1/25/2014

第10回フレンドシップコンサート


第10回フレンドシップコンサート(FSC)の概要と参加団体(五十音順)を、おしらせ致します。

[アマチュアリコーダーアンサンブルが集って、正統派あり、個性派ありの楽しいリコーダーコンサート]

各グループの演奏順番が決まりましたので報告します。
数字は演奏開始予定時間です。

1. フェリーチェ      12:30
2. gyachitets        12:50
3. モックなでしこ   13:10
4. ヴィア・モンテ・ビアンコ  13:30
5. 平尾リコーダークラブ    13:50
---休息---
6. 笛魂              14:20
7. チエル・アルコ 14:40
8. ねころびと 15:00
9. Gクレフ      15:20
10.厚木リコーダー・オーケストラ  15:40
11.全体合奏       16:00
---休息---
12.Ricco Suono  16:35
13.奏                 16:55
14.ぴぽ              17:15
15.ジャスミー      17:35
16.細岡ゆき andゲスト2名 17:55

ゲスト演奏家
なかやまはるみ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
細岡ゆき(リコーダー)
佐藤創(リコーダー)
第10回フレンドシップコンサート
開催日: 2014 3月8日(土)
開場: 12:10
開演~終演:12:30~18:00 
入場無料
場所: 稲城市中央文化センターホール(京王線稲城駅より徒歩7~8分)

各グループの持ち時間は出入りを含めて20分を予定しております。
リコーダーの広場演奏会情報にも投稿しました。

チラシの画像最新の版に入れ替えました。2014/2/10
演奏団体    gyachitets  
ゲスト演奏家  「佐藤 創 リコーダー」 追加
問い合わせe-mail 変更  rec04.fsc@gmail.com


全体合奏 2014/2/22
お客さんも含む参加者全員で「全体合奏」を行います。ぜひモダンピッチのリコーダーをご持参ください。
曲はAmazing Grace 楽譜は当日受付にて配られます。

参加グループ名、五十音順に訂正2014/2/23

参加グループの演奏順番と開始時間を追加 2014/3/2
演奏順番一部変更。Gクレフ、ねころびと、平尾リコーダークラブ 3/6


このページは第10回フレンドシップコンサートのお知らせ用として随時追加してゆきます。

小型PA装置 MACKIE SRM150

テスト中のSRM150

小型PA装置 MACKIE SRM150
昨年のクリスマス会でPA装置を併用したが、装置全体が大きいため気軽に使用できない、もっと小型化できないかという思いで導入してみた。
Compact Active PA System とのことで、ミキサー、アンプ、スピーカーが一体化されており、もちろん電源も内蔵されている。本体をカバンに入れて一人で持ち運べる。定格出力も単体アンプに引けをとらず[100Wrms 連続] が保障されている。一体化することで各機器をつなぐケーブル類もほとんど不要となる。
スピーカーが小型になりしかも一個だけだが、メインでガンガン鳴らすのではなく、残響音の補助であればこのくらいでも良いかもしれない。
またリュートやバスリコーダーなど1~2台の場合は手軽に使用できる。

練習会場に持ち込みテストしてみた。スピーカーが小型なので音質上少し気にしていたのだが、ほとんど問題なし、リコーダーの音は超高音とか超低音などは含まれていないのだ。
残響などのエフェクターは内臓されていないが、小型で取り回しが楽なので、例えば後方の壁に反射させて残響を演出するのも面白いと思う。
通常の練習にもカバン一つで気軽に持ち込めるのが嬉しい。いろいろ使ってみれば応用も広がるのではないかと期待している。
写真はテスト中でマイクはSM57を使用、バスリコーダーは表現力はあるが、いかんせん音量がない。PA装置を併用することにより、音色音量に厚みが増えてサキソホーンのような感じで演奏できる。

以上は小型PA装置としての評価であるが、iPadなどと組み合わせて使用する場合また違った面が見えてくる。

iPadとGarageBandのようなアプリケーションと組み合わせ、ライブで使用を目指す場合、例として、GarageBandでギターや弦楽器による伴奏をあらかじめ作っておき、伴奏を自動演奏しながら、リコーダーなどの生楽器を演奏する。
このような場合、生楽器のパワーは、弱小と言われるリコーダーであってもかなりの強さがあり、伴奏がかき消されてしまう。
iPadに接続できるアンプやアクティブスピーカーは数多く発表されているが、すべてこのような目的には向かない。部屋に設置してiTunesなどで音楽を聴くだけなら便利で十分なパワーなのかもしれないが、そもそも目的が違うのだ。
その点SRM150はコンパクトタイプながら[100Wrms 連続]のスペックで。このような目的には最強の組み合わせかもしれない。
小型のミキサーが内蔵されているから、自身の演奏とGarageBandによる伴奏のレベルを最適な比率に調整できるし、たとえ武道館に出演を依頼されて巨大PA装置に接続する場合でも(私の場合あり得ない話だが)SRM150からプロ仕様のバランス伝送で送り出す事が出来る。

