The Leaves be Green「木の葉は緑」 William Byrd,
この曲は結局また棚上げになりそうだ。
手がけて一年程になるが、各パートの奏者が安定して確保出来ないことが、最大の原因だ。欠員が出ても気軽に他のパートを演奏するわけにもいかない。せっかく練習してきたのだが仕方が無いでしょう、FSCで披露できることを密かに願っていたのだけれど…
この曲に関して参考になるサイトを見つけたので、書き出しておきます。
原曲は16世紀の流行歌だという事だが、イギリスのリコーダー愛好家Geoff Walker さんのサイトに詳しい説明があるので当該の部分を訳出してみます。歌詞の部分は原文(英語)も乗せておきます。興味のある方はアクセスして見てください。
(英語の翻訳など恥ずかしくミスもあると思います)
・・・・・・・以下Geoff Walker さんの当該部分の訳・・・・・・
「ブラウニング」あるいは「木の葉は緑」は16世紀後半のポピュラーな歌曲だった。何人かのイギリスの作曲家がその歌をもとに作曲した。
ウィリアム・バード、クレメント・ウッドコック、ヘンリー・ストニングス(5声)そしてエルウエイ・ベヴィン(3声)のヴァージョンが現存している。一つの声部が、他の声部が変奏やハーモニーを演奏している間に、基本のメロディを演奏する。メロディはパートからパートに移動する。多くは最初の主題の提示はテナーパートで行われ、バスパートに受け継がれる、それから上のパートに移動する。
メロディで歌われる歌詞は2番まである。
<一部省略>
The leaves be green, the nuts be brown,
They hang so high, they will not come down.
And
Browning Madame, browning Madame,
So merrily we sing browning Madame,
The fairest flower in the garden green,
Is in my love's breast all comely seen,
And with all others, compare she can,
Therefore now let us sing browning Madame.
木の葉は緑、ナッツは茶色
それらは高い所にあり下に落ちて来ない
そして
ブラウニングさん、ブラウニングさん
私達は陽気に歌う、ブラウニングさん
庭の緑の中で最も美しい花
私の愛の思い出の中でも彼女は一番だ
(この部分、私には訳が難しい)
だから今一緒に歌いましょうブラウニングさん(夫人)
・・・・・引用終了・・・・・・
下手な翻訳で申し訳ない、and を境として歌詞の前半と後半で違和感がある。
さらに検索したら下記の様な詩を見つけた
The Leaves Are Green
The leaves are green, the nuts are brown, They hang so high they won't come down. Leave them alone till frosty weather, Then they will all come down together.
Old Rhyme
木の葉は緑、ナッツは茶色、それらは高い所にあり下に落ちて来ない、でもそれは霜にあたるまでのこと、それらはみんな一緒に落ちてしまう。(古い詩)
歌詞ではこの詩の後半部分が抜けているのだ。
多分これは皆が知っている有名な詩では無いだろうか、それによれば緑の葉っぱは霜に当って落ちてしまうとある
これだと葉っぱは緑・・・でもやがてはしおれて落ちてしまう、だからブラウニング夫人お高くとまっていないで私と遊びましょう。となる
独身の女性ではなく夫人だから少しヤバイ意味があるかもしれない。
エルウエイ・ベヴィン 「3声のブラウニング」はレ・サンク・サンスのアルバム「ベルガマスク」に収められている。バード「5声のブラウニングは同じくレ・サンク・サンスのアルバム「うぐいす」に収められているし、演奏会でもたびたび聴くことができる。
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