7/21/2013

パッヘルベルのカノンとGarageBand

GarageBand  "Classic Rock Organ"  の操作画面

先日の昼下がりコンサートで次はパッヘルッベルのカノンを聴きたいとのリクエストがあった。
この曲のリコーダー用アレンジはアルトリコーダー3本と通奏低音で、2小節の通奏低音に続いて1stリコーダー、2ndリコーダー、3rdリコーダーと2小節ずれながら加わる。各パートに技術上の優劣はほとんどなく、いずれも最高音の「f」が要求される、これを綺麗に聴かせるにはそれなりの演奏技術を持った奏者が3人必要になるし、さらに難しいのは通奏低音の奏者だ、優秀なかつ辛抱強いガンバ奏者にお願いできればいいのだが、無理な注文だし、バスリコーダーで演奏もできるが、音量的に3本のアルトリコーダーに負けてしまう。それにこの通奏低音は、2小節を8個の四分音符で演奏し、あとはそれをひたすら28回繰り返す!(実際は変化をつけて演奏すると思うが)

そこで思いついたのが、iPad で使用できるアプリ"GarageBand"で通奏低音を演奏させて見ること。まだ使いこなしているわけではないが、2小節8個の四分音符は簡単に入力できそうだし、それを28回繰り返せば良い。
とりあえず先日の練習に間に合わせて8個の音を入力してみた。音源は荘重なオルガンが欲しかったのだが、"Classic Rock Organ:を使用した。テンポはなるべく遅く設定したかったが四分音符40より下には下がらない。とりあえず40とした。リコーダーの楽譜は最初は四分音符で始まるが、 八分音符、十六分音符、最速は三十ニ分音符まであるので、うんと遅くないと追いつけなくなってしまうのだ。

練習に持ち込みためしてみた。
ここで物を言うのが100W出力のアンプとスピーカーだ。リコーダーの音量は小さいなどと言われてもやはり楽器。ラジカセ程度のアンプとスピーカーでは全く歯が立たない、ちなみにラジカセの出力は5〜20W程度、iPad専用の外付けスピーカーなどは1〜2W程度が標準だから蚊の鳴くような音しか出ないのは、当然なのだ。
iPadの出力を小型ミキサーを経由してアンプに入力する。音量の増減はiPad本体でもアンプでも可能だが、ミキサーがあるとスムースにできる。パワーが十分にあるから余裕で鳴らすことが出来る。

アルトリコーダー  3本とGarageBand で練習開始、これが意外と具合が良いのだ。

バスリコーダーで通奏低音をやった時は、音量で負けてしまい、よく聞こえなかったり、未熟なアルトリコーダーの乱れに影響されて、通奏低音のリズムが少し乱れ、全体がガタガタになってしまったのだが、GarageBandだと、揺るぎなく堂々と鳴っているので合わせやすいし、ちょっとミスしてもすぐに戻ることが 出来る。
気にしていたていたテンポも 何とかこれで収まりそう。

後はGarageBandの扱いにも習熟して、弦楽合奏などの演奏(GarageBandの)も加えたら演奏会でも使えるかもしれない。

写真はGarageBand  "Classic Rock Organ"  の操作画面のスクリーンショット  よく見ると iPad mini の枠が付いている。これはiPad の枠をつけるアプリを使用した。(Screenshot)

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