9/19/2011

今年のリザーブコンサート


11月13日第25回リザーブコンサートが SDA立川キリスト教会で開催されます 
今年の幹事団体はリコーダーコンソート カノン 、ご苦労様です。

今回は21団体が参加するとのこと、参加団体名は公表されていないが、
平尾リコーダークラブ、私の所属するリコーダーオーケストラRicco Suono、そしてSpica、Gクレフ、たまの音楽家も参加するらしい。
その他は常連の○○○、△△△・・・等と想像するのですが当日の楽しみでもあります。

思い出せば私達HRCは第16回から参加しています。お揃いの赤シャツ(ユニクロ)を着てバッハのコントラプンクス1を演奏した。その頃はリコーダーコンクールにも挑戦したりして「怖いものなし」・・周りが見えなかったのかもしれない。今回はメンバーの事情で選曲に苦労したが、残された日程で何とかまとめるつもりです。

写真は昨年のリハーサル風景

7/31/2011

The leaves be green

今HRCで練習している曲 The leaves be green William Byrd 
この曲は16世紀後半かなりポピュラーな曲として知られていた、The leaves be green,the nuts be brown という歌詞で始まる民謡をもとにByrd が作曲した。
5声部あり主題と伴奏といった区別がなく、どの声部もほぼ同等の比重で複雑に絡み合う。このような形式をポリフォニーと呼ぶがルネサンス期には盛んに利用されたらしい。

実はHRCで以前練習を始めたが難しくて途中で棚上げになってしまったが再度挑戦することにしたのだ。
楽譜は5声部がソプラノ、アルト1、アルト2、テナー、バスのパートに割り当てられ、主題が各パート持ち回りで20回演奏され他のパートはそれぞれリズムの変更を伴いながら複雑に上下する。
手元の楽譜は6/4拍子、小節線で分割されているがByrdの原曲は小節に分かれていなかったのではないだろうか。

とりあえずメトロノームを使用して練習を開始、楽譜を追うのとメトロノームのテンポに合わせるのが精いっぱい。他の声部を聞く余裕など全くない。
メトロノームなしで演奏すると一拍ずれたまま演奏を続けるパートがあったりして大混乱、とりあえず自分の楽譜を追うだけ、途中で演奏をあきらめるパートもあり、曲の終りはバラバラ。しかし回数をかさねていると他のパートとのつながりやキッカケが少し見えてきたりして少し前進できただろうか。
各パートが同等に動き回るのでバスにとっては難易度が高いかもしれない。
全てのパートが暗譜に近い状態で余裕を持って演奏できるレベルに達することができれば、もう少し何とかなると思うが道は遠いようだ。
あわてても仕方がない、じっくり気長に仕上げるしかないでしょう。

<参考>
Youtube  Flautando Koln  フラウタンドケルンの演奏
女性5人グループの動画

amazon MP3 ダウンロード Clas Pehrsson and Musica Dolce の演奏
魅力的な演奏、その上モダンピッチの演奏なので一緒に演奏出来る
100円でダウンロード出来るが試聴も可能

7/10/2011

バルサンティ リコーダーソナタ集

練習の帰りにYさんの車に乗せてもらった。4時間近い練習は疲れる。
カーステレオからリコーダーの演奏が流れ始めた。「なんだこの音は!」かなりの衝撃だった。
ここしばらくは録音とかPA等に関わっていたのだが、音色に対して少し鈍感になっていたのかも知れない。

リコーダーの音ってこんなに魅力的だったのか、決して「澄んだ音」ではない、音に「きしんだ」ような芯がありそれが次々に繰り出してくる。バロックと言う土俵の上で勝負すればそれは現代フルートの音をはるかに凌ぐ存在感があるように思われた。

フランチェスコ・バルサンティ リコーダーソナタ集 本村睦幸

本村氏のライナーノートによれば
後期バロックタイプリコーダーの魅力が十二分に発揮されるようなCD を作りたいとの思いが先に有ったとのこと
そのためにバルサンティのソナタ集を選び、楽器や共演者、録音を吟味したらしい。

やはりそのような思い入れがあったからこそ、この魅力的な音が生まれたのだろう。

楽器はf管ブレッサンモデル 斎藤文誉
録音データー
相模湖交流センター
Microphones : Earthworks QTC-1mp(A-B stereoone point)
Pre-amplifier : Grace Design model 201
Recorder : TASCAM DV-RA1000(DSD Recording)
Producer,Recording,Editing : 小伏和宏

蛇足ではあるが録音に使用している機材を調べてみた、
マイクにしてもプリアンプにしても私が常用している機材の10倍を超える価格である
プリアンプの部品は接触式VRは使用せずロータリーSWで精密抵抗を切り替えるとかシグナルパスには一切電解コンデンサーを使用しないなど
でもこれはプロフェッショナル達の世界のこと、写真の世界でハッセルやリンホフが存在するのと同じことなのだ。アマチュアは手の届く範囲の機材を十分使いこなしてプロフェッショナル達の音に肉薄できるよう精進するしかない。

