3/12/2013

第9回フレンドシップコンサート終了、演奏に遅刻

Ricco Suono の演奏


フレンドシップコンサート終了しました。各グループが特色を出して演奏したはずです 。
実は私、今回は、演奏をほとんど聴いていないのです。

今回私事ながらどうしても外せない用件があり、それを終了してから会場に 駆けつけるつもりだった。せめてRicco Suono の演奏だけでも参加したいと思ったのだ。用件を終わらせ電車に駆け込んだまでは予定通りだったのだが、何と信号機の故障とやらでその電車の運行が中止となり、他の路線で振替輸送となってしまった、それでも諦めず、必死で乗り換えながら会場に向かった、会場に飛び込んだらすでにRicco Suono がケアリーを演奏中、観客席でじっくり聴くことになってしまったのだ。私のソロの部分も代役の方がしっかり演奏してくれている。ちょっと複雑な思い・・・・

「豊かな音」は半ば実現出来てきたようだ。ただ心浮き立つ躍動感のような表現は編成が大きくなれば余計に難しくなるが、今後に期待したい。

写真はケアリー演奏中のRicco Suono 本来ならこの写真は撮れなかった。
多分当日の録音を編集してCDにする役割りが回って来る様なので、コンサートの全曲は録音で聴く事になると思う。ただ当日の演奏をほとんど聴いていないまま、編集作業に入ることは、ちょっと怖い気もする。

3/08/2013

リコーダーで演歌


先日いつもの喫茶店で昼下がりコンサートが終わった。本来1月の末に行う予定だったのだが、風を引いたメンバーがいたので、一ヶ月延びたのだ。今回で24回目だそうだ。
今回はサリバンの舞曲集などを演奏したが、「北国の春」と北島三郎の「函館の女」の2曲について書いて見たい。
リコーダーで歌謡曲を演奏するのは抵抗があり、最初の頃、「隣のローランドさん」の演奏後、「高校三年生」が吹きにくかった。しかしHRCで生きていく限りこの問題は避けて通れない。昼下がりコンサートや老人ホームでの演奏のたびにTさんがどんどんアレンジしてくれるので躊躇していると遅れをとってしまうのだ。なまじ中途半端に吹くとかえって変なので、ここは気合を入れて、なり切ったように演奏するしかない。

北国の春は中国でもよく歌われている
私は仕事でしばらくの間中国で生活した経験があるのだが、
地方の田舎から都会に出てきて、工場などに住み込みで働く工員さんたちは 、安い給料だけれども節約して親元に送金したりしている。これがこの歌のふるさとを想う歌詞と一致する部分があるのだろう。
リコーダーでの演奏も歌であることを意識しつつ一音一音変化をつけて行く。音に表情をつけるのはケーナが断然有利だけれども、リコーダーでもかなり行けると思った。

もう一曲の北島三郎は、調子良く流れるように歌う,Tさんのアレンジは平気で高い音を要求するので、結構厳しいのだ ♪はーるばる来たぜ函館ヘエ〜〜 ♪  この エ〜〜の部分を高音で持続するのが大変。さらに前奏や間奏、終わりの部分が結構印象的な動きをするので意外に難しい。
それとイントロの後繰り返して二番まで演奏し、間奏を入れて三番を演奏、そのままコーダに入るなどと譜面上の動きも激しいのだ。私も今回 歌の部分は何とかなったが、コーダに入り損ねてゴメンナサイとなった。

表情豊かに演奏するということは、それだけ自身の演奏能力を広げることになるわけだが、Ricco Suono などで演奏している時、つい演歌調のくせが出てしまい、「KENJIさん音がヨタっていますね」などと言われるかもしれない。

3/04/2013

第9回フレンドシップコンサート演奏順


第9回フレンドシップコンサート演奏順が決まりました。

1. 平尾リコーダークラブ12:30 
2. チエル・アルコ    12:50 
3. モックなでしこ    13:10 
4. ねころびと       13:30 
5. オリーブ        13:50 
  休憩(10分)       14:10 
6. フェリーチェ      14:20 
7. Gクレフ         14:40 
8. 奏            15:00 
9. 厚木リコーダー・オーケストラ15:20 
10. 全体合奏       15:40 
      カンタータ140『目覚めよと呼ぶ声が聞こえ』より 
      コラール7番 栄光が汝に向かいて歌われよ/J.S.バッハ
      エーデルワイス    /R.ロジャース作曲 河野和男編曲

