、別な楽器が加わることにより、変化をつけることが出来る。ケーナはペーニャの竹製を使用した。音程にちょっと不安があるが、鳴りは良い。この曲には向いていると思う。

トロピカルメドレーはTさんのクラリネット3連発。さらにそれでも不足なのかアルトリコーダーに持ち替えてキエンセラ。Tさんすごい。

島そだち、二人は若い、歌謡曲をリコーダーで演奏するのは、以前はずいぶん抵抗があったが、気合を入れて取り組むと、それぞれ名曲なだけに、得ることも多い。

古い歌が聞けて良かった。という感想もあり、また一方ではシャコンヌに興味を示してくださる方がいて、次回はパッヘルベルのカノンを聴きたいとのリクエストもあった。
次回は9月29日を予定している。