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3/11/2018

コレッリのカラオケ





「次回の練習は休みにしませんか」。 現役の部員は4人しかいないし、四重奏を基本的なレパートリーとしているから、都合で参加できない部員があるとその様な声がかかることがある。昼下がりのコンサートも終わり次のフレンドシップコンサートまで少しの間があることも影響があるだろう。・・「私一人で使わせてもらいます」思わず顔がにやけてしまう。せっかく予約を取ってある視聴覚室、予約の返上などもったいない。 
何をやろうか? コレッリのソナタ全楽章をやりたい。実は今HRCでコレッリのソナタ作品5-9 第2楽章アレグロを四重奏に編曲した曲を練習しているが、他の楽章もやってみたい。リコーダーJPでダウンロード版がある。
もちろんヴァイオリンのための曲だが作品5が1700年初版が出版された2年ぐらい後にリコーダー用編曲譜も出版されたらしい。
こんな時ダウンロード版は便利だ。思い立ったら前の晩でもOK。原曲はイ長調だがリコーダー用にハ長調に書き換えた曲がアップされている。基本セットでPDFのスコアとパート譜、MP3の推奨テンポ チェンバロによる通奏低音と演奏例 それが格安な価格でダウンロードできてしまうのだ。PDFの楽譜はiPad Air2のpiaScore に収め1部プリントもしておく。
MP3のチェンバロによる通奏低音は音源再生用に使っているiPad miniのミュージックに入れておく。
巻頭の写真は当日設置した機材、小型のアクティブスピーカーだと簡単だけれども、せっかくだから少し本格的に揃えてみた。iPad miniから音を取り出すのにイアホーンジャックではなく、KORG plugKEYを使用してLightning接続で信号を取り出し、標準ジャックで出力、そのままマッキーの小型ミキサーに入力、 パワー・アンプとスピーカーは高級品ではないが本格的なPA用機材。これだと迫力十分でチェンバロの横に立って演奏している様な感じがする。
4時間ほどたっぷり練習させてもらいました。 大満足  コレッリは素晴らしい、別な曲もやってみたいですね。

3/05/2018

第42回昼下がりコンサート




2月25日は昼下がりコンサートでした。42回目との事で改めて時間の長さを感じます。お客さんがたった二人の時もありましたが、今回は多くの方に来ていただき、ぎゅう詰め状態でした。何とか続けてこれたのも毎回来てくださるお客さんたちに支えられてのことだとの思いです。

プログラム
サラバンド ・・・・F.F. ヘンデル  HWV437より K.Sone 編曲
コントラプンクス 1  ・・・・J.S. ハッハ
カノン・・・・・・J.パッヘルベル  河西保郎 編曲
サラバンド・・・・・・A. コレッリ Op-5-7 より
ジーグ ・・・・・     A. コレッリ Op.5-9 より
ムーン・リバー・・・・H.マンシーニ   Felix Vela 編曲
日本の四季・春編・・・・・金子健治 編曲
花の街・・・・・・・団伊玖磨
瀬戸の花嫁・・・・・・・平尾昌晃  T.S.編曲 
青い山脈・・・・・服部良一  T.S.編曲

昨年は3名だけの演奏が続いたのですが、少し遠方から練習に参加してくれるMさんが加わり、レパートリーもぐっと広がりました。お客さんから「音の厚みが増しましたね」とのお言葉をいただき嬉しくなります。
今回は時間が少なかったり、直前に曲を追加したりして、未消化のままプログラムに載せた曲もあったけれども、当日の勢いで大きな破綻なく演奏できてしまった。しかし例えば同じ旋律がくりかえされる「カノン」とかメドレーの「日本の四季」のような曲は山や谷がハッキリしないまま延々と続くことになってしまい、演奏への工夫を考える時間の余裕が不足だったと思う。
バッハ、ヘンデル、コレッリ、についてはもう少し背景の説明が聞きたかったとの意見もあったが、演奏と説明のバランスは難しい、今回はバッハ(ヘンデル)を基準としてコレッリは32歳年上のイタリアの作曲家であるとの説明は今回のプログラムとも少し関わりを持ち悪くはなかったと思っている。今回は話さなかったが、ヘンデルが若き日イタリアに留学した時、コレッリと交流があり、まだ若いヘンデルの作曲したカンタータ(だと思う)をコレッリの指揮で演奏し好評だったので再演されたとの話がある。
パッヘルベルについてもバッハとの関係で話した方が良かったかもしれない。

