9/14/2014

鳥の鳴声の模倣によるソナタ その2

曲の冒頭 鳴声を模倣している部分

「鳥の鳴声の模倣によるソナタ」 Sonata in imitation of Birds William Williams(1677-1704)

作曲者のWilliam Williams  については実はあまりよくわからない。
バッハやヘンデルより7年ほど前に生まれているが、27歳の若さで亡くなっている。
出生年なども資料によってはズレもあるようだ、この曲の出版は London 1703となっているから亡くなる直前の出版だったのだろう。
肖像画も検索してみたが、見つからなかった。他にリコーダーの曲が数曲残っているようだ。
この「鳥の鳴声の模倣・・」はリコーダー奏者に好まれているらしく、YouTube などでも幾つかアップされていて聴くことが出来る。

当時のイギリスの時代背景は ニュートンの万有引力の法則1687 ・・・ ワットの蒸気機関の発明1765 
産業革命前夜の動きも考慮されても良いでしょう。貴族達だけの音楽ではなく、裕福な貿易商や工場主など自ら演奏を楽しむ人たちが出現してきたのです。

2回目の練習では、本番前の練習で使用する部屋を確保出来た。新宿高層ビル街の一室なので外の光景も素晴らしく、部屋の中もちょっと豪華、
ただ音は少し響き過ぎ。お客がいない空席のせいなのかもしれない。お風呂屋さんで歌っているようで。思わず楽器を鳴らし過ぎてしまう。
他のパートとの関わり合いに注意することなく、自分のパートのみ歌う傾向が感じられた。やはりトリオソナタのような曲はパート間で旋律を受け継いだり掛け合ったりしながらあたかも楽しく会話が進行するように演奏することが必要と思う 。
その点第一回目の練習「スタジオアイシャ」では響きが少なく譜面台を寄せて演奏したのでもっとお互いに聴き合うことが出来たように思われる。会場の残響の具合によっても演奏が変わってしまう。

2ndリコーダーのG君は今週末富山に帰り、地元のリコーダークラブの練習に参加した後、また東京に戻り本番に参加してくれるのだそうだ。地元のリコーダークラブの演奏会が10月にあるので忙しいのだ。
チェロのO君にしてもオケの練習を休んで遠方から駆けつけてくれているのだ。練習と言えども「一期一会 」

明日は本番。直前の練習と会場でのリハーサルは多少時間を用意してあるようなのでそこで最後の調整ができるはず。
鳥の鳴声の模倣する箇所ではもっとそれらしく、それ以外の場所は楽譜から解放されて自由に会話を楽しんでいるような演奏を目指したい。
YouTube 参考演奏