3/30/2013

フレンドシップ録音の編集完成

録音データ編集中


先日開催された第9回フレンドシップコンサート録音の編集が完成した。
演奏開始から終演までで5時間以上の長さがあり、演奏したのは14グループそれに全体合奏も加わる。曲や楽章ごとにトラックで切り分けるとすると77トラックになる。
今回は私自身で録音は出来なかったのでKさんの録音データを提供してもらった。
データは二枚のDVDに収めてあり、休息で区切られた一部二部三部はそれぞれ1.5~1.8GBほどの容量がある。簡単な編集なら、Windowsの編集ソフトSoundEngin Free で気軽に処理してしまうのだが、これだけ規模が大きくなると、下手にトラック別に切り分けたりすると、大混乱になる恐れがあった。
その点Peak/Mac は細かく自由にマーカーを設置することが出来るので、波形を見ながら録音を聞いて曲の始まりと終わりの部分にマーカーを 入れておく。マーカーには自動的に番号が振られ、かつ位置や番号の変更も簡単に出来る。

この様に多くのトラックがあり、かつ知らない曲が多いとトラック分けに苦労することになる。
あるグループの曲が「ダチョウ組曲より」、「カエルファンタジー」の2曲だったとする(笑)
どちらも知らない曲だ。録音を聴いて見たらA,B,Cと3曲あった。Aはダチョウ、Cはカエルである事はほぼ間違いないだろう。ところがBはどちらかに決めなければならないが、これが苦労することが多いのだ。じっと聴いてダチョウぽいからなどと勝手に決めると、あとで大恥をかくことになる。

また録音データはかなりの大きいのでMac に読み込むのも大変だった。直接DVDを読み込めないので、あらかじめUSB付きのHDDにデーターを入れておき、Macに読み込ませるのだが、読み込みをスタートしたら残り時間が2時間と出た。ヤレヤレ 待つしかない。当時は最新のMacでも入力はFireWire が主力でUSBも付いているが、多分USB1と言われる初期のタイプだと思う。
読み込んでしまえばあとは馴染んだPeakの世界、再生スタート、ストップ、拡大、縮小、コピー、ペースト、新規に開く、閉じるなど、ほとんどの動作がキーボードショートカットで実行できるのが、ありがたい。後はただひたすらに曲を聴きマーカーを打ち込む作業が続く。実際の演奏を聴いた訳ではないので、聴く作業もおろそかにできないのだ。
今回の録音は入力レベルの設定に難があり、所々に入力オーバーで音が歪んでしまっている、特に全体合奏の部分に集中して多い、多少の修正は可能と思われるが今回は修正なしとした。ご了解願いたい。

さてマーカーに従い不要部分をどんどん削除して行く、最終的に各部とも1GB程度になったが、CDに書き込めるデーターは700MBだから4枚でも不足することになる。昨年の演奏は3枚に収まったのに変だなと思い、再度データーをチェックして見たら アレー!! 20bit(24に訂正)で録音されている! 通常のCDは44.1kHz 16bit で良いのだからトラック切り分け作業と同時に20bit(24に訂正) →16bit の変更もおこなった。このbit変更により2〜3割程度の容量の減少が見込める。
切り分けたトラックを各部別に分けて、容量をチェックしてみると700MBを少し超える程度に収まっている。ヨーシこの程度の超過ならなんとか書き込めそうだ。更に微調整のためジャスミーの演奏を3枚目の最初から2枚目の最終へ、全体合奏の2曲を2枚目から3枚目の最終に移動。

この先はwindowsマシンにデーターを移動し、ロキシオクリエイターで3枚のマスターを焼き上げた。
少し古いSONY製のCDプレーヤーで動作をチェックする。各トラックも正常に表示再生できるようだ。ただ曲間については今回あまり注意を払っていないので、A曲が終ってすぐにB曲がスタートしたり、C曲再生させても音が出てくるのが少し遅れたり、することがあるかもしれない。
このCDは全体を通して鑑賞するなどはあまりないと思う。個別の曲を狙って再生することがほとんどだと思うので、何とかお許し願いたい。
盤面への印刷だが、曲名のすべてを載せるスペースがないので、グループ名とトラックNo.だけの表示となるのでプログラムも一緒に保存して頂きたい。

マスターCDをHRCの練習時に持ち込み、アンプとスピーカーで聴いてみた、やはり曲間がバラバラな事ともう一つ会場の空気の揺れの様なゴロゴロする音が気になった。これは録音時に低域をカットすればかなり防げたかもしれない、編集時にも低域をカットすることが出来るが、あまり目立たないと思い処理を省略したのだ。
編集時はヘッドホンだけで音をチェックしていたので、聞き逃してしまったのだが編集が終わりCDに焼きつけてから、気がついても後の祭り、もう一度やり直す気力が無い。これを防ぐには、編集中もしっかりしたアンプとスピーカーで聴くことが出来る設備とすればよいのだが、深夜にごそごそとヘッドホンで編集している状態では、それも難しいかもしれない。いっそ録音の時は必ずローカットフィルターを使用すると決めておくのが確実かもしれない。
マッキーのミキサーにはローカットフィルターが組み込まれている。また録音機にも同様の機能が組み込まれている機種も多い。

次回のRicco Suonoの練習日(4/6)までに完成させ、参加しているグループにはその場で手渡し、残りは郵送する予定です。

写真は作業中の画面、正面のモニターがPeak/Mac。長丁場の作業なので、横のモニターでメールのチェックなどをしている。そのためモニター、キーボード、マウスが2つずつある。かなりオタクっぽいでしょう
                                                                                                                                     

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