8/08/2021

HRCの練習が再開した

HRCの練習が再開した。スタジオジブリとかヘンデルの曲など、それ程難しくない楽譜を選んでいる。パートも固定せず交代出来る場合はどんどんやってみる。演奏会の予定が入っているわけではないのでガリガリやる意味が無いのだ。パートを変えてみると意外と難しかったりする。

私の横にある椅子の上には使用した楽器が並んでいる

バスは重いので持ってきてないが、ソプラノ、アルト、テナーそしてトラヴェルソのモダンピッチ 。時々リコーダーのパートをトラヴェルソで吹いてみるのだ。テナーやアルトだと音域もほぼ問題ない。

リコーダーの合奏練習が始まると、どうしてもトラヴェルソの練習時間が少なくなってしまうが、このようにすれば触れる時間もある程度確保できるだろう。
トラヴェルソで吹くことにより、リコーダーで演奏するときも音程や表情に気を使うようになった気がする。
曲によりトラヴェルソで吹くとグッと雰囲気が変わる場合とリコーダーの方が良いと思える曲がある。
モダンピッチ のトラヴェルソも大いに意味があると思う。

バッハなど見事に演奏するトラヴェルソ奏者も多いが、私はむしろ
Diana Baroni やYu-Wei Hu  のように古い音楽だけでは無く柔軟にオペラや民謡のような曲も演奏する姿勢に惹かれます。真似するのはまだ無理だけれど、いつかあのように自由に演奏してみたい。

12/13/2020

フラウト・カンタービレプレゼンツ

 


年末に近江楽堂 プロの通奏低音付きで演奏出来ることになった。
フラウト・カンタービレプレゼンツ12月26日
演奏曲はいろいろ迷ったけれど、うんと背伸びしてコレッリ大先生、

本来はヴァイオリンの曲だからリコーダーで演奏すると欠け落ちてしまう部分も多くあるのだが、それでも魅力は十分あると思う。前回は作品5の9番だったが、今回は同じく作品5の7番を選んだ。コレッリは佳曲揃いで悩んでしまう、この曲の第3楽章サラバンドはリコーダー四重奏にアレンジした楽譜を演奏した事を覚えていてから選んだのだが、練習を始めると第四楽章のジーグに胸騒ぎのような感じを覚えた。この曲知っている!・・・・一瞬考え込み・・わかった!

遡ること60年 当時の私は小6か中1    学校の音楽でリコーダーは扱っていなかった。それでも個人でリコーダーを吹いていたのだ。ドイツ経由で伝わったのだろう当時はブロックフレーテと呼んでいた。アルトはニッカンのスペリオパイプとトヤマのアウロスを所有していた。当然のようにドイツ運指。そして面白いことに右手小指用のキーがあったこと。しかし楽器のことはここまで。問題はアルトリコーダー用の冊子。楽器の簡単な説明から始まり、音階練習 簡単な曲から徐々に難しい曲に進む、そして最後にあったのがこの曲。もちろん演奏出来るはずもなく最初の数小節を吹いてみただけ 曲名は覚えていないが、『コレルリ作曲』はしっかり記憶していた。60年後に演奏することになるなんて考えるはずもなかった。それが演奏内容はともかくとして近江楽堂で演奏するのだから。楽譜は山岡重治 全音を使用
やはりヴァイオリンの曲なので音域が広く適時オクターブの折り返し等施してあっても、高音域での細かい動きが連続する場所も多く、苦労する。特に第二楽章クーラントの終わりに近い部分に♯f’’’  ー g‘’’の音があり、リコーダーの足部管の出口を塞がなくてはならない。椅子に腰掛けての演奏では何とかなるにしても、立奏では困難である。慌てて足を上げればガツンと唇などに衝撃を与えてしまうし、早めにゆっくり上げれば今度は体がふらついてしまって、演奏どころではない。少し工夫して先端を押しつけて穴を塞ぐ台を考えてみた。(写真) これはまだ試作品だがクッションを厚くして、天板の角度を調整できるようにしてある。さらに動作を確実にするため表面に透明シートを被せテストをしている。
本来なら練習で乗り越えるべき課題を変な道具を作って対応するのは いかにも私らしいと思った。あとは時間のとれる限り練習するしかない。