コレッリ
今回コレッリの曲を2曲演奏した。彼の曲はほとんどヴァイオリンの曲しか残されていないが、リコーダーでも十分楽しめると思った。リコーダー奏者にとって宝の山かもしれない。同じイタリアでも少し後輩のヴィヴァルディでは難しい曲が多い。ピエタの合奏団の技術レベルが高く、それを利用してベネツィア市民の喝采を得なければならなかったヴィヴァルディの立場が反映しているのだろう。

お客さんと一緒に歌える曲も大切だと思う。花の街、瀬戸の花嫁、青い山脈、アンコールのふるさとについては歌詞をプリントした紙が置いてあり皆さん大きな声で歌ってくれた。一方的にリコーダーの曲を聞くだけではなく一緒に声を出して歌うことは一体感も生まれる。大きな会場では無理でも、狭い喫茶店だからこそ出来ることもあるのだ。
リコーダー用の編曲を強引に歌ってもらったのだが、歌いにくい高さもあったようなので、歌うための編曲も考慮する必要があると思った。

iPad による楽譜
練習では便利なのでよく使っているのだが、本番となると話は少し違ってくる。練習回数も多くほとんど暗譜状態であれば、問題ないが、少しでも不安があれば慣れ親しんだ紙の楽譜に頼ってしまうのは仕方がないと思う。今回も紙の楽譜できっちり全曲揃えたが、話題性も考慮して「コントラプンクス」で使用してみた。途中演奏しながらめくる場所が一ヶ所あり、その場所は楽譜にも集中していなければならず、かなり緊張した。足の位置はペダルに触れさせておくわけにはいかないので、曲の少し前の部分で位置を決めかかとを床に触れさせておき、足の先の方を浮かせておき、その場所でエイと踏み込み切り替えた。もちろん楽譜そのものはタイミングよく切り替わったけれども気合が入りすぎたのかパシッと音が出てあまりスマートな切り替えではなかった。これは切り替えのスイッチがキーボードのバネだけに依存する構造のためで、普段は切り替えスイッチに足を載せても動作せず、強く踏み込んだ時だけスイッチが動作する仕組みが工夫できれば解決できるだろう。

次回の第43回昼下がりのコンサートは6月最後の日曜日を予定しているが、その前に4月21日 第14回フレンドシップコンサートがある。次のブログで紹介します。


8/04/2013

パッヘルベルのカノンとGarageBand その2


GarageBand Club 「 iPadでミュージシャンになろう!」に参加してみた。
アプリの開発者がギターに堪能らしく、ギター形式での入力が便利なようだ。ギターやコードに不慣れな私にとっては、初級コースと言えども大汗であったが、得るところも多かった。K講師の「最強のアプリです」との発言もある意味納得できる。私は少し簡易なアプリと思っていたが、少し真面目に取り組んでみよう。

先日パッヘルベルのカノンに通奏低音を付けてみた。音源はいろいろあるのだが、バロック音楽に適した音源が無い。とりあえず"Classic Rock Organ"を使用したが、調整が悪いのかしっくりしない。"Smooth Clav"もすっとんきょうな音で使う気にはならない、ジャラジャラーンと鳴るチェンバロの音やガンバの音がほしいのだが・・・
とりあえずバージョンアップで追加された"Smart Strings"を使用してみる。これをでViolinsやCellsの音やそれらのコード音が使える。とりあえずチェロでガンバの代用を試みた。

通奏低音の8個の音は階名で ド ソ ラ ミ ファ ド ファ ソ でそれぞれ四分音符そして2番目のドは一オクターブ低い
A Cellos の入力画面
B Cellos フィレットのような模様あり












