3/25/2012

Garklein アプリ





iPhone/iPod用のアプリを紹介します。
リコーダー愛好家には、まずこれがお勧めでしょう。
ガークライン(クライネソプラニーノ)のアプリです(無料)
<有料になったようです \85>

KUNG社のSTUDIOシリーズGarklein の写真を使用しているようです。
本格的な演奏と言うわけにはいきませんが、十分楽しめるのではないでしょうか。
最大5本の指しか同時に押さえられないのはちょっと残念です、運指表もあります。



また実際の楽器を使用した音のサンプルも聴くことができます。これが可愛らしく素晴らしい演奏なのです。


KUNG社のホームページでもこのアプリを紹介していました。

3/18/2012

Ego sum panis vivus


フレンドシップコンサートで演奏した曲 
Ego sum panis vivus (我は生けるパンなり)

パレストリーナ(Giovanni Pierluigi da Palestrina) によるモテトゥスに分類される4声の曲
この曲も結局練習時間が不足のまま演奏会を迎えてしまった。できれば今後も練習に組み入れてもう少し仕上げて見たい。パートを入れ替えて練習してみるのも効果があるかもしれない。

原曲は4声の声楽曲で

同一のテキストがパート別にずれながら次々に歌い出す。拍を数えているようではダメで、他のパートのきっかけや絡みを覚えて歌い出さなければならない。拍を数えていると聴いている方でもそれがわかってしまう。 

この部分のテキストは(ヨハネによる福音書6:48-50)は有名な場所らしく、パレストリーナ以外でも何人かの作曲がある。

 YouTube でも、Ego ・・・で検索すると 簡単に見つける事ができる、私の推薦はこれ。画面は4声の楽譜になっていて、曲が進行するにつれて自動的に譜面がめくられる。さらにすごいのは同じ曲がソプラノ優先、アルト優先、テナー優先、バス優先と優先パートが左チャンネルから強調されて聴こえるファイルがそれぞれ別にアップされている事だ。もちろん優先なしのバランスファイルもあるから、5種類のバージョンがアップされていることになる。受け持つパートが決まっている場合はファイルを選ぶ事によって自分のパートが強調された演奏を聴くことが出来るわけだ。下記は優先なしのバランスファイル

http://www.youtube.com/watch?v=ms2rkmsL4DY&list=FLxWlAd_uQOwZ25pE-L2q8YQ&index=5&feature=plpp_video

 ソプラノが
 Ego sum panis vivus (我は生けるパンなり) と歌い出し、他のパートが追いかける

最後は
non morietur,  non morietur.(死ぬことはない)
の繰り返しで終わる。

Ego sum panis vivus
Patres vestri manducaverunt manna in deserto
 --------------------------
non morietur,  non morietur.


ラテン語は解らないのだが、楽譜の最後に英語で聖書の該当箇所が記載されている

I am the bread of life. Your forefathers ate manna in the desert,but they died.
This is the bread which comes down from heaven he who eats of bread will not die.(John 6:48-50)

日本語聖書による同じ部分を引用する (ヨハネによる福音書6:48-50)
「私は命のパンである。あなた方の先祖は荒野でマナを食べたが、死んでしまった。
しかし、天から下ってきたパンを食べる人は、決して死ぬことはない。」

 <キリスト教徒でもない私が無謀にも解説をしてみる>

マナとはモーセが民を率いて荒野をさまよった時、神が与えてくれた食料である。 神から与えられたとはいえ非常用の食料 。しかし今度のパンは永遠の命を保証されるパンなのである。つまりはモーセは予言者の一人ではあったが、今回のイエスはもっと格が 上で、「神直属」であることをこの箇所で表明している文章。

それにしても英文の率直な表現は本当にこれで良いのかと驚いてしまう。「ジョン 6:48-50」とあり、中学の英語で習ったような構文と単語が並んでいる。 

iPod touch とキーボード



iPod touch は音楽を聴くツールというより、携帯用端末として考えても良い、  もちろん音楽は聴いているが、今一番重宝しているのはこれ。
Evernoteとキーボードの組み合わせ。
Evernote はクラウドで文章や写真を共有出来るアプリだ。
これをiPodとパソコンにインストールしておけばPCで作成した文章はiPodでも読める、またiPodで校正した文章はPCでも読めるから、それを確認してから、Webにアップする事もできる。
わざわざUSBメモリにコピーして移動させる必要がない。
ただiPodで文章を入力する場合画面のキボードで入力するのは、キーボードが小さ過ぎて指が他のキーに触れて うまく行かない。タッチペンを使用すればミスタッチによる誤入力は少なくなるが、一文字ずつの入力なのでまどろっこしくせっかく頭に浮かんだ迷文句も一字ずつ入力しているうちに、忘れてしまう。ここは思い切ってキーボードを導入しよう。