  休憩(15分)        16:00 
11. ジャスミー       16:15 
12. ぴぽ           16:35 
13. ヴィア・モンテ・ビアンコ16:55 
14. Ricco Suono      17:15 
15. ゲスト演奏       17:35 
   桐畑奈央、中村友美、中島恵美、細岡ゆき
カンツォン第10番       /G.フレスコバルディ
我が青春は過ぎ去りぬ      /J.P.スウェーリンク
『食卓の音楽』第2集・第2番 ニ短調/G.ph.テレマン 

全体合奏では会場全体でリコーダーを演奏します。
楽譜は当日受付で配られます。比較的簡単に演奏出来ますので是非リコーダーをご持参下さい。

   2013年3月9日(土)
会場:稲城中央文化センターホール
    稲城市東長沼2111番地 Tel. 042-377-2121
開場:12:00
開演:12:30
入場無料
最寄駅:京王相模原線稲城駅下車、徒歩10分

リコーダーの広場演奏会情報にも掲載しました。
 

3/03/2013

Ricco Suono録音データをCDRに編集


Ricco Suono 演奏会の録音データが手元に届いた。

吊りマイクによる録音は良好で、場内の残響もよく拾っている。気持ちの良い音だと思う。
音が良いと多少のミスはあっても繰り返し聴きたくなる。もちろんミスはちゃんんと録音されているし、ハーモニーが崩れれば濁った音になる。しかし全体から立ち上る音はふくよかな響きを伴い、聴く者を幸福感で満たしてくれるのだ。だから少しのミスがあっても大らかな感じで受け入れることが出来る。「大丈夫、次はもっと上手く行くはずさ」
これがギスギスした録音だと一回聞いて「そんなもんかな」などと思い、それでおしまい。

良い音で聞く条件はもちろん良い録音であることが前提となるが、再生系も大切。PCやiPhoneに内蔵されているスピーカーなどはもってのほか、これらは、通話やアラーム用として、内蔵されているのであって、音楽鑑賞などに使える代物ではない。ある程度品質の良いイヤホンをお勧めする。

私の経験では、以前人からもらったイヤホンを使用したことがあった。それまで使用していたイヤホンがちょうど具合が悪くなり、渡りに船とばかりにそのイヤホンを使用したのだ、ちょっとキンキンした感じがしたが、すぐ慣れてしまったのかそのまま使い続けることになった。しかし曲を聞き終わったあと少し疲れたような気がしてもう一度聴きなおすことはほとんどなかったと思う。そしてiPodに触れる機会も必要以外は徐々に減って行った。この慣れてしまうということがコワイのだ。

しかしふとしたきっかけで、ドイツメーカーの中級品が目に止まり、購入して聴いてみたところ、何と! こんないい音だったのか! 目からウロコいや耳からウロコの感じで、何回も聴き直してしまった。

購入したのは カナル型と呼ばれるイヤホンで薄いゴム栓で耳にフィットさせるタイプである。かなり高価な物もあり、18万円のものを見たことがある。2~3万のものが高級品だと思うが、これだってiPod本体が買えてしまう値段だ。自分で演奏する人なら「そんな金があったらもっと良い楽器がほしい」と言うだろう。5000~2000円程度で十分ではないかと思っている。

演奏会録音データの編集は今回細かい設定など必要ないのでSoundEngine Free を使用。
演奏以外の不必要な部分は削除し、曲目ごとにノーマライズ処理をして、適正な音量に持ち上げた。
CDRの盤面には演奏会の名称、会場、曲名、作曲者、トラックNo.などしっかりプリントした。これは後日のため結構大切なことだと思う。

2/24/2013

第9回フレンドシップコンサート概要


今回で9回目になります。HRCの練習の休み時間にお茶をのみながら「フレンドシップコンサート」の名称を決めたことを思い出します。
13グループの参加が決まっています。まだ未確定グループもあるらしいので、詳細決まれば、演奏順番など詳細を報告します。(開演時間なども若干変更になる可能性もあります)

参加グループ一覧(五十音順)

・厚木リコーダー・オーケストラ
・ヴィア・モンテ・ビアンコ
・オリーブ
・Gクレフ
・ジャスミー
・奏
・チエルアルコ
・ねころびと
・ぴぽ
・平尾リコーダークラブ
・フェリーチェ
・モックなでしこ
・ Ricco Suono