5/31/2020

リコーダー用マスク


オーボエやクラリネットの木管楽器、トランペット、チューバのような金管楽器は楽器の中へ息を吹き込むのに、リコーダー、フルートなどのエアリードの木管楽器はかなりの息が直接外に放出されます。
トヤマ楽器からリコーダー演奏時の飛沫に関する報告が出て、かなり安心したのですが、まだ心配する友人もいるので念のため「リコーダー用マスク」を試作してみました。材料は木片、銅線、ウエットティシュ、輪ゴム、
帯電させて飛沫を集めるなどの方法もあるかとは思いますが、簡単手軽が一番かもしれない。
従来の「昼下がりのコンサート」の狭い空間での演奏はいろいろ制限があるとは思いますが、このような道具の使用も考慮すべきでしょう。
わずかに漏れる飛沫もこれで抑えられて安心と思います。
またリコーダーの音には全く影響ないようです。
外観を楽器にふさわしくするため、さらに改良をしてみるつもりです。

10/12/2019

BWV1034 演奏

本番前の練習


バッハはリコーダーソナタを作曲していない。しかしフルートソナタは作曲している、多分身近にフルートの名人がいたと思われる。さすがバッハだと思わせるほどの佳曲がそろっている。
リコーダー用に編曲して演奏されることもあり、最近Youtube で聞いたBWV1034 アンダンテ、アレグロ Kristine Westの演奏は素晴らしかったので、私も演奏したくなった。ただしAndanteだけ。Allegroはこの際なし。
原曲はホ短調なのだがリコーダーは3度上げてト短調としてアルトリコーダーで演奏する。ギターで通奏低音のチェロのパートをお願いする。ところがト短調は♭が2つで演奏しにくいとの事、原曲のホ短調なら♯1つだけだ。よしそれなら原曲のホ短調でやりましょう。となった。テナーリコーダーで演奏することになるが、音域的にかなり厳しい。
最高音に近い”D”の音が2回 それより半音低い”C♯” が1回あるのだ。“D”音は比較的簡単に出せるが、“C ♯”が問題で。“D”と同じ運指でリコーダー先端の穴を太腿に当てて塞ぐのだ。テナーリコーダーは長いのでアルトのようにはできない。それにしっかり押し付けて先端の穴を完全に塞がないと音が下がりきれない。私のテナーはメックのロッテンブルグで少し短縮した設計なのでかろうじて可能だが、ヤマハとかモーレンハウエルなどのテナーは少し長めなので体のよほど大きな人でないと無理だろう。

チェロを演奏するO君から合奏しませんかと連絡があった。学生時代の部活OBOG会での演奏だ。渡りに船とばかりにこの曲を提案した。チェロとの合奏は貴重でそれも年に1回しかチャンスがない、しかし練習は当日の午前中に一回のみ。このような場合どちらか一方がプロフェッショナルレベルだとなんとか格好がつくが、どちらも迷走気味だと極めて危険。事実前回はコレッリの演奏で途中でストップしてしまった。

今回はバッハで難しいが、途中で仕切り直しができる場所が何カ所かあるので、その場所をお互いに確認しておけばヤバくなっても立て直せるのだ。彼の楽譜にマークをつけてもらい、リコーダーを大きく振ってスタートの合図とすることに決めた。
チェロの図太い音が多少怪しい音が混じっても堂々として実に気持ちが良い。リコーダーもテナーなので音に落ち着きがある、しかし高音のC♯”が難しい。単独で発音するのはなんとかなるが、曲の流れの中でピシリと決めるのは至難の技。”D”の運指に先端の穴を塞ぎ「クロスフィンガリング?」で半音下げる目論見だが、よほどしっかり塞がないと、音が下がりきれないのだ。

本番の会場は音楽の演奏を目的として作られてないので残響が少ないのだが、チェロにはゆっくりタップリ演奏してもらい、テナーリコーダーも焦らずしっかりを心がけたので響きとしては悪くなかったと思う。ただ肝心の”C♯”が焦ったために滑ってしまい下がりきれず素っ頓狂な音が出てしまったのは仕方ないか。下手に演奏してもやはりバッハはバッハなのだ。





8/17/2019

クヴァンツのフルート三重奏


クヴァンツのフルート三重奏はHRC でも演奏したことがある。Sonata for 3 Flutes in D major  J.J Quantz  QV3:3.1 
使用した楽器

原曲はニ長調だがリコーダー用に3度上げてへ長調としてアルトリコーダー3本で演奏する。他のグループの演奏も何度か聴いたことがある。ほとんどは第2楽章largoだけで他の楽章はあまり聞いたことがない。
クヴァンツ フルート三重奏 第二楽章

