11/29/2014

百合丘教会のコンサートに出演

リハーサル中のThe up cedar's

百合ヶ丘教会でのチャリティーコンサートに出演した。
2014/11/24 カトリック百合丘教会
第29回との事だから歴史のあるコンサートなのだろう。私たちは初めての参加。
以前この教会で開かれたコンサートを聴きに来たことがある。
今回最後に演奏したバンドのドラマーはここの教会の神父さまらしい。

出演団体は
⒈百合ヶ丘教会聖歌隊
⒉ヴァイオリンとピアノのデュオamoureusement(アムルズマン)
⒊エンジェルハープアンサンブル  アルエット
⒋麻生ブラスアンサンブル・ラボ
⒌平尾リコーダークラブ
⒍ The up cedar`s

私たちの曲目は
 女心をつかむコツ   J.ダウランド 
 今こそ別れ      J.ダウランド  
 Ego sum panis vivus   G.P.パレストリーナ
 隣人ローランド    S.シャイト
 里の秋  海沼 実
 埴生の宿  ビショップ

楽器構成
基本はリコーダー4 or 5重奏で「今こそ別れ」にはリュート、「里の秋」「埴生の宿」にはグレートベースを使用した。

教会なので響きは非常に良い。会場ギッシリ100名を超えていると思われる観客の方が入ったが、それでも響きは十分あった。リュートを加えたりグレートベースを使用したり変化はつけられたと思う。ただ観客の方のほとんどが古い曲目やリコーダーを聴くのは初めてだと思うので、曲の説明などもう少し出来たら良かったと思うが、くどくなり過ぎてもいけない。演奏内容だけではなく、バランスの取れた適切な説明があれば全体をグレードアップすることが出来ると思う。

リコーダー以外のいろいろな楽器の方達とご一緒できると音楽の作り方など少しづつ違っていて面白いし、参考になる事も多い。
ヴァイオリンと ピアノのデュオの方達と控え室が一緒になった。どちらもまだ音大の3年生との事だが、すでに演奏活動やコンクールで活躍しておられる方達だ。
ヴァイオリンは100年ほど前のイタリア製だそうで、音色については相当こだわりを持っておられるようであった。軽く音を出し、綿密な打ち合わせ、ドレスに着替え、演奏会場に向かう・・・・一連の動きが、演奏開始時にピタリと焦点を合わせているのが感じられる。 さすが! 

最後に演奏したThe up cedar's のドラマーが神父さまだと書いたが、バンドそのものが、信徒の方達で構成されているのだ。演奏された曲も近隣の藤が丘教会の上杉晋平作詞作曲と紹介されていたからカトリック教会にも伝統的な音楽ばかりでなく新しい流れを取り込んできているように思った。
それで改めて最初に出演した百合丘教会聖歌隊の曲をプログラムでチェックしてみると題名こそ聖書の中の文言であったが、作詞作曲は日本人の名前であり、こちらも新しい流れのようだ。演奏順番の関係で聞き逃してしまったが、ちょっと残念だった。
私たちの曲目の Ego sum panis vivus   G.P.パレストリーナ (これはヨハネ伝の一部を歌詞にしている)を加えたのだが、その必要はなかったかも知れない。