12/13/2009
リコーダーオーケストラ Ricco Suono 演奏会終了
リコーダーオーケストラに所属していることは触れたことがあるが(10月31日)
昨日演奏会が終わった。
普段HRC での演奏は自由気ままに演奏させてもらっているが
同じパートを複数で演奏するオーケストラではそうは行かない。
倍音成分をあまり含まないリコーダーの音は、正確な音程で重ね合わされたときは純正律のオルガンのような響きが得られるが、少しでも音程を外すと著しく干渉し合ってとんでもない不協和音を発生してしまう。
私の場合、ソプラノリコーダーを担当する曲が多かったので最後まで音程には悩まされた。
J.ラブルダの曲では3本のソプラノが同一パートを演奏したがこれが大変だった。
5本以上だと少しの音程はずれは吸収されてしまうらしいのだが、3本は最悪らしい
音程を修正しようと思っても2つの音が鳴っていてどちらに合わせればよいか判断が出来ないのだ。
長い音符なら修正も可能だが、早いフレーズなどでは出たとこ勝負で場合によっては悲惨なことになる。
さらに今回は楽器のメーカーもM社T社Y社とそれぞれ異なり特性も微妙に違うのだ。
私も音程に悩み、チューナーを手放せなかったが、さらに練習の終盤で楽器をT社からY社へと変更した。結果が改善されたかは録音を確認するまではわからない。聴きに来てくれたHRCの部員から「いつものKENJIさんらしくない萎縮した演奏だった」と言われたが、それだけ神経を使っていたのだ。
いつもの自由な演奏とは異なる制約の多い世界に触れたわけだが、これもリコーダーの世界の一つでもあるわけだし、得たものも少なくなかった。最後まで諦めずにキビシク指導してくださった細岡師匠はご苦労様でした。
Ricco Suono 演奏会
2009年12月12日 成城ホール
演奏曲目は
第7旋法による8声のカンツォン G.ガブリエリ
8声のカンッオン”ラ・フォッカーラ C.ブラミエリ
第1旋法による10声のカンツォン G.ガブリエリ
合奏協奏曲 op6-8”クリスマス協奏曲” A.コレルリ
クリスマス組曲 J.ラブルダ
田舎の休暇 J.ラブルダ
ゲスト リコーダーアンサンブル ”パレック”の演奏
パレック(Palrec) はリコーダーのプロの卵達の集団でテクニックは抜群、見事な演奏は好評だった
5声の舞曲とエア より A.ホルボーン
バレー組曲「くるみ割り人形」 より P.チャイコフスキー
写真はRicco Suono 練習風景
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