会場全体にAmazing Graceが響きわたった |
2014年3月8日(土) 稲城中央文化センターホール
参加したみなさんごくろうさまでした。
今回の演奏会を一言で言うなら「多様性」でしょうか。
演奏形態も3人から20人を超える団体まで、楽器もルネッサンスタイプはもちろん、ペッツォルトの Sub Contra Bass FF やSub Great Bass in Cまで登場、
サブコントラバスはコントラバスの1オクターブ下 折り曲げられた管の長さは3.6mもあるそうだ。
曲目もルネッサンスやバロックの曲はもちろんだけれども、ヒンデミット、カチューシャ、コンドルは飛んでいく、The RB(リコーダー、ビートの意味) など多岐にわたり。カルメン前奏曲に勇ましくチャレンジするグループがある一方 「故郷」などの演奏にほっとしたり、「愛の挨拶」ではリコーダー合奏を始めた頃の高揚感を思い出したりした。
各団体に割り当てられた時間は20分、自己紹介や曲目の説明なども含まれる。ちょっと短いが自分達独自の構成とすることも可能。
またリハーサルは原則午前中で終了し、演奏者は観客席から舞台へ移動、終われば観客席に戻るので、すべての団体の演奏を切れ目なく聴くことになる。「演奏」だけではなく相互の「交流」も大切な要素なのだ。
10回の歴史は多様性への歴史と見ることも可能と思う。初期の頃は、独自性を出したいと思う気持ちはあっても、表現方法がわからず、技術も不足していた。回数を重ねることで、表現のアイデアを相互に学びつつ、演奏技術も積み上げてきたこと。そこへさらに外部から異色のグループが加わった。これが今回の多様性へとつながったと思われます。
ゲスト演奏ではサンマルティーニのトリオソナタやバッハのカンタータのアリアなど、同じくバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番よりラルゴ(ガンバヴァージョン なかやまはるみ編曲)もガンバのソロで演奏され面白かった。
私は例によって録音係でした。いつもの使い慣れた録音機材を使用したので、ストレスなく、まずまずの録音が出来た。編集は今まではPerk/Mac.を使用していたが、今回よりSoundEnginFree/windows を使用してみた。各操作に 細かい設定はできず、例えばノーマライズやフェードイン、フェードアウトはプリセットされていて使用するかしないかの選択だけ。それが作業の単純化となり、作業時間がかなり短縮できそう。編集しながら聴いていると当日は聞き流してしまった演奏への思い入れを随所で感じることができる。なるべく早く編集を終え、お手元に届けるつもりですので、ぜひ聴いていただきたい。
写真は今回より復活した全体合奏、 曲はAmazing Grace 、 舞台そでには巨大なサブコントラバスなどが見える。
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