できればiPadの信号をディジタルで直接取り込めるようD/Aコンバーターを内蔵しているとありがたい。今後に期待します。

1/21/2014

多摩ムジカアンティカ演奏会

 
演奏中の多摩ムジカアンティカ
多摩ムジカアンティカ演奏会
2014年1月12日(日)小平市中央公民館ホール
思えばかなり変った団体だ。
私達平尾リコーダークラブが発足したころだから10年ほど昔のことになる。当時、よそのリコーダークラブとはどんなものか、あちこちの演奏会を巡り歩いていた時期があった。そんな中でも特異な印象の団体だった。
確かインターネットのKey-Mamaさんの部屋で演奏会を知ったと思う。
中世の曲をリコーダーだけで延々と演奏する。当時私はリコーダー合奏を始めたばかりだったから、作曲者も曲名もまったくなじみがない、親しみやすい曲を演奏するなどの配慮は一切なし。そしてグループをまとめている方の名前もちょっと気にかかつていた。演奏会の連絡はその後何度もハガキが届いていたのだが、つい行きそびれていたのだ。


会場は小平市中央公民館ホール、私は稲城市、どちらも東京の郊外だが、一旦都心を経由しなければならない。時間がかかるのだ。
出発に手間取ってしまい、かなりの遅刻を覚悟したのだが、なんとバスも快速急行も飛び込んでぎりぎりセーフのような感じ、乗り換えもうそのようにつながり、開演3分前ぐらいに会場に到着。

今回のテーマは「イタリア」だそうだ。プログラムにはイタリアに関係する作曲家がずらりと並んでいる。ガブリエリ、パレストリーナ、プレトリウスなど、知っている名前もあるが、知らない名前がほとんど、プログラムには曲目と作曲者を解説してあるから、それを見ながら演奏を聴くことになる。カンツォーナ、リチェルカーレ・・・・など   曲形式の解説もある。この文字情報だけでも大変なもの、読んでいるうちに曲目はどんどん進む、なんせ曲数が多い、途中休息を入れて2時間近く演奏する。一曲にかける練習時間はそんなに取れないのではないか。しかし演奏技術が高いのだろう。それと個々のリコーダーの音が美しい。リコーダーの音色そのものが美しいなどと感ずることは滅多にないことだ。会場には60人程度のお客さんが入っていたが、中央付近にいる私にも十分音は届いていた。バスの音もはっきり聞き取れた。

ふとプログラムの最後のページを見ると「日本フルートクラブ」の楽譜の宣伝が載っている。ああやっぱり・・・・、気にかかっていた代表者の名前も解決した。
その昔、プロからアマチュアまでを含むフルート愛好家たちの組織「日本フルートクラブ」があり、その会長がH氏であった。
私もフルートをやっていた時期があり、会報をもらったり、レッスンを受けたりしたことがある。しかし四畳半一間を借りて生活している貧乏学生にとってフルートは無理だったのだ。結局フルートはあきらめる他なく、フルートクラブとの連絡も途切れてしまった。それからリコーダーの誘いを受けるまで20年以上楽器の演奏をやるチャンスはなかったのだ。
フルートクラブにしても決して道は平坦ではなかったはず、休息時間にHさんに昔のフルートクラブとの関係を話したら、びっくりされていた。現在はHさんが楽譜出版などの業務を引き継いでいるらしい。
参考までにプログラムの一部を載せてみる。

Ⅰ部
A.ガブリエリ・・・ リチェルカーレ 第6番、第7番
パレストリーナ・・・ 第1旋法のリチェルカーレ
インジェニェーリ・・・ カンツォーナ
ヴェッキ ・・・4声のファンタジア
G.ガブリエリ ・・・カンツォーナ第2番
バンキエリ ・・・ファンタジア第1番、第2番
バンキエリ ・・・カンツォン第6番、第8番
フェラボスコ Ⅱ ・・・ファンタジア
アレグリ   ・・・ヴェニ・サンクテ・スピリトゥス
フレスコバルディ ・・・第三旋法のカンツォーナ
ザネッティ ・・・舞曲
Ⅱ部 省略


この団体のかなりなマニアックぶりもそれなら理解できるような気がする。私は10年あるいは40年?の心の引っかかりが一気に解決したような気がした。
写真はカメラを忘れたのでiPad miniで撮影したが、条件が悪かったのでかなりブレがある。