フレンドシップを録音したCDを配ったのだが、冒頭に出てくるYさんから「今までで一番良い録音だ」と言われて嬉しかった。

6/27/2011

クルムホルンもどき「笛膜」


スザートの曲ではクルムホルン
中国の「ジャスミンの花」を吹けばひょうたんの民族楽器フルース
オスマントルコの行進曲を演奏すれば荒々しいショーム
アイルランド民謡ではバッグパイプ
白鳥の湖を切々と演奏すればオーボエ? 

その実体は ・・・リコーダー改造「クルムホルンもどき」
私自身が本物の楽器の音色を知らない為こんな無責任な表現をしてしまうが、
比較的音色の変化の少ないリコーダー合奏の中で特異な音色であることだけは確かだ。

今回のFSCでもGegege no Kitaroh で使用したが、印象深かったのか、何人かの方から質問があった。
ほとんどの方はリード楽器と思ったらしいが、実際はリコーダーの管の一部に穴をあけ、そこに薄い膜を張ることにより通常のリコーダーの音にビビり音が加わり「リード楽器」のような音に変身する仕掛けになっている。
運指や吹き込み等もリコーダーと全く一緒なのでリコーダー奏者にとって持ち替えの苦労が全くない。

FSCの打ち上げ会でこの楽器を持参したところ多くの方が興味を示してくださり、中には「特許を取ったらどうだ」などの声もあった。
リコーダーの改造については「リコーダー改造クルムホルンもどき」で概略を書いたので”笛膜”について説明する。

中国で横笛を購入したのだが歌口と指孔の中間付近に孔が一個あった。教則本を調べたら「膜孔」とありここに膜を貼り音色に変化をつけるのだという。楽器屋で笛膜は購入できた。価格は3元(45円)接着はどうするのかと店員に聞いたが知らないとのこと。
調べてみると阿膠(アージャオ)と呼ばれる膠(にかわ)の一種で漢方薬らしい。路地の奥にある薬屋で聞いてみたら白衣を着た主人が対応してくれて、阿膠はあるが笛に使用することは知らないとのこと値段は少し高かったと思うが、封を切った使用済みの阿膠を安く購入できた。

笛膜は芦の繊維で作られ筒状の薄膜になっている。これを必要な長さに切り、さらに筒をハサミで切り開いて平面状にする。
笛の貼りつけ部分に水を一滴垂らし阿膠を数回こすりつけると少し水に溶けるので笛膜を乗せて貼りつける。


写真では紙で包装されている2種類の笛膜、中央の長い2本は取り出した状態、右側は切り取った残りと開いて平面状にした状態、右下の褐色の塊はアージャオ

今後の予定としては、あと何本か揃えてオスマントルコの行進曲をユニゾンで演奏すれば迫力ある音になりそう。アルトリコーダーを改造するのも面白いかもしれない。

笛膜と阿膠(アージャオ)ではなくもっと一般的な材料(ポリエチレンフイルムと接着剤)も検討してみる必要がある。

6/18/2011

フレンドシップコンサート終わりました



第7回フレンドシップコンサートが終了しました。
今回は3月12日を予定していたのですが東日本大震災のため延期されて6月4日の開催となりました。
当日は義援金の箱も用意され新聞社を通じて被災地に送られることになっています。

演奏は各グループとも昨年以上に個性化が強まったように思う。
演奏テクニックで勝負、演出に凝る、独特のサウンドとアレンジなどそれぞれ特色があり楽しめた。

珍しいところではヴィア・モンテビアンコの
A Briefe Discourse(劇曲集)より 子供のための戯曲集だそうでCさんの語りが曲間に入る。最初は田舎訛りの英語続いて山形弁?の日本語。おどけた調子で笑いを誘うが、演奏のレベルが高いので、びしりと決まる。

私達HRCは
Try it with Geashwin      G,Gershwin(編曲 D.Randall)
Embraceable You , Someone to Watch Over Me

ふるさと                 岡野貞二(編曲 後藤丹)

Gegege no Kitaroh              Izumitaku (編曲 高梨征治)

ガーシュインの曲はジャズっぽく拍子が難しい、私としては時間の都合で省略されたSummertime をやりたかった。


「ふるさと」誰でも知っている曲だが、編曲によって全く別な「生命」を与えられたような響きです。音程を正確に保つのが大変。

Gegege ・・・ Tさんが少しもたつき気味で次々と繰り出す変な楽器が面白い(ドロドロマシンひゅるひゅるホイッスルなど) 私も笛膜を使用した改造リコーダーで参加、怪しいショームのような音に聞えたはず。