iPodに使用できるキーボードはいくつか販売されている。Bluetoothで接続するタイプで、小型の物、あるいはシリコンラバー製で丸めて収納出来るタイプ、折りたためるタイプ等があるが、  ELECOMのTK-FBP019EBXを選んでみた。折りたためるタイプで広げると30cm弱になり通常の感覚で打ち込める。それにiPod用のスタンドも付属している。電源は単四電池2本でニッケル水素電池も使用可能なので便利だ。ただコピー、カット、ペーストでキーボードショートカットが使えず、IMEも電話的おせっかいに先行して変換してくれるので、戸惑ってしまうが、単語単位でどんどん入力できるのは気持ちがいい。    

本来iPod Touch は、iPhone とほぼ同様の機能を有し、双子の兄弟のような関係である。だから携帯電話的な機能が組み込まれているので、私のような文章を作成するツールと考えると不便な点が見えてくるのはある程度我慢すべきなのかもしれない。

画面が小さいのは仕方がないが、タッチパネルのキーボードが画面の半分以上占めているので、今打ち込んでいる部分がかろうじて見える程度で文章の前後関係が見えない。
キーが小さくて、タッチしづらいのは、タッチペンの使用で、何とかなるにしても、句読点や数字を入力する場合、キーボードを切り替えなければならず、(もちろん英文の場合も)その度に思考が途切れてしまう。そして一文字ずつの入力が基本となる。

外付けキーボードを使用すると、単語単位での入力となるので、断然スピードアップするし、思考が途切れることも少ない。 
 それと、和文と英文のキーボード切り替えはCommand+Space キーで反転するので、 便利だ。ただコピー、カット、ペーストのキーボードによるショートカットは使用出来ないが、矢印キーが使用できるので、選択範囲の変更や文字変換などの選択に利用出来る。
 まだ他の裏技などもあると思うが、今のところこれで十分な働きだと思っている。

ちなみに、例をあげて見ると、先日アップしたフレンドシップのプログラムは、急に職場でアップした方が良いと思いついたのだ。iPodとキーボードはカバンに入っているし、偶然プログラムも 持参していたので、打ち込んでみようと考えた。頭で文章を考える必要がないので、機械的にどんどん打ち込める。和文と英文もめまぐるしく変わるが、全く苦にならない。結局休息時間内に全部打ち込みが終わってしまった。ただ一点を除いて。一箇所ウムラウトG.G.Händelがあるが、それが表示出来ない。  これはあとでPCで立ち上げて、ドイツ語で入力するか、あるいはこの様な文字だけ表示させたノートを作って置いて、コピーアンドペーストで済ませるのが簡単かもしれない。<訂正あり>

一番最初に 
キーボードをiPod に認識させるのは、 デフォルトでBluetooth はoffになっているので、設定→ 一般→ Bluetooth  をON  キーボードもONとする。iPod がキーボードを受信するとPINコードの入力を要求するので、それを入力するとキーボードを認識する。設定は初回だけ、あとは電源ONにすればつねに認識するする。画面の半分を覆っていたタッチキーボードも消えて全画面文字表示となるので、前後関係もわかりやすい。  

Enterキーが小さい 、キーボードが少しふにゃふにゃする(折りたたみなので)など改善して欲しい点もあるが、キーボードでパラパラ入力出来るという圧倒的な便利さの前では霞んでしまう程の問題だ。一体型のキーボードを使用すれば、これらの問題は解決出来ると思うが、携帯性などの問題で好みの分かれるところだろう。  



<訂正>
ウムラウトを入力するにはドイツ語のキーボードを追加すれば入力できる。
 「設定」>「一般」>「言語環境」>「キーボード」>「新しいキーボードを追加」と選択し、
リストからドイツ語キーボードを選択する。


3/14/2012

フレンドシップコンサートプログラム


第8回フレンドシップコンサート Program

1NHK文化センター町田教室 
In Nomine                         Anon
Two French Dances           arr.J.D.Carey
From Berry   From Brittany

2 ソラシドの会
「魔弾の射手」序曲より        Carl Maria von Weber
ああ はかなく 無力な           Michael Frank
ああ はかなく 無力な           J.S.Bach
コラール(マタイ受難曲より)    J.S.Bach
少年時代    井上陽水/平井夏美(arr.小倉新作)