1/03/2014

リコーダーとPA装置

会場に設置したマイク、アンプ類

今回クリスマス会でPA装置を使用したのでそれをまとめてみた。
 
大きな体育館や屋外で、エレキバンドに伍して演奏しようというわけではない。もちろんそれも面白いし、挑戦してみる価値はあるだろう。しかし今回は併用すると言った表現が適切だと思う。
リコーダーはルネッサンスやバロック期の曲を小さな教会のような場所で演奏するのがいちばん向いているし、それはどのグループも目指している方向だと思う。
しかし教会のような演奏会場を確保するのは大変だし、そこまでお客さんに足を運んでもらうのも難しい面があるのだ 。結局近場の集会室や、公民館の視聴覚室を利用することになるが、そのような場所は、広すぎたり、壁に吸音材を使用していたりして、必ずしもリコーダー演奏に最適とは言えない場合が多い。このような場合適切なPA装置を使用して会場の音響をかなり改善できるのではないだろうか。

この場合演奏の音を直接音と間接音に分けて考えてみる。
まず直接音だけれど、演奏者から直接聴衆に届く音で、部屋の大きさとか壁の吸音材は関係ないと言える。演奏者と聴衆との距離により決まってしまうのだ。音はかなり硬質でリアルつまりやせた音、そして音量は少ない

続いて間接音だが、周囲の床、天井、壁などに反射されて耳に到着する。反射している分わずかな時間遅れが生ずる。また音の方向も前後左右あらゆる方向から到着する。
このいろいろな音に対して人間の音のセンサーである耳は多分すべて聞き分ける能力を持っているはずだが、脳の処理は異なっている。それぞれ別の音として認識するのではなく、最初の直接音で来る方向や距離を確定し、遅れて到達する間接音は直接音の一部とみなして、方向などは無視し、音そのものは最初の間接音に加えて認識する。
これはまったく理にかなった処理と言える。獲物を求めて野山をさまよっているとき、獲物の出すかすかな音が、岩や木に反射してあちこちこちから聞こえたら獲物がどこか判らないだろう。しかし最初の直接音で方向と距離を確定し、後の間接音は音量として蓄積できれば方向と距離は定まり音もはっきり聞き分けられる音量となる。

リコーダーから発せられる直接音はそのまま生かし、間接音の部分をPA装置を使用して補うのだ。補う音は残響分のようにエフェクト処理を少し加えておく。両者の比率は7:3ぐらいを考えているが会場によって異なるからいろいろ経験をつまなければならない。また若干のディレイ(時間遅れ)も必要かも知れないがプリセットのエフェクト処理に含まれていると思うので当面は考えないことにする。

使用した機材はきわめて一般的な編成となった。ダイナミックマイク5本、ミキサー2台、アンプ1台、スピーカー2台
各機器をつなぐケーブルはすべてXLRコネクタあるいはTRSフォンプラグによるバランス伝送、スピーカーケーブルは両端スピコン。(ミキサーは、マイク接続端子が不足したため、2台使用となった)

マイクは奏者毎に一本ダイナミックマイクを近接して設置する。以前同じような試みを行ったときコンデンサーマイクを使用したり2人で一個のマイクを共用したりしたが、予期せぬハウリングが起こったりして安定した運用とはならなかった。
録音とPAは目的が異なるのだから割り切ってダイナミックマイクを使用すべきだ。この種の定番マイクはSHURE社のSM57/SM58だが手元にSM57が3本しかなかったので急遽購入することになった。BEHRINGER社 XM8500を2本、 定番SM58と外観はそっくりだが値段は2000円を切る。安いが今回の目的には十分に使用できた。
定番SM57とXM8500

さてこれだけの手段を尽くして効果の方は如何に、となる訳だが、それを確認するのは思ったよりも難しい。私はスピーカーに近い場所で演奏していたので、スピーカーから残響分のような音が出ているのが確認できたから、効果は十分にあったと思っているのだが、他の演奏者達はスピーカーからの音は聞こえなかったらしいし、お客さんにしてもリコーダーの音量や会場の音響を良く知ってなければ判断は出来ないわけで、今後の課題としては、演奏者にもっと音を返す対策が必要だろう。スピーカーの位置を工夫して演奏者にも聞こえるようにするとか、場合によっては演奏者のために小型スピーカーを追加する等いろいろ実地に試して見なければならない。

それともう一つの問題は機材の運搬と設定をどうするかということ。今回もあらかじめアンプ、中型ミキサー、スピーカー2台、マイクスタンドなど車で会場に運び込む手配はしてあった。自宅から会場まで簡単に歩いて行ける距離だったのだが、残りの機材は持っていかなければならない。ケーブル類、マイク類は旅行用の車の付いたトランク、小型ミキサーと付属品は小型の肩掛けバッグ、ケースに入ったマイクスタンド2本、そのほかにリコーダーを入れた皮かばん、楽譜など入れたカバン、最後に大きなボンボを背中に背負ってよろめきながら歩き出した。信号機のない横断歩道の横に立ったらいっせいに車がストップしてくれた。車の中から私の姿を見て笑っている。・・・・・機材はなるべく少なくしたいが、むずかしいですね。