写真A はCellos単独で演奏する画面だが、チェロの指板の部分を押さえると音が出る。しかしこれでは音程をとるのが難しい。私はヴァイオリンをほんの少し弾くことができるがそれでもこの画面では非常に困難だ。
しかしScaleを指定するとフィレット付きのような画面になる。写真BはFメジャーに指定した画面。これだと音程の心配はなくなるが、音域が2オクターブないのだ一番低い弦でド レ ミ ファ ソ ラ シ ド、これだけ。一番高い弦で シ ド レ ミ ファ ソ ラ シ 中二本の弦はその中間だから結局ド-ド-シの14音だけ、弦を4本並べて2オクターブ弱 何でこんなに音域が狭いのかと思うが、多分コードを演奏することを中心に考えた設計なのかも知れない。それに各弦の最低音はフィレットではなく上側のブリッジ?部分を押さえる変な設定。(指は押さえない”開放弦”の意味かも)

2小節8音をとりあえず演奏して録音してみる。トラック表示に切り替えると内容が角丸の長方形で表示されこれをリージョンと呼ぶ。再生してみると、かなりたどたどしい演奏だが、クオンタイズをかけることによってかなり修正される。これをコピー&ペーストで28個並べ最後にドの音だけのリージョンを一個くっつけてとりあえず通奏低音が完成。

早速HRCの練習に持ち込みリコーダーで合わせてもらう。チェロの単音でちょっとぶっきら棒な感じだが何とか使えそう。ところが運の悪いことにその日はKさんがギターを持ってきていた。ギターで通奏低音を演奏してもらった。こちらはアルペジオの飾りも付く。
部員たちの感想はギターのほうが演奏しやすいと言う。

まあそうでしょう。早いパッセージではギターのほうがリズムを合わせてくれる。それにアルペジオの飾りも付いている。しかしここで引っ込んだらGarageBandの出番が無くなる。さらに改良工夫しなければ。

Kさんは、さらにサイレントギターを入手したとのこと。これはパワーアンプを通して音が出てくるので、更なるパワーアップが予想される事態となった。 

・・・・続きは次回に・・・・

6/16/2013

midi キーボードとGarageBand

雨上がりの公園でシュン太とキーボード

楽器は弦、金管、木管と多少の経験はあるのだが、鍵盤楽器だけはほとんど触ったことがないので、苦手だ。しかし最近はiPadなどでも楽器を演奏できるアプリが増えて面白そうなのだが、ほとんどがタッチパネルに表示されたピアノ式の鍵盤を使用するし、フィナーレなどの楽譜ソフトも鍵盤での入力が便利そうだし、さらに最近DTMにも興味を持ち始めたので、midiの鍵盤を導入することにした。とりあえず最も小型と思えるキーボードを探した。25鍵の小型タイプが各社から出ているが、価格は1万円を切る。AKAI のLPK25 を選んだ。これだとUSBで電源が供給され手軽ではないかと思ったから。

 
早速DTMソフトStudioOne で試して見た。専用ドライバーは使用せずUSB機器として自動的に認識するとの記述があったので、簡単だと思ったのだが、ソフトの側でもそれなりの設定をしなければならず、結構時間がかかってしまった。設定が終わってしまえば別にどうというほどのことはないのだが、そこに到達するまでは悪戦苦闘を強いられることになる。とりあえずパソコンが楽器に変身して鍵盤を叩けば音が出るので、喜んでいるのだが、自分で満足できる曲が自由に作れるようになるまでは、越えなければならない課題も多く道はまだ遠い。

webで検索すると、iPodやiPadでmidiキーボードが使用できるような記事が散見される。YouTube でも実演している動画を見つけた。これは面白そうだ。カメラの画像を直接iPodに取り込む為の変換コネクタを利用し、USBコネクタでキーボードとiPod を接続する。
AppleのGarageBandもmidi キーボードで動作するらしい。
Appleはそのことを公認していないが、多分GarageBandというアプリの中でmidi信号が使われていて、外部からのmidi信号にも反応するのだろう。量販店のMacのコーナーでこのことを店員に聞いて見た。midiキーボードでiPodが動作することは良く知っていた。ただ「店として保証はできません」とのこと。まあ当然だが自己責任でやるしかない。"Lightning to USB Camera Adapter"を購入。

