1/29/2011

陽だまりロビーコンサート


陽だまりロビーコンサートに浅井愛さんが出演するとの事で、聴きに行った。
出演は、リコーダー浅井愛さん、ギター畑内浩さん
プログラムは親しみやすい曲、アメージンググレイス、ふるさと、埴生の宿などが並んでいるが、楽器紹介も兼ねて次々と大小の楽器に取り替えるので、少しも退屈させない。このペアの組み合わせでもう14年も演奏しているそうで、さすがと納得してしまう。
こきりこ節変奏曲/野田暉行編曲(結構難曲と思う)なども演奏され途中の休息時にはコーヒーの無料サービス。

後半の「鳥の鳴き声の模倣によるソナタ」では職員であるNさんも加わってリコーダー二本とギターで演奏、これがピタリと決まって場内大いに盛り上がる。
最後に演奏された「コンドルは飛んでゆく」とアンコールの「花祭り」この2曲は最近私達HRCでもケーナ、チャランゴ、サンポーニャなどで演奏しているのだが
今回はリコーダーとギターだけで大迫力、キレのある見事な演奏でさすがリコーダーのプロ、呆気に取られて聴きました。

PA装置
リコーダーとギターに各一本ずつダイナミックマイクロホンが配置され、小型のミキサーを経由して後方に一個のパワードスピーカーが配置してある。
生の音が主体でスピーカーの音はそれを補う目的と見たが、今回のような編成のときは大いに有効なシステムと思った。例えばグレートバスのソロでも音が朗々と響いていた。もちろん演奏自体も充実した音なのだろうがスピーカーによる補いも十分効果を発揮していたと思う。ただ少し残念なのは前半PA装置によるノイズが何回か聞こえたことだ。多分過入力とか接触不良などが原因と思われる。またマイクロホンのON/OFFノイズやマイクをタップする音などが気になったが、演奏者自身で操作するわけで、ある程度仕方がないかも知れない。
演奏者の数や演奏会場にもよるが、リコーダー演奏においてきわめて有効なシステムと見た。今後私達も検討の価値があると思われる。

※喫茶「陽だまり」は心身に障害がある方々が喫茶業務を通して社会人として必要な知識、接客、マナーなどを身につけ、将来、就労を目指すことを目的としている。

1/23/2011

浅井愛さん ロビーコンサート


ステラのメンバーでもある浅井愛さんのロビーコンサートがある
当日は定例の練習日なのだが、地元での開催でもあり
練習を一時中断して聴きに行く予定です。

演奏:リコーダー 浅井愛  ギター   畑内浩

陽だまり ロビーコンサート

日時:2011年1月29日(土)

時間:14:00開演

場所: 稲城市城山文化センター ロビーにて 

プログラム (浅井さんのBlog より転載)
大小様々なリコーダーを使って楽器紹介
埴生の宿
コンドルは飛んでゆく
鳥の鳴き声の模倣によるソナタ
映画「禁じられた遊び」より愛のロマンス 他

皆さんと一緒に歌を歌いましょう。

「君をのせて」他

問い合わせ:稲城市社会福祉協議会 喫茶「陽だまり」042-379-5231

休憩時には無料のコーヒーサービスがあるそうです。

1/09/2011

笛供養

先日新年の休みを利用してかみさんと二人で鎌倉方面へ出かけてみた。漁港で取れたての魚を使ったシラス丼が目的。
小田急藤沢駅から江ノ電に乗り換えて江ノ島下車、海岸に出るとのんびりした風景が広がる。とんび達がゆっくり上空で回っている。油断していると食料など急降下して来てさらわれてしまう。

腰越漁港付近はいかにも漁村といった感じが残っている。目指す店「池田丸」は港のすぐ前にある。
シラス丼は漁期の関係でダメだったが、シラス定食を食す。満足

すぐ近くに満福寺があるのでちょっと寄ってみた。江ノ電の踏み切りからすぐ参道の階段が始まるという窮屈な造りだが、
その階段を登りきって境内に入るとすぐに面白いものを発見した「笛供養の碑」写真では見えにくいが、弁慶らしい山伏姿の男が横笛を構えている絵も描いてある。
「笛男」を自認する私としては大発見なのだ。早速持参していたケーナを置いて記念撮影。
ここは義経一行が鎌倉に入るのを拒まれた為逗留した寺で、笛の名手だった義経にちなんで毎年「笛供養祭」が行われているらしい。
ここで笛は龍笛を指すらしいが尺八やケーナやリコーダーだっていいじゃない。

1/01/2011

8フィート、4フィート

リコーダーオーケストラ"Ricco Suono"などで「最初は8フィートで演奏してここから4フィートに戻りましょう」などと指示されることがある。
この8フィート/4フィートはパイプオルガンと深い関わりがあるのだが、誤解されていることがあるので、まとめてみた。
私自身オルガンを演奏するわけではないので、間違いもあるかもしれないが、その時はご指摘をお願いします。
また記述する数字は開端補正などは無視し、かつ煩雑を避ける為概数で表示させてもらいます。