    2013年3月9日(土)
会場:稲城中央文化センターホール
    稲城市東長沼2111番地 Tel. 042-377-2121
開場:12:30
開演:13:00
入場無料
最寄駅:京王相模原線稲城駅下車、徒歩10分

リコーダーの広場演奏会情報にも掲載しました。

2/18/2013

ヘンデルの違和感

先の大相撲は日馬富士の優勝で終わった。
私は相撲フアンではないので 、常にテレビで追いかけているわけではないが、前から気になっていることがある。優勝杯授与の場面でヘンデルの曲が鳴り響くのだ。
今回も偶然NHKテレビが表彰式を中継していたので見てしまった。自衛隊の音楽隊です、と場内放送のあとすぐに国歌「君が代」が演奏された。和洋折衷のアレンジでまあこれは仕方ないか。そのあとすぐにヘンデルの曲「見よ勇者は帰る」が演奏されて優勝杯が日馬富士に手渡された。
なんだこれは!その時私は大きな違和感を感じてしまう。

私はヘンデルが嫌いなわけではない。CMでキャスリーン・バトルの歌うオンブラ・マイ・フは素晴らしかった。かく言う私だって、中学高校では吹奏楽部に所属していたから、この曲を演奏させられたことは何回もある。

まあ中学高校ぐらいはまだ許せると思うが、何で日本の伝統である大相撲でヘンデルが演奏会されなければならないのだろう。
やはりおかしいと考えるのが  普通ではないだろうか。
行司による呼び出しとか、勇壮な太鼓連打とか工夫できるのではないだろうか。
相撲や報道関係者は何も感じないのだろうか?それが不思議だと思う。
作曲を仕事にしている人もたくさんいる。そんな中で「オレが作曲しよう」と名乗りをあげる人はいないのだろうか。

ここまで書いてハッと思った。ひょっとしてこの曲とんでもない名曲なのかもしれない。

最初の数小節分ののフレーズを口ずさんで見る。それだけで神々しいような勇壮な気分になる。
この曲を超えた作曲には100万円の賞金を差し上げます。などと作曲コンペを催しても、応募する勇敢な作曲者はいないかもしれない。やっぱりヘンデルすごい!

ヘンデルのすごさはわかったけれども、相撲はやっぱり工夫して欲しいなあ。

2/06/2013

エリクソンのアリア

書き込みのある楽譜とガークライン、iPod によるチューナー

Ricco Suono 演奏会 2月9日 と迫って来た 。

先日の日曜日、自由練習のため場所を確保してあったのだが、ほぼ全員が集まり、演奏会のプログラム順に演奏して全体の流れを確認した。
曲によって各自使用する楽器や楽譜、並ぶ席順など、結構複雑なのだ。Tさんが最新の座席表+進行表を作ってメーリングリストにアップしてくれるのでありがたい。

今回のプログラムはどれも難しく、それぞれ問題があるのだが、私個人にとって最大の課題はこの曲 アリア  エリクソン だろう。多分原題は "Air for Band" F. Elickson 。YouTube でも何件かヒットするはずだ。原曲は吹奏楽だけれど、リコーダーオーケストラ用に編曲してある。コントラバスからクライネソプラニーノ(Garklein) まで使用するのだが、私がそのガークラインを担当し、ど派手に目立ってしまうのだ。

リコーダーはソプラニーノまでは通常のリコーダーとして扱える。バスからソプラニーノに持ち替えてもそれほど違和感なく扱える 。ところがガークラインとなると話は別で、指穴の間隔が狭いので、指を立てて楽器をつまむように持たないと指がぶつかり合って指穴を塞ぐのが困難になってしまう。その上運指も「バロック式」などと銘打っているが、ガークラインのバロック運指なのであって、一般のソプラノリコーダーの運指とは大きく異なっている。私はKungとアウロスの楽器を所有しているが、付属してきた運指表にしても両者に違いがある。その上音程修正のため替え指の使用は必須だから、演奏中運指に不安を感じてしまう。そこで不安な箇所には楽譜に運指にを書き込んだ。

写真はアリアの譜面だが、運指の書き込みが見える。高音になると隣のソプラニーノの音と干渉してとんでもない不協和音が発生したりして、音程を耳だけに頼るのは難しくなるのでチューナーを譜面の横に置いて必要な箇所でチェックするようにしている。iPod/iPhone 用のCleartune というフリーのアプリによるものだが、市販のチューナーより安定感があって使いやすいと思った。