GarageBandを立ち上げてキーボードをつなぐとそのまま動作するのはちょっと感動的。
全ての動作をチェックしたわけではないが、キーボードで操作する部分は、ほぼ問題なく動作するようだ。オクターブの移動も問題なし。キーボードの音源はグランドピアノから各種オルガン、電子マリンバなどちょっと私には理解できないほど多く登録されている。

雨上がりの公園に愛猫「シュン太」と一緒にiPod mini とキーボードを持ち出してみた。
しかし全く残念なことに、今の私は指一本で弾くしかないのだ、今さらバイエルを始めることも無理だろう。

3/30/2013

フレンドシップ録音の編集完成

録音データ編集中


先日開催された第9回フレンドシップコンサート録音の編集が完成した。
演奏開始から終演までで5時間以上の長さがあり、演奏したのは14グループそれに全体合奏も加わる。曲や楽章ごとにトラックで切り分けるとすると77トラックになる。
今回は私自身で録音は出来なかったのでKさんの録音データを提供してもらった。
データは二枚のDVDに収めてあり、休息で区切られた一部二部三部はそれぞれ1.5~1.8GBほどの容量がある。簡単な編集なら、Windowsの編集ソフトSoundEngin Free で気軽に処理してしまうのだが、これだけ規模が大きくなると、下手にトラック別に切り分けたりすると、大混乱になる恐れがあった。
その点Peak/Mac は細かく自由にマーカーを設置することが出来るので、波形を見ながら録音を聞いて曲の始まりと終わりの部分にマーカーを 入れておく。マーカーには自動的に番号が振られ、かつ位置や番号の変更も簡単に出来る。

この様に多くのトラックがあり、かつ知らない曲が多いとトラック分けに苦労することになる。
あるグループの曲が「ダチョウ組曲より」、「カエルファンタジー」の2曲だったとする(笑)
どちらも知らない曲だ。録音を聴いて見たらA,B,Cと3曲あった。Aはダチョウ、Cはカエルである事はほぼ間違いないだろう。ところがBはどちらかに決めなければならないが、これが苦労することが多いのだ。じっと聴いてダチョウぽいからなどと勝手に決めると、あとで大恥をかくことになる。

また録音データはかなりの大きいのでMac に読み込むのも大変だった。直接DVDを読み込めないので、あらかじめUSB付きのHDDにデーターを入れておき、Macに読み込ませるのだが、読み込みをスタートしたら残り時間が2時間と出た。ヤレヤレ 待つしかない。当時は最新のMacでも入力はFireWire が主力でUSBも付いているが、多分USB1と言われる初期のタイプだと思う。
読み込んでしまえばあとは馴染んだPeakの世界、再生スタート、ストップ、拡大、縮小、コピー、ペースト、新規に開く、閉じるなど、ほとんどの動作がキーボードショートカットで実行できるのが、ありがたい。後はただひたすらに曲を聴きマーカーを打ち込む作業が続く。実際の演奏を聴いた訳ではないので、聴く作業もおろそかにできないのだ。
今回の録音は入力レベルの設定に難があり、所々に入力オーバーで音が歪んでしまっている、特に全体合奏の部分に集中して多い、多少の修正は可能と思われるが今回は修正なしとした。ご了解願いたい。

さてマーカーに従い不要部分をどんどん削除して行く、最終的に各部とも1GB程度になったが、CDに書き込めるデーターは700MBだから4枚でも不足することになる。昨年の演奏は3枚に収まったのに変だなと思い、再度データーをチェックして見たら アレー!! 20bit(24に訂正)で録音されている! 通常のCDは44.1kHz 16bit で良いのだからトラック切り分け作業と同時に20bit(24に訂正) →16bit の変更もおこなった。このbit変更により2〜3割程度の容量の減少が見込める。
切り分けたトラックを各部別に分けて、容量をチェックしてみると700MBを少し超える程度に収まっている。ヨーシこの程度の超過ならなんとか書き込めそうだ。更に微調整のためジャスミーの演奏を3枚目の最初から2枚目の最終へ、全体合奏の2曲を2枚目から3枚目の最終に移動。

