手持ち無沙汰で照れくさいので、サンポーニャなどいたずらして音を出していたのだが、ケーナでコンドル・・・の「さわりの部分」を演奏してみた。
道行く人達はビックリした顔で眺めている。
私も恥ずかしくなってすぐに吹くのを止めたが、得がたい経験だった。
帰国の前日、最後の演奏を聴きに行った。
彼は展示してある小型のサンポーニャで民謡のような素朴な曲を演奏してくれた。二本の管を同時に吹くことによって和音になり素朴なメロディーに飾りが付くのだ。
「明日帰国するのでこの楽器を購入してくれないか」との事で格安で譲り受けた。
普通のサンポーニャは管が長さの順に並んでいるが、この楽器は列の中に短い管が混じるのでノコギリのようにギザギザであることが特徴である。
調べてみたら「ロンダドール」と呼ばれるエクアドル特有の楽器であることがわかった。通常の音階の配列の途中に和音用の短い管が入り込む為このような特徴的な外観となるのだ。
合奏などには向かないが、屋外などでひょいと取り出して素朴なメロディなど演奏できたらカッコいいだろうなあ。
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