3 平尾リコーダークラブ
Ceddin deden 祖先も祖父も  オスマントルコ軍行進曲
Ego sum panis vivus           G.P.da Palestrina
Bonny Tyneside                 P.Clark
高原列車+フックト・オン・汽車2   (arr.高梨征治)

4 モックなでしこ
This Pleasant Month of May       William Beale
Com,Let Us Join the Roundelay  William Beale
グリーンスリーブス             England Folk Song

5 リコーダーアンサンブル・Gクレフ
春一番                   穂口雄右  (arr. 森泉)
  赤いスイトピー       呉田軽穂  (arr.  森泉)
SWEET MEMORIES  大村雅郎   (arr. 森泉)
坂の上の雲 メドレー  久石譲     (arr. 森泉)
江〜姫たちの戦国〜メインテーマ 吉俣良 (arr. 森泉)

6 ヴィア・モンテビアンコ
賛歌 来たれ、創造主なる精霊よ (Veni Creator Spiritus)  G.デュファイ
私は世界地図を見た(Anon.)及びそれに基ずくキリエ  J.コルナゴ 
ラッパのグロリア(Gloria/Mass Ad modum tubae)   G.デュファイ
セクエンツィア 讃えよ救い主キリストを(Laudes Christo Redemptori) J.オブレヒト
来たれ、創造主なる精霊よ(Veni Creator Spiritus)  T.L.ビクトリア

7 厚木リコーダーアンサンブル
コラール集より  2番、8番     J.S.Bach
キリエ                              W.A.Mozart

8 リコーダーアンサンブル チエルアルコ
Il est bel et bon?(私のいい人)   Pierre Passereau
Matona Mia cara (マトナの君)   Orlanndo de Lassus
三つの作品 Spagnoletta Ballet Bourree   Michael Praetorius 

9 ジャスミー
8つのフーガより   Ⅲ、Ⅳ         W.F.Bach
3本のリコーダーのための小品より    H.Genzmer
  Ⅰ.Moderato  Ⅱ.Fuge    Ⅲ.Taratella    Ⅷ  Irishes Lied
24の前奏曲とフーガ  作品87より  X X Ⅲ   D.Shostakovich

10 ピクルス
黄昏のビギン     中村八大
ナイチンゲール          I.H
小フーガ                   G.G.Händel
STAND ALONE          久石譲
4つのアメリカンダンス    John Duarte

11 フェリーチェ
Fantasia 5       Orlando Gibbons
Fantasia 7       Orlando Gibbons
「ディズニー」より   チム・チム・チェリー 

12 リコーダーオーケストラ Ricco Suono
デ・ラ・コート  Ⅰ   Ⅱ         Robert Parsons
アリア                             Frank Erickson

13   オリーブ
Canzon 1  「La Spiritata」            G.Gabrieli
Canzon 2                                 G.Gabrieli
Concerto in F  Largo-Allegro-Adagio-Allegro  J.C.Pepusch

14  リコーダーアンサンブル・ぴぽ
ペルシャン・マーチ  J.シュトラウスJr.   (arr.D.トンプソン) 
ポルカ「歌い手の喜び」J.シュトラウスJr. (arr. D.トンプソン)
ラ・クカラチャ   メキシコ民謡  (arr.菊池雅春)
アマポーラ   J.M.ラカージェ  (arr. 菊池雅春)
MONICA PEREZ(Joropo)   ベネズエラ民謡  (arr.G.Sch.)

15  アンサンブル”奏”
SONATA     J.H.Schmelzer
Two Flower Arrangements    P.Evry
"Narcissus"  "To a Wild Rose"

16  ~ ゲスト演奏 ~  細岡ゆき、国枝俊太郎
ソナタ ト長調 op5-2   J.B.ルイエ・ド・ガン
ソナタ ロ短調      J.B.de.ボワモルティエ
ソナタ ト長調  op2-4    G.フィンガー

3/12/2012

第8回フレンドシップコンサート終了



フレンドシップコンサート終了しました。
演奏グループ16、途中2回の休息を含めて5時間の長丁場、
準備やリハーサル時間を含めれば9時間近く会場にいたことになります。

フレンドシップの初期のころのプログラムは、似た傾向の曲が並び、違いはその難易度の差だけ、のような演奏が続いたような記憶がある。

演奏が多様化してきたのはここ数年の傾向だが、今回感じたことはその傾向がさらに拡大するとともに各方面ともかなり完成度が高くなってきたと思う。

各団体ともその 成り立ち や構成員の特質を生かして努力してきた結果がこのような多様化や完成度の高さとなったのだろう。

最新の曲をアレンジして演奏、あるいは宗教曲だけ、ナレーションを入れて楽しめる演出にしたり、難曲に取り組んだり、始めて舞台で演奏する人も交えて和気あいあいと楽しそうな演奏だったり・・・・

