当時LPレコードは大変高価だったのでそれほど多くのLPを所有していたわけではない。
ヘンデルやテレマンのソナタ、天使のナイチンゲール、グリーンスリーヴスによる夜想曲、などが入っており
特に気に入った曲はリュート伴奏の「涙のパバーヌ」ヴァン・エイク 、リュートはコンラート・ラゴスニッヒとなっていた。
・・・時は流れ、HRCが結成され・・ギターが得意なKさんがリュートを入手した。 しばらくして「合奏しませんか」と楽譜を見せられた、
ジョン・ダウランド(三つの舞曲)
一つの旋律楽器(リコーダー、フルート、ヴァイオリン)とギター(リュート)のための(コンラート・ラゴスニック編) 日本ショット社 1981年
この中の一曲が「涙のパバーヌ」 旋律楽器のパート譜にはハンス・マルティン・リンデの名前もある
まさにレコードの演奏そのものの楽譜ではないか!
Kさんがこの楽譜を入手したのは80年代で、当時ギターを演奏していたKさんはリコーダーとの合奏を目指していたわけではなく、偶然入手したのでその後ずっと本棚に眠ったままになっていたらしい。
「昼下がりのコンサート」などで合奏したのだが、近江楽堂で演奏しないかと細岡師匠から声がかかった。
最初は気後れしていたが、こんな機会は滅多に無いことなので、思い切って受けることにしたのだ。
多くのリコーダー愛好家の前でこの曲を演奏することは、かなり勇気を必要とするが、
8月8日の演奏会まであと一週間、「セロ弾きのゴーシュ」に成るのは無理としても、気持ちだけでも、そのつもりで演奏に臨みたいと思っている。
写真は、LPをコピーしたCDと「涙のパバーヌ」の楽譜
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