2/16/2014

厚木リコーダー・オーケストラ 1st Concert


2014/2/9 (日)厚木文化会館小ホール

前日の大雪からは信じられないほどの青空、演奏会は中止にはならないだろう。
本厚木は降雪量が多かったかもしれない。念のため軽登山靴を履いて出発。
電車の窓から雪をかぶった丹沢がよく見える。少しづつ大きくなつてくる。突然視界が大きく開き、丹沢山塊が目の前に広がる。電車が相模川を越えたのだ。すぐに本厚木駅に到着。
雪のため観客は少ないだろうと思ったが、そんなことは無い、7割以上席は埋まっているように見えた。

プログラムは4部構成となっており、
第1部 厚木 リコーダー・オーケストラ 基礎コース
第2部 厚木リコーダー・オーケストラ
第3部 積志リコーダーカルテット
第4部  合同演奏

第1部
2つのフランス舞曲 J.D.ケアリー  、主よ、人の望みの喜びよJ.S.バッハなど楽しく聴けた。出演者の中に小学生低学年の女の子が4人も含まれているのだ。リコーダーの演奏経験もいろいろ差があるのは当然で、演奏者全員が楽しめる選曲は難しい作業だが、ここでは良好な選曲だったと思う。

第2部
8声のカンツォン”ラ・フォッカーラ”  C.ブラミエリは重厚な音色が聴けた。
8つのマスクダンス  J.コペラリオ では打楽器が入ることによって全体に活気がみなぎる。リコーダーと打楽器との音量バランスも良かったと思う。
小交響曲  C.グノー  リコーダーにとって難しい曲のように思える。特にテンポ感、演奏者が多くなれば、「最大公約数」的なテンポになってしまうことは、ある程度仕方のないことかもしれないが、曲によってはそれが目立ってしまう。しかしこれはどこのリコーダーオーケストラでも難題であり、克服は容易ではない。

第3部
積志リコーダーカルテット(SRQ)は想像していた以上に上手くそして楽しめた。
もしろん演奏テクニックが優れているグループは他にもあると思うが、ここは適切な選曲そしてアレンジを自分たちで行い、それを小気味良い司会でつないで行く、個々の曲がバラバラにあるのではなく、全体が一つの流れとなっていて舞台に引きつけられっ放しになる。リコーダー製作者が2人も含まれていて、お仕着せではない本当に必要な楽器を自前で使用できるのも強みだろう。


第4部合同演奏
サウンドオブミュージック 編曲の河野和男氏は小学校の先生でリコーダーの指導に熱心だったそうだ。
このような場面にはピッタリではないかとの思える曲
アンコールのゆうやけこやけは女の子たちの「♪もういいかい」「♪まあだだよ」のかけ声で始まり、最後はガークラインまで登場するサーヴィスぶりであった。

全体の構成も4部に分かれ、それぞれ特色が出ていて興味が途切れないのだ。
会場の小ホールは音響反射板が設置してあり、観客席後方でも十分な音量で聴くことができた。大雪の直後でもこれだけの入場者がいることは、演奏者を取り巻く家族や友人達との良好な関係が想像され、今後大切にすべき点かもしれない。


場内撮影禁止のアナウンスがあったので演奏中の写真はないが、花束贈呈の時、撮らせてもらった1枚を載せておきます。
当日演奏されたSRQの演奏はすでにYouTubeにアップされているので聴くことができるので紹介します。2つのヴァイオリンのための協奏曲 バッハ  他の曲はイモズル式で聴けると思います。

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