当日の録音は3枚のCDに編集されて完成、参加団体に送付することになっています。

5/29/2011

第14回昼下がりコンサート終了




昼下がりコンサートが終了した。
このコンサートを始めたのがちょうど2年前とのことだから今回で14回目。
平均して2ヶ月に1回以上演奏していたことになる。年に数回は他のリコーダー演奏会に参加しているから普段の練習も常に人前で演奏することを前提に行って来たわけで、結構大変なことである。

通常の週一回の練習の他に、週一回夜の自由練習が設定してあり、これを「昼下がり・・」の練習に使用出来たこと、Tさんが親しみやすい「ナツメロ」のような曲を次々とアレンジしてくれたことが大きいと思う。

今回は6月4日のフレンドシップコンサートを控えてHRCやリコーダーオーケストラRicco Suono のレッスンが強化され、かつ夜の自由練習も節電のため制限を受けて、練習時間の確保が難しい中での開催であったが、何とか終了することが出来た。

プログラム
ソプラノリコーダー3本とパーカッション
  仕事始め   久石 譲
  さんぽ       久石 譲
リコーダー2本とハープ
  サリーガーデン アイルランド民謡
  ライムライト(ハープソロ)  C.チャップリン
  Isle of Inishfree   アイルランド民謡
  春の日の花と輝く アイルランド民謡
リコーダー合奏
  下町の太陽  横井 弘
  函館の女   星野哲郎
オカリナソロ ギター、バスリコーダー
  いつでも何度でも  木村 弓
ギターソロ
  あの日は帰らない L.Escudero 
クラリネット、ギター、パーカッション
  マイブルーヘブン W.Donaldson
  サントワマミー   S.Adamo
  ベサメムーチョ  C.Velazquez
リコーダー、パーカッション  
  オーシャンゼリゼ  M.Deigham
アンコール
  ふるさと   岡野貞二

あいにくの雨のためお客さんは少なかったが演奏内容はそこそこ満足出来たのではないか。
特に今回はハープのKさんが参加して心に響く音を聞かせてくれた。ぜひ今後もよろしくお願いします。

5/24/2011

第7回 フレンドシップコンサート演奏順番


フレンドシップコンサートの演奏順番が決まりました。

日:  2011年6月4日(土)
会場:稲城中央文化センターホール
稲城市東長沼2111番地 Tel : 042-377-2121

演奏順番
・ アンサンブル"奏"
・ ピクルス
・ フェリーチェ
・ リコーダーアンサンブル チエルアルコ
~~休息(15分)~~
・ リコーダーオーケストラ Ricco Suono
・ オリーブ
・ リコーダーアンサンブル・Gクレフ
・ 厚木リコーダーアンサンブル
・ ★全体合奏 
~~休息(15分)~~
・ ジャスミー
・ リコーダーアンサンブル・ぴぽ
・ ヴィア・モンテビアンコ
・ 平尾リコーダークラブ
・ 講師演奏 福岡 恵(ゲスト) 細岡ゆき 

演奏開始12:30 各グループ持ち時間20分
演奏終了17:30 (予定)

5/21/2011

第7回 フレンドシップコンサート出演団体


地震のため延期されていたフレンドシップコンサートの出演団体が確定しました。
開催日は6月4日、節電のためホール利用時間が午後5時までの制限が付けられ、リハーサルの時間も確保できないと心配していたのですが、市役所より利用時間を午後9時までに変更するとの連絡があり、当初の予定通り開催出来ることになりました。各グループは充実した演奏した演奏を聞かせてくれると思います。

全体合奏は出演者全員と会場の皆様でGホルストの「惑星」よりジュピター(arr.金子健治)を合奏します。
演奏順番等は確定次第報告いたします。

第7回 フレンドシップコンサート
2011年6月4日(土)
会場:稲城中央文化センターホール
稲城市東長沼2111番地 Tel : 042-377-2121
開場:12:10  開演:12:30

入場無料
最寄駅:京王相模原線稲城駅下車、徒歩10分
企画・構成 HRC 
指導・細岡ゆき

出演団体
・ 平尾リコーダークラブ
・ リコーダーアンサンブル・ぴぽ
・ ジャスミー
・ リコーダーアンサンブル チエルアルコ
・ ヴィア・モンテビアンコ
・ アンサンブル"奏"
・ リコーダーオーケストラ Ricco Suono
・ 厚木リコーダーアンサンブル
・ リコーダーアンサンブル・Gクレフ
・ ピクルス
・ スピカ
・ オリーブ
・ フェリーチェ
・ 中島恵美
・ 全体合奏 指導:細岡ゆき
・ 講師演奏 福岡 恵(ゲスト) 細岡ゆき 

リコーダーの広場」演奏会イベント情報にもほぼ同じ内容で掲載してあります。