オルガンにはリコーダーのようなパイプが並んでいる
長さ8フィート(約2.5m)のパイプが出す音は64Hz ヘ音記号譜下線二本のド(C2) 
この音を最低音とする一連のパイプの音域はピアノと同じような普通のピッチで鳴り、8フィートストップと呼ばれます。
ピアノの場合は鍵盤と音列は固定されているがオルガンの場合は切り替えることが出来、4フィートを最低音とする一連のパイプに切り替えると
1オクターブ高い音が鳴り、これは4フィートストップと呼ばれます。更に1オクターブ高ければ2フィートストップ。

低い方も同様に1オクターブ、2オクターブ低ければそれぞれ16フィートストップ、32フィートストップと呼ぶ慣習だそうです。
したがってこれをリコーダー四重奏に当てはめれば
8フィートとはテナー、バス、グレートバス、コントラバスの組み合わせ、4フィートとはソプラノ、アルト、テナー、バスの組み合わせで1オクターブ高い音になります。

人間の可聴域は20Hz~20KHz が定説らしいが
大型のオルガンでは32フィートストップまで有り、パイプの長さは約10m 周波数は16HZ、 すでに人間の聴覚の限界を超えている。さらに最近では64フィートストップを有するオルガンも製作されパイプの長さは開管だと約20m 周波数は8Hz  これでは音としては 当然聞き取れず振動が直接身体に伝わってくるのかも知れない、一度体験してみたいものだ。他の楽器と異なり教会のオルガンは「天地創造」とか「最後の審判」とか人知を超えた絶対的な表現を必要とするのでその様な大規模なオルガンが作られるのだろう。それにしても建設(製作)費用は莫大だと思う。

ついでにリコーダーの長さをフィートで表示してみる
1フィート(フット?)約30cm ソプラノ
1.5フィート 約45cm アルト
2フィート 約60cm テナー
3フィート 約90cm バス
4フィート 約1.2m  グレートバス
6フィート 約1.8m コントラバス
8フィート 約2.5m サブコントラバス

0.75フィート 約22cm ソプラニーノ
0.5フィート 約15cm ガークライン
ウインドウエイの部分が余分だし開端補正や設計上の変更もあると思うが、ほぼ近い値となっているのではないだろうか。
8フィートより大きいリコーダーは開発されていないが、生身の人間が演奏する以上それは当然のことと思われる。
また1フィートを整数倍していくと定期的にド(C) が現れるのは、音階の基準を策定した国でフィートを日常的に使用していたためだろうと想像する。

写真はリザーブコンサートで会場として使用した「SDA立川キリスト教会」に設置されているパイプオルガン

12/29/2010

第12回クリスマスコンサート終了

23日第12回クリスマスコンサートが終了した。
平尾リコーダークラブ発足当時から毎年開催しているから、リコーダークラブとしても12年の歴史があることになる。
今回の参加は4団体(演奏順)
ひらお オカリナサークル
リコーダーアンサンブルGクレフ
ピクルス
平尾リコーダークラブ
各団体20分間の制限時間で個性的な楽しい演奏を披露してくれた
平尾リコーダークラブの演奏曲だけ紹介しておきます。
クリスマスメドレー
ホワイトクリスマス  Irving Belrin
Embraceable You   George Gershwin
Someone to Watch Over me  George Gershwin
ゲゲゲの鬼太郎  いずみたく
花祭り  E.P.サルディバール

「ゲゲゲの鬼太郎」はTさんの編曲、ホイッスル」やドロドロマシン、いろいろな打楽器などで雰囲気を盛り上げる、私の「クルムホルンもどき」も参加する。
「花祭り」はチャランゴ、ソプラノリコーダー、サンポーニャ、ケーナ、歌、鍵盤ハーモニカ、バスリコーダー等がソロでつなぐ「継ぎはぎ」構造、少しズッコケたりしたが、演奏者もお客さんも楽しめたのではないかと思う。

プログラムには無かったが、三連のイカロスオカリナによる「ドナウ河のさざなみ」は高音になっても音が無理なく出て、聴きづらくない。しかし演奏は難しそう。

休息時間には恒例のお茶とケーキが楽しめた。演奏会終了後、「こんな楽しい演奏会は初めてです」と声をかけてくださった方がいて嬉しかった。

写真説明
演奏会前の「呼び込み」の屋外演奏、助っ人も加えて低音部を補強した。
休息時間のお茶とケーキ類、毎年ケーキを作ってくださる方が何人かおられるのだ。

12/10/2010

ケーナ改造

通常はアハユの木製ケーナを使用している。音程はほぼ全音域で正確、リコーダーとの合奏に使用できる。
この楽器はエクアドル人のリチャード・コタ氏が「プロフェッショナルケーナだ」と太鼓判を押してくれた楽器なのだが、私にとっては音の立ち上がりが少し悪い。
指孔が大きい上、重量があり全体がすべすべしていて持ちづらいことも影響しているのだろう。
今回「風とケーナのロマンス」の演奏でマルセロ・ペーニャの竹製ケーナを使用してみたくなった。この楽器は購入した当時は全体に音が低すぎて使用できなかったが、徐々に音程を高く出すことが出来るようになり何とか使用できるレベルになったと思うが、いくつかの音はまだ低くそれらを所定の音程に持ち上げるのはまだ難しい、しかしこの楽器の音は少し風音が混じりケーナらしい音色で「風とケーナ・・」にはピッタリのような気がする。よし、思い切って「禁断の楽器改造」をやって見よう。

