3/08/2013

リコーダーで演歌


先日いつもの喫茶店で昼下がりコンサートが終わった。本来1月の末に行う予定だったのだが、風を引いたメンバーがいたので、一ヶ月延びたのだ。今回で24回目だそうだ。
今回はサリバンの舞曲集などを演奏したが、「北国の春」と北島三郎の「函館の女」の2曲について書いて見たい。
リコーダーで歌謡曲を演奏するのは抵抗があり、最初の頃、「隣のローランドさん」の演奏後、「高校三年生」が吹きにくかった。しかしHRCで生きていく限りこの問題は避けて通れない。昼下がりコンサートや老人ホームでの演奏のたびにTさんがどんどんアレンジしてくれるので躊躇していると遅れをとってしまうのだ。なまじ中途半端に吹くとかえって変なので、ここは気合を入れて、なり切ったように演奏するしかない。

北国の春は中国でもよく歌われている
私は仕事でしばらくの間中国で生活した経験があるのだが、
地方の田舎から都会に出てきて、工場などに住み込みで働く工員さんたちは 、安い給料だけれども節約して親元に送金したりしている。これがこの歌のふるさとを想う歌詞と一致する部分があるのだろう。
リコーダーでの演奏も歌であることを意識しつつ一音一音変化をつけて行く。音に表情をつけるのはケーナが断然有利だけれども、リコーダーでもかなり行けると思った。

もう一曲の北島三郎は、調子良く流れるように歌う,Tさんのアレンジは平気で高い音を要求するので、結構厳しいのだ ♪はーるばる来たぜ函館ヘエ〜〜 ♪  この エ〜〜の部分を高音で持続するのが大変。さらに前奏や間奏、終わりの部分が結構印象的な動きをするので意外に難しい。
それとイントロの後繰り返して二番まで演奏し、間奏を入れて三番を演奏、そのままコーダに入るなどと譜面上の動きも激しいのだ。私も今回 歌の部分は何とかなったが、コーダに入り損ねてゴメンナサイとなった。

表情豊かに演奏するということは、それだけ自身の演奏能力を広げることになるわけだが、Ricco Suono などで演奏している時、つい演歌調のくせが出てしまい、「KENJIさん音がヨタっていますね」などと言われるかもしれない。

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