この先はwindowsマシンにデーターを移動し、ロキシオクリエイターで3枚のマスターを焼き上げた。
少し古いSONY製のCDプレーヤーで動作をチェックする。各トラックも正常に表示再生できるようだ。ただ曲間については今回あまり注意を払っていないので、A曲が終ってすぐにB曲がスタートしたり、C曲再生させても音が出てくるのが少し遅れたり、することがあるかもしれない。
このCDは全体を通して鑑賞するなどはあまりないと思う。個別の曲を狙って再生することがほとんどだと思うので、何とかお許し願いたい。
盤面への印刷だが、曲名のすべてを載せるスペースがないので、グループ名とトラックNo.だけの表示となるのでプログラムも一緒に保存して頂きたい。

マスターCDをHRCの練習時に持ち込み、アンプとスピーカーで聴いてみた、やはり曲間がバラバラな事ともう一つ会場の空気の揺れの様なゴロゴロする音が気になった。これは録音時に低域をカットすればかなり防げたかもしれない、編集時にも低域をカットすることが出来るが、あまり目立たないと思い処理を省略したのだ。
編集時はヘッドホンだけで音をチェックしていたので、聞き逃してしまったのだが編集が終わりCDに焼きつけてから、気がついても後の祭り、もう一度やり直す気力が無い。これを防ぐには、編集中もしっかりしたアンプとスピーカーで聴くことが出来る設備とすればよいのだが、深夜にごそごそとヘッドホンで編集している状態では、それも難しいかもしれない。いっそ録音の時は必ずローカットフィルターを使用すると決めておくのが確実かもしれない。
マッキーのミキサーにはローカットフィルターが組み込まれている。また録音機にも同様の機能が組み込まれている機種も多い。

次回のRicco Suonoの練習日(4/6)までに完成させ、参加しているグループにはその場で手渡し、残りは郵送する予定です。

写真は作業中の画面、正面のモニターがPeak/Mac。長丁場の作業なので、横のモニターでメールのチェックなどをしている。そのためモニター、キーボード、マウスが2つずつある。かなりオタクっぽいでしょう
                                                                                                                                     

1/21/2013

「羊は安らかに草を食む」の録音


録音をSoundEngine Freeで編集

録音のCDRが届いた。
先日の演奏会「羊は安らかに・・・」の録音だ、今回は自分たちの録音ではなく、会場のスタッフが、吊りマイクを使用した録音だ。
2つのトラックに分かれていて、前半は多分ピアノ演奏がすべて収められているのだろう。後半のトラックは「羊はは・・・」の部分だけ切り離した録音だった。後半部分を早速聴いてみた。録音の音量レベルがかなり低いのでVRを最大にしなければ適音が得られない。しかし聴いてみると音質はかなり良く、やせた音ではないので、少し嬉しくなってしまう。

音合わせの時の録音や当日動画撮影と同時に録音された音はずいぶん貧相な音だったので、心配していたのだが、かなり安心した。音が良いと演奏そのものが少しまずくても何回も聴いてしまうし、演奏のまずさも「次はもっと良くなるさ」 と寛大な気持ちで許せてしまう。

高価なマイクロホンと吊りマイク方式による最適な録音位置、良質な録音機材、そしてそれらを使いこなす技術力、やはりさすがと言うべきだ。

録音レベルが低いのは、リハなしの一発勝負録音のため安全を見て低めの音量レベル設定にしたこと、そして編集なしの状態で渡された為と思う。
録音データは波形編集ソフトで音量を上げ不要部分をカットした。(注1)