現在私たちのグループは実質3名なので、この曲を取り上げることにした。最初はアルトリコーダー3本で演奏してみたが、原曲のニ長調で演奏してみたくなり、テナーリコーダーに持ち替えてみた。これが思ったより楽しい。アルトリコーダーのようにかん高くなくて少し重心が下がった感じ、本来の音に近いのだろう。ただ問題はトップパートが高音(D)まで登り詰めること。さらに楽器の先端部の穴を塞ぐ(Cis) が2回ほどある。実は(E)も必要になるが、その前後を1オクターブ下げてもそれほど不自然ではないので、下げて演奏する。
アルトリコーダーで先端の穴を塞いで高音を演奏するのは時々見かけるが、テナーリコーダーでそれを行うのは、結構大変でスリルがあり楽しめる。
せっかく原調の演奏なのだからと横笛も一本加えてみたくなり、フルートに持ち替えてみた。高音もシャララン・・・と明るく響くのだけれど、他の演奏者の評判はあまりよくない。見た目も音量も目立ちすぎ。さればポラックのトラベルソでと思ったが、バロックピッチなのだ。

全音のリコーダー 「ブレッサン」 バロックピッチが秋には発売されるらしいが、それまではこのポラックのトラベルソの出番がない。仕方がないのでこの際思い切ってモダンピッチのトラベルソを入手した。アウロスのAF-1 グレンザー    これだと高い音も音域内だから特別なテクニックなど必要ないハズ。ただし音色はともかく細かい動きなどリコーダーのようには行かない。唄口もフルートよりもかなり小さくて丸いので正確に狙うのが難しい。
音色や表情などリコーダーとは異なる魅力を秘めているように思われる。
とりあえず練習するしかないが、簡単ではないことは確かだ。
写真
下から アルト竹山、  テナー メック、 フルート村松、トラベルソAF-1 アウロス, トラベルソ  S.ポラック(バロックピッチ)

8/11/2019

Maker Faire Tokyo




先般 LEDで光るリコーダーなど作成したので、LED と音楽などアイデアを求めて見学してみた。2019/08/3-4  東京ビッグサイト

音楽と同期して発光パーターンが変化するジャグリングボールは興味がある。
紙飛行機の世界チャンピオンが来ていたりして面白かったが、ここでは音楽関連の数点を紹介する。
オルガン

リコーダーを使ったパイプオルガン
パイプオルガンの発音機構はリコーダーに似ているが、これは本物のリコーダーを使ってオルガンとした。ソプラノリコーダー15本、アルトリコーダー7本で22音をカバーする。
リコーダーはあらかじめ運指表に基づき指穴を塞いでおく。これに順次タイミングよく空気を吹き込んで行けば演奏可能な訳だが、さてどのような方法で?
アクリル板で作られた「圧力箱」に全てのリコーダーの吹き口が差し込まれている。箱には電動ファンによって一定の圧力になるよう空気が送り込まれている。圧力で空気がリコーダーの吹き口に流れ込む。このままだと全てのリコーダーが鳴ってしまうので、各リコーダーの吹き口には蓋(ゴム栓?)がありMIDIキーボードを押すとそれに対応するリコーダーのゴム栓が開き、発音することができる。MIDI信号を送り込めば自動演奏も可能。
外見、アイデアは面白いが、音がちょっとショボいのは仕方ないか。
ベルナール

ベルナール
MIDIのキーボードでベルをハンマーで鳴らす。
MIDIインターフェイス利用のキーボードシステムは上記パイプオルガンとほぼ同じ、信号を叩く動作に変換するソレノイド(青色)が各ベルに配置されているのがわかる。

キーボード
自由にプログラムできるキーボードがあった。
テンキーなどの小型のキーボードに ♯(S) ♭(F) / ↓↑ 四分音符 八分音符 ・・・などを割りつければ 楽譜用Finale専用のキーボードができて便利ではないだろうか。 
テルミンの演奏
サンシンの自動演奏
紙ヒコーキチャンピオン ジョン・M・コリンズ

