ブロックの抜けた頭部管とブロック |
アルトリコーダーを頻繁に使用するが、しばらくメンテナンスしていないせいか、最近音の立ち上がりに違和感を感じる事が何回かあった。それに吹き口の部分のブロックが手前に少し抜け出て来たのか笛本体とわずかな段差も出来ている。楽器はモダンピッチ竹山アルト ローズウッド製
本来ならメーカーに送り返してメンテナンスをするべきなのだが、平尾リコーダーリコーダークラブの練習が週2回も有り、Ricco Suonoの練習もフレンドシップコンサートを控えて練習が増えてきた。他のグループにも顔を出したりもしているので。リコーダーの休みが無いのだ。
しかしそんなことを言っている場合ではないので、禁断のブロック抜きに挑戦することにした。4日間リコーダに触れてないので、ブロックも乾燥しているはずだ。頭部管に太めの木材を差し入れ、先端がブロックに触れた状態で、木槌で木材をコンコンコンとたたいた。ブロックが数ミリせり出してきた。これでよし。更に叩くと更にせり出すが、簡単にスポンと取れない。叩くとせり出す状態がしばらく続く。ワー長い! かなりあせって来たが今更戻れない。やっと外れた。かなり細くて長い、特に吹き口部分が薄く長く削られているので、元どおりに戻せるか心配になってしまう。
ウインドウエイの部分、(ブロックの上部分、管の溝部分)を手早く水洗いする。
それほど汚れてはいないようである。急いでタオルで水分を拭き取り、1時間ほど乾燥、予定では安全のため半日放置するつもりだったが、元に戻せるかどうか不安をかかえたままでは落ち着かない。見た目はかなり乾燥したようなので、ブロックをそっと差し込んでみる。スルリと入るかと思ったがかなり抵抗がある。無理をして押し込み途中でにっちもさっちも行かなくなったらえらいことになる。
慎重に位置決めをしながら親指でぐっと力を込めて押し込んだ。1/3弱押し込まれたがそれ以上は動かない、位置関係を慎重に確認したけれども問題なさそう。あて木として直径4cmほどの丸棒を布一枚を挟んでブロックのカーブに合わせ木槌で数回たたいたらピッタリ定位置に収まった。
とりあえずホッとしたが明日の練習で結果はわかるでしょう。
追加
本日練習で使用してみた。ちょっとの音出し程度では違いが判らないが、細かい音符の曲だと音の粒立ちが違う。今までただ通過していたフレーズも陰影をつけて演奏しようとしている自分を発見してちょっと驚いている。
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