録音を聴いてみると、ヴォーカルのソプラノは歌詞のフレーズに合わせて細部まで丁寧に歌っているのがわかるが、リコーダーはちょっと身勝手、高音で出しにくい音や指のまわりきれないとこは、自分の都合を優先している。もっと流れるように演奏しなくては、特に最高音に駆け上がる部分は 、ぶつけるように演奏している、もっと落ち着いて演奏すべきだ。その他2ndアルトリコーダーとの連携やバスリコーダーの音量等、まだ修正すべき点は多いが、演奏技術の問題もあり、ある程度は妥協しなければならない。
あと最大の問題は今回モダンピッチで演奏したこと、そのため全体が甲高く響いてしまった。バロックピッチで演奏したら、もう少し落ち着いた雰囲気になったのではないだろうか 。楽器を揃える問題もあるが、機会があったらぜひ挑戦してみたい。 

(注1)
後半の「羊・・・」のトラックをPCに取り込み、波形編集ソフトで加工する。
今回はMac.を使用せず、Windows のフリーソフト"SoundEngine Free"を使用した。あまり細かくは設定できないが、その分煩雑さが無くなり、簡単に使うには便利だと思う。

紹介のアナウンスと演奏前後の拍手はそのまま削除せずにのこした。音質には手をつけず、音量のみCDRで表現できる幅いっぱいまで持ち上げることにした。

このような場合「ノーマライズ処理」が便利で、演奏時の最大値を自動で見つけ出し、そのポイントが限界を越えないよう演奏全体に下駄を履かせて音量をアップする。その際注意することは、拍手の部分で、演奏の音量より拍手の音量の方が大きいのが通常であるから、最大音量のポイントが、拍手によって決められてしまう。
通常は拍手の部分を取り除いてからノーマライズ処理を行うのだが、今回の場合拍手もCDに残す編集なのであらかじめ拍手の部分だけ10dBほど下げておいてから、全体のノーマライズ処理を行った。

写真は、編集が終わった状態を示す。
ステレオなのでL/R 2っの信号、時間軸は左から右へ、波形がアナウンス、拍手、演奏、拍手の順番に並んでいるのが解ると思う 
(アナウンス、拍手、演奏などの文字は説明のため追加)

7/16/2012

リコーダーオーケストラとメーリングリスト


 リコーダーオーケストラRicco Suonoの連絡用にメーリングリストを使用したらどうだろう。との提案があり、私にその役割が回ってきたのだ。メンバーは色々なところから集まってくるが、練習が終わるとすぐにバラバラになって帰ってしまうのでお互いにどんなグループに属し、どんな人なのかもよくわからない、月一回か二回の練習なので、印象が薄いのか、次の練習では前回受けた注意がすっかりリセッットされていたりする。練習以外でもお互いに連絡を取り合ったりできれば、もう少しリコーダーオーケストラに力が入るのではないだろうか。  

少し調べて見たが、Yahooやgoogleなどでもメーリングリストはやっているが、能書きを読んでも、あまりよくわからない、実際に使って見ないとわからないことも多いのだ。携帯には対応していないメーリングリストもあったりする。少し試行錯誤の後 freeml を使用することに決定した。これは単純にメーリングリストとしての機能だけではなく、掲示板やカレンダーも付属していて、便利に使用出来そうだし、参加者がそれぞれマイページを持てるので、自己のプロフィールを書き込んだり、アルバムやブログを紹介することが出来る。

問題となるのは、参加者のパソコン環境の違いだろう。パソコンを所有してなかったり、所有していても手を触れない人もいる。メーリングリスト導入によって、受け取る情報に差異が生じてはまずいわけだが、  ここは消極的に考えるのではなく、それぞれが一歩前進してもらい掲示板やカレンダーを有効に利用してもらいたいと思う。もちろん携帯だけでもメールは受け取れるが、パソコンも使用することによって掲示板やカレンダー、さらには練習の録音をダウンロードして聴くなど工夫によって用途は大きくて広がってくる。

徐々に慣れて使ってくれるのが良いが、今練習日を決めるのに、会場の決定とか参加出来るとか出来ないとか、10通ほどのmailが飛び交っている、私は携帯をセカンドmailに設定してあるので、職場にいても全員のmailが読める。mailの数が多くてびっくりする方もあると思うが、一部の人だけに情報が集中するより、全員で情報を共有する方が良いに決まっている。

