リハーサル風景 |
今回で13回だそうで、練習の合間にお茶を飲みながら、クリスマス会から独立して開催するコンサート名を「フレンドシップ・・・」と決めていたのが、ほんの先日のような気がします。もう13年も経ってしまったのですね。皆勤賞のグループもいくつかのあるわけで、その積み上げの上に今回の演奏があると思うと充実感のある演奏が目白押しだったのもわかる気がします。HRCも今回はアルト2本と通奏低音はバスで演奏してそれなりの成果は出せたし、一歩前進できたと思います。しかし、この分野で先行しているグループの実力を思い知らされることにもなりました。
新しい会場
今回より会場が新しくなりました。
建て替えでは無く、内装とか椅子が変わりました。
観客席の椅子は新しくなりました。また観客席の舞台に近い部分は移動式の椅子になり、空間を作ったり、オーケストラビットのように使用できます。ただ今回この移動した椅子を演奏用として使用するつもりだったのですが、使い勝手が良くない。右側にひじ掛けがあるため演奏の邪魔になてしまう。それを避けるため浅く腰掛けてみたのですが、座面が傾斜しているためなのでしょう、おしりが奥に滑ってしまう。やはり演奏用の椅子は別途必要でしょう。今回に関しては、舞台下に置いてあった古い椅子を使用しました。
残響は悪くないと思います。舞台後方の音響反射板や場内壁面の材料が変わったため改善されたのでしょう。観客席後方でも音は良く聞き取れたと聞きました。
会場の規模も大きすぎることは無く、リコーダー演奏にはちょうど良い大きさと思います。
録音
今回も録音の担当でした。
初期の頃は自分たちの演奏がカセットテープやMDの録音では無くCDに焼かれるのは少し先端でカッコいいことでした。お年寄りのグループから「CDは使えないのでカセットテープに出来ないだろうか」との依頼をうけたことがあります。時代は移り、今ではインターネット上のサーバーに演奏のデーターを入れておき、各自でダウンロードして聴くということになるのでしょうが、PCが使用できない方も当然いるわけで、やはり今まで通りCD-Rに焼き付けて参加グループに配ることになります。
今回から録音の方針を変更しました。
今までは残響を伴った美しい音を録音すべく、舞台から少し離れた位置に高いマイクスタンドを立てコンデンサーマイクやミキサーも併用して録音していた。しかしこれは場内の騒音や空調の音を拾いやすく、必ずしも良い結果になるとは限らない。この際残響を伴った優美な音はやめてリアルな音に徹してみよう、自分達や他のグループの演奏をを色々評定する場合、その方が良いと考えたわけです。
録音の位置は観客席最前列、録音の入力レベルはなるべく高く、録音機付属のマイクもこの条件だとご機嫌です。
CDへの編集作業も簡略化しました。音量が小さめの録音はノーマライズ(正規化)で標準のレベルに揃え、あとは演奏部分をバサバサ切り取り順番に並べて完了。
以前は曲間の時間とかノイズを適正に処理していましたが、CD全体を通して鑑賞することなど多分ほとんど無いであろうとの思いからこの種の処理は大幅にカットしました。
演奏の録音データを頒布するという意味では前述のダウンロード、あるいはDVDなどより大容量の媒体や圧縮技術を使えば簡単になると思うのですが、音楽愛好家の間では一般的ではないような気がします。今回は偶然に太陽誘電"That's" ブランドのCD-Rが入手できました。国産最後のCD-Rで残念ながら既に生産中止になっています。参加グループに一組(3枚)配られます。
また今回初めての試みですが、DVD-Rによるデータデスクも作成しました。各グループの演奏データ(wav)を順番に並べただけです(動画はありません)。CDプレイヤーでは使用できないのでパソコンでの使用が前提となりますが、1枚で全てのデーターが収まるのは便利です。容量に余裕があるのでプログラムのPDFやリハーサル中の写真なども入れてみました。
使用機材
録音 Roland R-05
サウンド編集ソフトウエア Audacity 2.0.6
データー書き込みソフトウエア Nero 9
CD-R 太陽誘電
DVD-R 三菱化学メディア
写真はリハーサル風景、観客席は一部移動式、録音機は最前列中央
舞台上ではメック社の最新コントラバス(我々の命名したあだ名は「アナコンダ」)が見える。
0 件のコメント:
コメントを投稿