他のケーナと比較検討した結果、左手人差し指と親指の穴を2.5mm吹き口側に移動することにした。
作業としては指孔を一旦塞ぎ、2.5mm離れた位置に小さな穴をドリルで開け、それを徐々に広げて所定の直径にする。

実際行った作業は
12mmのヒノキの丸棒を指孔に挿入し、接着剤で固定する。丸棒の底面は管の内径を考慮したRで削っておく、接着剤はセメダインスーパーX(透明)を使用
開け直す孔の中心に錐で小さなくぼみを作り、ドリルで2φ程度の下孔を空ける、最初から太い孔をあけると無理な力が加わって竹が割れるおそれがある。
徐々に太いビットに交換し、最終的に8φ程の孔とし、後は木の丸棒に紙やすりを巻きつけて孔を目的の大きさに広げる。
木の丸棒は6φ、8φ、10φ程度揃えておけば良いだろう、紙やすりは200~300番程度が使いやすい。無理をすると竹の表皮をはがしてしまう(私も失敗した)

孔を塞ぐ為に挿入した丸棒が管の内側に出ている場合は、15φの木の丸棒に紙やすりを巻きつけ(両面テープで固定)歌口の方から棒を差し込み慎重に削る。指孔から紙やすりが見えるので、削り具合が確認できる。

音程はかなり改善されたが、孔径はもう少し広げた方がよさそう、また左手中指孔も少し広げた方が良いように思われるが、このまましばらく様子を見てから再加工するつもり。

写真は左手人差し指の孔の変更後の状態を示す、裏側の親指孔も同様に移動してある。横の丸棒は8φと10φ

12/06/2010

Roland R-05 とquanpについて


練習には必ずR-05 を持参しているが小型なので苦にならないし、電池で16時間が保障されているのでAC電源は必要ないのではないか。
先日もリザーブコンサートで録音に使用したが、延々5時間にも及ぶ演奏を録音し、その後一週間以上、通勤電車の中でその録音を聞いているがまだ電池には余裕がありそうだ。これだとiPod のように携帯プレーヤーとしても十分使用可能である。

HRCの練習時にはR-05 にアンプとスピーカーをつないでおき(写真)、演奏を録音してその場ですぐ再生して聴いているが、付属のマイクで十分満足が出来る音質だし何よりも気軽にこんなことが出来てしまうのがすごい。
またWAVEとMP3の同時録音が出来るしWAVE をMP3 に変換することも簡単にできる。
MP3と言えどもmailに添付して送るには大きすぎるが、リコーに"quanp" クオンプと言うサービスがありこれにアップしておけば各自ダウンロードして聴くことが出来るのだ。100MB までなら無償なのが有難い。

練習終了後、録音したMP3のファイルを自宅で聴いてもらうことも簡単に出来てしまうのだ。
ただ全員がパソコンを所有しているわけではないし、ダウンロードや再生などある程度の知識も必要となる、また再生音の質もパソコンに付属しているプーアなスピカーで再生しているなどまだ問題も多いようだ。せめてUSBオーディオインターフェイスと少し良質のヘッドホンがあればかなり良い音で聴くことができるはずだ。

"quanp" クオンプについては下記URLで確認できる
http://www.quanp.com/special/pr/b008/

11/29/2010

第12回昼下がりコンサート終了

今回は練習時間の余裕も少なく演奏者も5人だけだったが、とりあえず終了することが出来た。お客さんも新しい方が何人か来てくださった。

今回のプログラム
埴生の宿-- ビショップ 
TRY IT WITH GERSHWIN --- G.Gershwin
  1.Embraceable You
  2.Summertime
  3.Someone to Watch Over Me
長崎の鐘 -- 古関裕而
遠くへ行きたい--中村八大
長崎の女--- 林伊佐緒
童謡メドレー 
前奏曲1番 -- H.ヴィラ・ロボス
風とケーナのロマンス-- J.Ramirez Torres
Memories of You -- E.Blake
The Entertainer -- S.Joplin

今回私が苦労したのはガーシュインの3曲、女性歌手の歌だがソプラノリコーダーでどこまで雰囲気が出せるか。そっくり真似すれば良いわけではないし、そんなことは無理、さりとて通常に演奏しても面白くない。
風とケーナ・・ではケーナらしい音にする為楽器を変えてみた。通常は木製のケーナを使用しているが、今回は竹製のケーナを使用。
このケーナちょっと音程が悪いので少し改造して使用したが、とりあえず曲の最後まで音を出すことはできた。

埴生の宿  8フィートで演奏
長崎の鐘 、遠くへ行きたい、長崎の女、童謡メドレーなどは Tさん編曲
前奏曲1番  Kさんのギター独奏
Memories of You 、The Entertainer Tさんのクラリネットソロとリコーダー
さすが元プロ奏者だけあって見事な演奏。

次回は2011年1月30日を予定している。