<練習が終わった後、10分程度の「おしゃべりタイム」を設け、練習の感想や次回の練習の予定などをワイワイ話し合う>
そんな感じでメーリングリストを利用してもらいたい。

私はリコーダーだけでなく、ケーナのグループにも属しているので、このグループにもメーリングリストを勧めて同じfreemlの中にケーナグループ用のメーリングリストを作った。これは簡単に出来た。構築はリコーダーですでに経験済みであるわけだし、マイページは両者共通で使える。  
どちらのメーリングリストも十分活用してもらって情報交換や親睦に役立てて欲しいと思う。  

3/18/2012

iPod touch とキーボード



iPod touch は音楽を聴くツールというより、携帯用端末として考えても良い、  もちろん音楽は聴いているが、今一番重宝しているのはこれ。
Evernoteとキーボードの組み合わせ。
Evernote はクラウドで文章や写真を共有出来るアプリだ。
これをiPodとパソコンにインストールしておけばPCで作成した文章はiPodでも読める、またiPodで校正した文章はPCでも読めるから、それを確認してから、Webにアップする事もできる。
わざわざUSBメモリにコピーして移動させる必要がない。
ただiPodで文章を入力する場合画面のキボードで入力するのは、キーボードが小さ過ぎて指が他のキーに触れて うまく行かない。タッチペンを使用すればミスタッチによる誤入力は少なくなるが、一文字ずつの入力なのでまどろっこしくせっかく頭に浮かんだ迷文句も一字ずつ入力しているうちに、忘れてしまう。ここは思い切ってキーボードを導入しよう。

iPodに使用できるキーボードはいくつか販売されている。Bluetoothで接続するタイプで、小型の物、あるいはシリコンラバー製で丸めて収納出来るタイプ、折りたためるタイプ等があるが、  ELECOMのTK-FBP019EBXを選んでみた。折りたためるタイプで広げると30cm弱になり通常の感覚で打ち込める。それにiPod用のスタンドも付属している。電源は単四電池2本でニッケル水素電池も使用可能なので便利だ。ただコピー、カット、ペーストでキーボードショートカットが使えず、IMEも電話的おせっかいに先行して変換してくれるので、戸惑ってしまうが、単語単位でどんどん入力できるのは気持ちがいい。    

本来iPod Touch は、iPhone とほぼ同様の機能を有し、双子の兄弟のような関係である。だから携帯電話的な機能が組み込まれているので、私のような文章を作成するツールと考えると不便な点が見えてくるのはある程度我慢すべきなのかもしれない。

画面が小さいのは仕方がないが、タッチパネルのキーボードが画面の半分以上占めているので、今打ち込んでいる部分がかろうじて見える程度で文章の前後関係が見えない。
キーが小さくて、タッチしづらいのは、タッチペンの使用で、何とかなるにしても、句読点や数字を入力する場合、キーボードを切り替えなければならず、(もちろん英文の場合も)その度に思考が途切れてしまう。そして一文字ずつの入力が基本となる。

外付けキーボードを使用すると、単語単位での入力となるので、断然スピードアップするし、思考が途切れることも少ない。 
 それと、和文と英文のキーボード切り替えはCommand+Space キーで反転するので、 便利だ。ただコピー、カット、ペーストのキーボードによるショートカットは使用出来ないが、矢印キーが使用できるので、選択範囲の変更や文字変換などの選択に利用出来る。
 まだ他の裏技などもあると思うが、今のところこれで十分な働きだと思っている。

ちなみに、例をあげて見ると、先日アップしたフレンドシップのプログラムは、急に職場でアップした方が良いと思いついたのだ。iPodとキーボードはカバンに入っているし、偶然プログラムも 持参していたので、打ち込んでみようと考えた。頭で文章を考える必要がないので、機械的にどんどん打ち込める。和文と英文もめまぐるしく変わるが、全く苦にならない。結局休息時間内に全部打ち込みが終わってしまった。ただ一点を除いて。一箇所ウムラウトG.G.Händelがあるが、それが表示出来ない。  これはあとでPCで立ち上げて、ドイツ語で入力するか、あるいはこの様な文字だけ表示させたノートを作って置いて、コピーアンドペーストで済ませるのが簡単かもしれない。<訂正あり>