以前の単調さが嘘のように多様化している。時間は5時間と長かったが、演奏が始まると時間の進行が早く感じてしまうほどであった。多様化はさらなる発展のエネルギーを秘めているように思われる。 

最後のゲスト演奏は国枝俊太郎氏と細岡ゆき師匠 
フラウト・トラヴェルソと ヴォイスフルートとの合奏ではトラヴェルソの柔らかい音が楽しめた、リコーダーの固めの音と異なり、表情のある音といったら良いだろうか。もう少し聴きたかった。

懇親会は読売ランド内の中華料理店で行われ、多数の参加者があり、いろいろな方と話も出来て、有益だった。従来の「酒場での打ち上げ会」ではなくこのような場所での「交流会」はフレンドシップコンサートの趣旨に適合していると思われる。次回は各自が名札を付けるなどさらに工夫したらどうだろうか。
また細岡師匠から特別発表もあり、会場が盛り上がった。

HRCの演奏は
オスマントルコのマーチ、
Ego sum panis vivus (パレストリーナの宗教曲)、 
Bonny Tyneside (イギリス民謡による)
高原列車+フックトオン汽車2。

どの曲も決定が遅れて仕上がり不十分であった。最終の練習が終わった時、あと二週間あればなあ。と発言があったが、いつもの事とはいえ、全員の実感であった。  選曲がバラバラなのも今のHRCを象徴している。当日の演奏は場慣れしているはずなのに、なぜか上がったようで細かいミスが続出した。でも大崩れしないのが今のHRCかもしれない。最後の高原列車・・はパフォーマンスも含めて成功したのではないかと思っている。

最後に私から告白しておかなければならない、
Ricco Suono の録音が出来なかったのだ。演奏が3部の最初なので、2部終了で行ったん録音を止め、録音ボタンを押して録音待機の状態でレベルを確認したまでは良かったが、再度録音ボタンを押さず  そのまま着替えて舞台へ上がってしまった。ガークラインのハラハラドキドキの演奏が控えていたから。
何とか演奏を終えて、録音席へ戻って見ると、なんと録音ランプが点滅していて録音待機状態になっている。ヤバイ! 慌てて録音ボタンを押したが後の祭り、一瞬頭の中が真っ白になったが、気を取り直してそのまま後の録音を続けた。しかしどう考えてもまずい、先ほどNさんから録音とCDの予算として封筒にいれたお金をすでに受け取っているのだ。懇親会までこの事を秘めていたのだが、少数の人に打ち明けたところ、うちの主人が録音しているはずだから、それが使えるかもしれないとの事、有難い!何とか穴を開けずに済みそうだ。





3/03/2012

第8回 フレンドシップコンサートプログラム


フレンドシップコンサートも今回で8回目となります。演奏順番が決まりました。
参加グループには詳細なタイムスケジュールが送付されていますが、プログラムを載せて置きますので、ぜひ聴きに来て頂きたいと思います。なお会場全体で合奏する「全体合奏」は今回時間の都合で割愛されたようです。

     2012年3月10日(土)
会場:稲城中央文化センターホール
    稲城市東長沼2111番地 Tel. 042-377-2121
開場:12:00
開演:12:20
入場無料
最寄駅:京王相模原線稲城駅下車、徒歩10分

プログラム(表示は開始時間)

・ 12:20 NHK町田
・ 12:40 ソラシドの会
・ 13:00 平尾リコーダークラブ
・ 13:20 モックなでしこ
・ 13:40 リコーダーアンサンブル☆Gクレフ
・ 14:00 ヴィア・モンテビアンコ
休息 10分
・ 14:30 厚木リコーダーアンサンブル
・ 14:50 リコーダーアンサンブル チエルアルコ
・ 15:10 ピクルス
・ 15:30 フェリーチェ
・ 15:50 ジャスミー
休息 10分
・ 16:20 リコーダーオーケストラ Ricco Suono
・ 16:40 オリーブ
・ 17:00 リコーダーアンサンブル・ぴぽ
・ 17:20 アンサンブル"奏"
・ 17:40 ゲスト演奏 


ゲスト演奏



 会場準備開始 9:00
リハーサル開始(ステージ 9:30 視聴覚室 9:15)
各グループの演奏時間20分(入退場を含む)
懇親会 中華料理「天安」

録音は私が担当することになりました。美しい録音を目指したいと考えています。

プログラムは「リコーダーの広場」にも載せました。