ケーナを練習し始めたころ、音程に悩まされ、自分でケーナを作るしかないと考えたことがあったが、演奏技術が未熟なまま自分に合わせたケーナを作ることは良くないのではないかと思いなおし、自作は凍結していた。
ところがその"凍結"を解除するような事件があったのだ。
最近リコーダーで知り合った仲間とケーナの練習会を始めたのだが、その集まりに「箱バスで紹介したBINGOさん」が試作した3本のケーナを持参された。
水道管(塩ビ管)で試作したとのことだったがリコーダーも製作してしまう彼の手にかかると実によく鳴るケーナに仕上がっている。
見た目は水道管なのだが、低音はアハユ木管とそれほど違わない音色と音程、その上高音はむしろ出しやすい。
手に持った感触は水道管そのものであまり良くないが、楽器としての性能は十分に備わっているように思われた。
BINGOさんは気前よく一本ずつプレゼントしてくれた。
こうなると先の「ケーナ製作凍結」の決意がぐらつき始めてしまう、なんせ材料費が安く加工しやすい
「ケーナを自作すべきかどうか、それが問題だ」など数日間ハムレットをやっていたのだ。
職場で足元にパイプが一本転がっているのを発見。手にとって見ると塩ビ管で外径26mm内径20mm BINGOさんが使用した塩ビ管と同寸法
長さも40cmで標準的なケーナより2cm 程長いだけ。正に塩ビ管ケーナの材料そのものではないか!なんでこんなところに転がっていたのだろう?
ひょっとして"神様の思し召し"かもしれない。ありがたく押し頂いて自宅に持ち帰った。
写真は上から
アハユ作 木管ケーナ
BINGOさん製作 塩ビ管ケーナ
神様から頂いた塩ビ管ケーナの材料
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