一番最初に 
キーボードをiPod に認識させるのは、 デフォルトでBluetooth はoffになっているので、設定→ 一般→ Bluetooth  をON  キーボードもONとする。iPod がキーボードを受信するとPINコードの入力を要求するので、それを入力するとキーボードを認識する。設定は初回だけ、あとは電源ONにすればつねに認識するする。画面の半分を覆っていたタッチキーボードも消えて全画面文字表示となるので、前後関係もわかりやすい。  

Enterキーが小さい 、キーボードが少しふにゃふにゃする(折りたたみなので)など改善して欲しい点もあるが、キーボードでパラパラ入力出来るという圧倒的な便利さの前では霞んでしまう程の問題だ。一体型のキーボードを使用すれば、これらの問題は解決出来ると思うが、携帯性などの問題で好みの分かれるところだろう。  



<訂正>
ウムラウトを入力するにはドイツ語のキーボードを追加すれば入力できる。
 「設定」>「一般」>「言語環境」>「キーボード」>「新しいキーボードを追加」と選択し、
リストからドイツ語キーボードを選択する。


2/12/2012

iPod nanoからiPod touchへ


初代iPod nano(白)とiPod touch どちらもシリコンケースに入っている

初代iPod nano を愛用していたのだが、さすがに周りを見ても初代のnanoは見かけなくなった。

以前はSONYのMDウォークマンを使用していたが、AppleのiPod は気になる存在だった。MDは何枚も持ち歩かなくてはならないが、iPodはその必要がない。ただ当時のiPodやiPod mini は小型のHDDを使用していたのだ。回転物はモーターにしてもHDDにしても寿命が短い。そこにiPod  nanoがフラッシュメモリ搭載で発売されたので早速購入した。

MDウォークマンは精密なメカの塊といった感じだが、iPod  nanoはメカニカルな感じが全くなくちょっと頼りない。それはソフトウエアに全ての動作を組み込み。iPodはそのソフトをコントロールする為の道具としての役割に徹しているからだ。曲目の編集等の操作はパソコンに任せ、聴く為の操作だけに徹する潔さ、通勤電車の中でも自由に曲目が選べる    

 2005年の発売だからもう6年使用したことになる。電池の持続時間が短くなったぐらいでまだ十分に使える。量販店の iPodコーナーによって話を聞いてみるとnanoはすでに6世代目とのこと、iTuneやOSとの同期も風前の灯というか不適合になりつつある。 ここらで替え時かもしれない。

後継機種としてiPod tuchを選んだ。iTuneに構築してある曲目もそのまま引き継げるし色々なアプリケーションも楽しめるから。本体の大きさは一回り大きくなったが、それでもポケットに入れても苦にならないサイズ だし画面も大きくなったしタッチパネルの操作も快適でありそのため選曲などの操作が断然やりやすくなった。WiFiでインターネットにも接続でlきるから、Mp3のダウンロードも簡単にできる。iPodとしての機能はもちろんだが、インターネットへの接続やいろいろなアプリが使える等iPhoneやiPad など携帯端末と同じと考える事が出来る。

思えばSONYがウォークマンを開発した当時は「音楽を持ち歩く」と言う画期的な出来事だったのだ。しかしAppleのiPod は音楽の配信まで変えてしまった。その上コンピューターの様な機能まで持たせてしまったのだ。

時代の差はあるとしてもSONYは「最初にメカありき」で、優秀な機械を作り上げる事に全力を注いできたように思える。その点Appleはソフトウエアに全てを受け持たせ、機械(ハードウエア)はそれをコントーロールする道具に徹しているところが、時代を先読みと言うか自ら時代を作ってきたAppleの強さだろう。

SONYの業績が悪化し社長が交代するとかのニュースが流れているが、距離を詰めるのは簡単ではないと思う。

iPod touch は音楽系のアプリも多いので、役立つアプリは今後紹介してみるつもりです。