<演奏会のプログラム>
.6声のソナタ 第5番   J.H.シュメルツアー
2.デ ラ コート        R.パーソンズ
3.フォルシュピール、フーガ、ナハシュピール 二短調  A.ブルックナー
・・・・休息・・・・
4.プレリュードとフーガ ハ長調 BWV547   J.S.バッハ
5.マザーグースの詩より   作者不詳 / J.D.ケアリー編曲
  トム トム 笛吹きの息子
  イタチが跳んだ
  オールド・キング・コール
  へそ曲がりのメリー
6.アリア                 F.エリクソン 

Ricco Suono 演奏会 
会場   稲城 iPlaza  開演 2;00  入場無料

1/23/2013

コーヒーカンタータ その3


コーヒーカンタータの最初のページ



バッハは、ライプツィヒにあった“ツィンマーマン・コーヒーハウス”という店で、1729~41年の間、途中2年間ほどの中断はあったが、毎週金曜の晩にライプツィヒ大学の学生で組織された演奏団体「コレギウム・ムジクム」の指揮をしていたのだそうだ。  多分チェンバロを弾きながら指揮をやったと思われるが、バッハの指揮で音楽が聴けるなんてなんと贅沢なことだろう。
今風にいえばライブハウスのような感じと思うが、しかしそこには若者ではなく芸術家や街の有力者達が集っていた訳だ。        
バッハはライプツィヒ時代は聖トマス教会のカントールを勤めていた、彼にとっては二足の草鞋  ということになる。

毎週コーヒーハウスに出演することは結構大変だったのではないか、
 どんな曲を演奏したかは興味のあるところだが、当時の楽譜の多くが失われてしまったとも言われている。コーヒーカンタータについてはその題材そのものが、コーヒーハウス向きだし 、編成も歌手ソプラノ、テナー、バスの3名、楽器も弦楽器とチェンバロそしてフラウトトラベルソの最小限の編成であるところが、コーヒーハウスでの演奏を考慮した作りになっているように思われる。
ただフラウト トラベルソの扱いは別格で、このカンタータの目玉とも言うべき、ソプラノのアリア「ああなんてコーヒーは美味しいんでしょう」でソプラノに対する対等のオブリガートの演奏と全員登場の終曲の中でちゃんと出番の箇所が作ってあり、単なる伴奏者ではなく、歌手並みの待遇であり、外部から奏者を招待したのかもしれない。 

  1731年ドイツのライプツィヒにタイムスリップしたとする。
当時流行していたコーヒーハウスに行ってみることにする。コーヒーハウスは8軒あり、それぞれ特徴があるが、そのうちの3軒が音楽を聴かせるとのことで、そのうちのチンマーマン・コーヒーハウスに決める。
それは金曜日の夜であった。会場には学生や地元の名士達、何人かの女性の姿も チラホラ、今日の演目はバッハ氏作曲「コーヒーカンタータ」
 時間になるとバッハ氏本人が学生の弦楽器奏者を伴って登場し、チェンバロの前に腰掛ける。バッハのジャラランと鳴らすチェンバロの和音を合図にテノールの解説者のレシタティヴが始まる「♫お静かに、おしゃべりせずに・・・・」

・・・・・まあこんな感じで始まったのではないだろうか。

「コーヒーカンタータ」は多いに受けたらしい。     

筋書きは簡単、娘のコーヒー好きを嘆く父親が登場し、コーヒーをやめさせるべく、嫁にはいかせない、流行の服は買ってあげないなどと父親の権力を振りかざし圧力 をかけるのだが、お転婆娘に一本取られた形で全ては水泡に帰してしまう。父親の名前シュレンドリアンは(間抜けな人)のような意味があるらしく、観客はあらかじめことの成り行きが、予測出来る仕掛けなのだそうだ。
そう言われてみると、父親が最初に娘の事を嘆くアリアも途中でエッサカホイサカ、エッサカホイサカと聴こえる部分があり滑稽に感じられる。
台本はマタイ受難曲も手がけたピカンダー、当時はバッハより名前が売れていた作家らしい。学生の演奏団体コレギュウム・ムジクムにも所属していたことがあると言われている。

バッハはオペラを作らなかったが、この「コーヒーカンタータ」は演出を工夫すれば 、コミックオペラとしても十分に通用すると思う。