工作人間たちの熱気に圧倒された。色々なアイデアに触発されたが、とても全部は回りきれない。次回は来年10月とのことだ。


7/13/2019

光るリコーダー 2

左 MRA-1T(透明)  右 MRA-1G グレイ


透明リコーダーの入手
昨年末クリスマス演奏会を控え、光るリコーダーを思いついた。音によって反応するLED と透明なリコーダーを組み合わせる。
光る部分はLED、マイクロホン、電池、駆動回路を組み合わせた発光部を知人に依頼した。これは思ったより早く出来上がり手元に届けられた。ところが肝心の透明なリコーダーが入手できなくなっていた。Y社でスケルトンタイプを製造販売していたが、ソプラノ(ドイツ運指)のみに縮小されてしまったようだ。
この辺りの経緯は以前のブログにも書いたように思う。 中古市場も探してみたが、出回っている様子もなくちょっと諦めかけていたのだ。

ところが3月ごろフェイスブックでリコーダー演奏家の秋山滋氏が台湾の楽器店「台湾音楽園」で透明のリコーダーを販売していることを紹介していた。楽器としての品質も良好らしい。Facebookのメッセンジャーで連絡を取ってみると早速連絡してきた。一本あたりの値段、送料、振込先の銀行口座、
通貨は台湾ドルなど、少し高めにつくがこの際仕方がない。 

あとは送金手段だ。
海外送金は郵便局を通して何回かやったことがあるが、申請書類に送金先の住所、銀行口座など詳細に記入し、北朝鮮向けでないことを表明するサインまでして平日営業時間内に郵便局へ持ち込まなければならない。台湾向けだと新たな問題が起こる可能性もあるので、今回は大手銀行の海外送金を使ってみることにした。インターネットで簡単に手続きできそうだ。

しかしそれは大きな間違いだったと思い知らされることになる。
キャッシュカードと4桁のパスワードは日常的に使用していた口座だったが、ホームページからログインしようとすると2つのパスワードを入力する欄があり、そのパスワードの説明もイマイチはっきりしない。キャッシュカードのパスワードとは違うのだろうか?あれこれバタバタ試しているうちに規定回数オーバーとのことで動作しなくなってしまった。やっとの思いで繋がったヘルプ電話ではパスワード変更の申請用紙を郵送するから、それを提出しろとのこと、待つこと数日、届いた書類に即記入してポストへ投函、1週間ほどで銀行から郵便が届く、やれやれと思い開封したら何と!申請書に押した印鑑が届け出印鑑とは違うから正しい印鑑を押して再提出しろとのこと。考えてみれば以前勤めていた会社が給料振込みのため作った口座だ、印鑑も適当な三文判が使われたのだろう。仕方がないそれらしい印鑑を集めて、銀行に出頭、調べてもらうも、届け出印鑑は見つからず、結局印鑑変更届を提出。郵送の受理の連絡を待ち、やっとパスワードの問題が解決、ログインして作業が出来る。ところがワンタイムパスワードの入力がエラーになる。何回やってもダメ、指定回数オーバーになるとまた振り出しに戻るのが怖い。電話してみると、ワンタイムパスワード機器の内部時計がずれているらしい。これは電話で誘導してもらい、何とか解決。やっと海外送金の手続きに入れる。やれやれ。
台湾音楽園 より連絡のあった送金先の口座や銀行名、支店名、 銀行番号などを記入、これで完了と思ったら(銀行の所在地)の項目が残った。ヘルプ電話で銀行に問い合わせるも(銀行の所在地)の記入は必須との一点張り、さらに通貨も台湾ドルは扱えなくて米ドル、香港ドル、あるいは日本円など、私は頭に血が上り ヤメタヤメタ!!  もちろん私自身のミスや手続きの遅れもあると思うが、もう2ヶ月も経過しているのだ。その上高額な手数料。Web上で簡単に手続きできそうなのに何か変更が必要となると郵送で書類提出となるので延々と時間がかかってしまう。もうガックリして楽器の入手を諦めかけた。・・・が

Web で検束してみたら「台湾音楽園」が見つかった。透明なアルトリコーダーの価格、LINEの連絡先やメールアドレス、さらにPayPalの番号まで記載されている。 LINEで簡単につながったので、楽器の価格、送料、PayPal支払いの可否などを問い合わせた。程なく返事があり PayPal支払いもokとのこと。手続きに多少の時間も必要と考え、夜PCに向かって操作を開始したが、相手のPayPal番号を打ち込むだけで送金先が表示され、送金したい台湾ドルを入力するとそれに対応する日本円が表示される。あっという間に送金手続き完了。あまりに簡単なのでキツネにつままれたような気がする。心配なので翌日送金したことをLINEで伝えるとすぐに「確認できた」とのこと、そのあと送り状に記入するため「電話番号を知らせてくれ」「ありがとう今日発送する」とやりとりがあり、3日後にはEMS で楽器が届いたのです。
2ヶ月ほど銀行相手に悪戦苦闘したのが嘘のよう。これで「光るリコーダー」も完成できるでしょう。

