7/15/2013

リコーダーコンソート青葉 第9回演奏会

開演前の会場

リコーダーコンソート青葉弟回20周念記念演奏会

2013.7.13 みなとみらい小ホール
小ホールでも座席数は400席を超える。それがほぼ埋め尽くされている
部員だけでは無く、その家族にも信頼されるような演奏活動を20年間積み上げて来たから、先輩や周りの友人を引き込み、これだけの集客力となるのだろう。

プログラムの内容も充実していて、大曲難曲が並んでおり、それをほぼ破たん無く演奏できるのは、普段の練習も効率的に運営されているに違いない。

それともうひとつ気づいたのは、パートがほぼ固定されていること、これが充実したプログラムを安定して演奏しきる上でかなり有効に作用しているのではないかと思った。私の所属しているRicco Suono ではパートの入れ替えは、当然のこととして行われている。これは両者の成り立ちや歴史の違いに起因すると思われ、どちらが良いなどと結論付けることはできない。

特に印象に残った曲をあげれば、バラの香り H.テシュナー 私にとって初めて聞く曲だけれど気持ちよく楽しめた。
カブリオール組曲 P.ウォーロック 大曲だが、古典の堂々とした響きが再現された。チェンバロや打楽器も良いバランス。

そして「木々の葉は青く」 W.バード 私たちHRCが二度挑戦して二度とも挫折してしまった曲。
(木の葉は緑、木の実は茶色、高くにあって落ちてこない、でもそれは霜にあたったら、落ちてしまう。だからブラウニングさん、お高く留まっていないで、私と付き合って・・・」 他のグループの演奏も聴いたが、「青葉」の演奏がよどみなく流れて気持ちが良い、ただ私としては少しきれいに流しすぎた感じ、バスパートが突っかけてくる場面などもう少し劇的なメリハリを盛り込んでほしかった。

全体を俯瞰してみると、これは「青葉」の特徴でもあるのだが、少し綺麗にまとめすぎた感じがする、炸裂するパワーがほしいときもある。そんな中でパート紹介は良い機会だと思うのだが、バスパートの「宇宙戦艦ヤマト」のバスとコントラだけの挑戦とソプラノパートの「いつか王子様が」のソプラノ5本によるキラキラした感じは良かった。

ロビーに過去の演奏会の写真が展示してあったが、20周年らしい企画で楽しめた。
当日プログラムと一緒に配られた「青葉通信」は先輩たちのメッセージや団員の皆さんの一人一人の意見が見えて面白い


写真撮影は禁止とのアナウンスは聞いていたので拍手や花束を受け取る場面限定で数回撮影したのだが、場内係に注意されてしまった。したがってそのような写真を公開するのはルール違反だと思うので、開演前の会場内写真を掲載します。

3 件のコメント:

  1. Ricco Suonoと青葉の両方を聴かせて頂いた感想ですが、率直に申し上げて、青葉の方が相当高度に仕上がっていると感じました。
    演奏のまとまりと表現の両方でです。

    練習量の違いは分かりませんが、団員一人一人の技量の粒が、青葉の方が高いレベルで揃っていると感じました。

    両グループの来年の演奏が楽しみです。

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  2. 聴いていただいて本当にありがとうございます。その上貴重なコメントまで頂きました。青葉は素晴らしいです。20年の地道な積み上げがあります。これは決して追いつくことはできないのです。Ricco Suono の歴史ははそれに及びません。しかし内部に秘めたエネルギーは決して劣るとは思いません、次回の演奏は11月9日のリザーブコンサートを予定しています。多分青葉も出場すると思います。

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  3. 11月9日が楽しみです。
    片やふくらみ型の息の出し方のようで、もう一方はストレート型の息の出し方、かな?
    その為曲の表情がかなり違って興味深いです。

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