リコーダーアンサンブル「青い風」演奏会に小平まで出かけた。
団員12名 指揮・指導は北村正彦氏 会場:ルネ小平 レセプションホール
会場はリコーダーにとって手頃な大きさ、残響はちょっと少なめ。
観客は100名を超えていたように思う。ほぼ満席であった。
これだけの動員力は大変なことで、しっかりまとめた演奏会を9回も積み上げてきた実績の結果なのだろう。
プログラムの内容は積極的に近代の曲を取り上げたことが特徴だろう
ニューヨークの印象:ローゼンベック作曲
クライネ・アーベントムジーク:ポレツキィ作曲
アット・ザ・フェア:ケアリー作曲
空想の花束:チャールトン編曲
等は20世紀に作られた近代のリコーダーオリジナル曲だ。名曲に頼ることなく、このような曲に取り組む姿勢は、評価されてよいと思う。難しい曲もあり月2回の練習でここまでまとめるのは大変だったと想像する。
司会は、ほとんど北村氏が曲の紹介を行い、(豊富な知識と経験により楽しめた)たとえばバッハとテレマンの違いなども非常に興味深かった。しかし全部「お任せ」ではなく、部員の中にもいろいろキャラクターをお持ちの方がおられるようだから、部員の司会でその特徴を生かし、要所で北村氏の説明を入れるやり方も考慮されても良かったと思う。
全体の印象としては難しい曲も手堅くまとめて好感が持てる、ただ少し遊びの要素もあってよいと感じた。
選曲や司会などもう少しの工夫で、楽しさも倍加すると思う。