しかし日本のことが心配になった。Y社のスケルトンリコーダーは売れないと見てドイツ運指ソプラノのみの限定生産に縮小してしまった。台湾音楽園はメーカーではなく楽器店と聞いているが、そんな店がオリジナル製品としてリコーダーを販売しているのだ。金型代などのリスクも当然あると思うが、台湾国内ではなく、世界市場で売ることを考えているのだろう。
同様に海外送金についても国内大手銀行で手続きを行うのに2ヶ月もかかってしまった。もちろん私の不手際も重なってしまったが、金を貸してくれではなくて自分の口座の送金なのだ。何でそんなに時間がかかるのか、やる気がないと思われても仕方がない。
こんなことをやっていたら確実に「日本沈没」ですね。
(入手できたリコーダー)
ALTO 透明  MRA-1T
ALTO 半透明グレイ  MRA-1G  どちらも1400台湾ドル(現在は1200台湾ドル)

LED 発光部

テープ状のLED発光部、マイクロホン、リチュウムイオン電池、駆動回路・・などで構成されている。写真右はポリカボのパイプに入れてある。左はLED側 音に反応して2個だけ発光している


早速透明リコーダーにLEDの発光部を取り付けてみた。注目度バツグン。もう少しマイク感度を下げた方が良いかもしれない。発色が白くなっている箇所があるが、露出オーバーのため画面が白くなってしまった。
リコーダーの師匠に見せたところ、非常に興味を持っていただきFBの動画はかなり広範囲に広がった。 欲しいという書き込みもあり「光るリコーダー」は、かなりの需要があるかもしれない。



3/04/2019

リコーダー頭部管の交換1


本体は竹山アルト、頭部管はブレッサンG-1A

平尾リコーダークラブを立ち上げて間もなくのことだが、もう15年以上昔のことになる。新品のリコーダーを割ってしまった。
リコーダーの「慣らし」が終わるまでは長時間吹いてはいけないといわれていたが、練習に持ち込んだらそんなことは言っていられない。
ローズウッドのアルトだったがその日割り当てられたパートがたまたまアルトパートだったので懸命に吹いた。よく鳴る楽器だった。心の中では吹きすぎではないかと心配だったが、やめるわけにもいかない、練習が終わり仔細に観察すると吹き口の少し下、ブロックを囲ってある部分の裏側に縦に黒い線が認められた。木目のようでもあり、そのように思いたかった。
しかしその夜心配になりそっとケースを開けてみた。なんと割れていたのだ。黒い線があった位置に割れ目が走り、奥にはブロックが見えた。ガーン!! 修理してもらうしかない、可能だろうか? ガックリして楽器店に持ち込むと・・なんと新品と交換してくれたのだ! 天にも昇る心地とはまさにこの事。以来その楽器は私の最も愛用する楽器として現在に至っている。

練習所として地元の公民館の視聴覚室を借りているが、先日は一人で使うことになった。4時間以上ある。コレッリのソナタを練習することにしたが、そうなるとアルトだけをを酷使することになってしまう。危険を分散するため415Hzの楽器や全音ブレッサンG-1Aも持ち込んだ。
取っ替え引っ替え吹くつもりだったが、右手の押さえ具合がそれぞれ少し異なる。ふと思いついて、竹山のアルトモダンピッチの本体部分に全音ブレッサンの頭部管をはめ込んでみた。驚いたことにほぼピタリと合う。わずかにガタがあったが、小さな紙片を挟むことで問題なし。

逆も試してみた、全音ブレッサンの本体に竹山の頭部管は僅かな差ではめ込めなかった。
しかし両者はほぼ同寸法で設計されて結果の違いは誤差範囲ではないかと思った。
両社の嵌合部の写真を示す。ほぼ同じ設計であることが見て取れる。

全音ABS製の頭部管と竹山ローズウッドの本体の組み合わせは、チューナーでチェックしてみたが問題なし。木製頭部管の長時間使用はビビる部分があるのだが、ABS製では心配することなしにいくらでも使える。 ありがたい。これは大発見だ!