10/18/2013

サンポーニャ 入手

アンデスの家ボリビアに並んでいるサンポーニャとチャランゴ

今私たちのフォルクローレのグループ "Loop"ではプルルーナス(Phuru runas) を練習している。
チャランゴ、ケーナ、サンポーニャがそれぞれ活躍する部分があり、チャランゴはかなりの達人だしケーナもなんとかなりそう、サンポーニャの部分だけがちょっと弱い、サンポーニャの演奏で一つの旋律を二人で演奏する方法がある。トブレとか呼ばれる方法だが、そのためには、私もサンポーニャを演奏する必要がある。そんなことで、サンポーニャを見るため、小平にあるアンデスの家ボリビアに向かった。今月から開店日が変わり、月曜も開店していることがわかったので急に思い立ったのだ。

小平駅前からすぐの店の前に着いてみると鍵がかかっていて中は暗い、しまった電話をしてから来るべきだった。と思いながらインターホンを押して来意を告げると福岡さんが出てきて「今日は誰も来ないようだから横になっていたんだ」などと言いながら店内に入れてくれた。マルタと呼ばれる標準のサンポーニャを選んでいると「自由に音を出していいですよ」などと声をかけてくれる。しかしケーナと違って音を出しても良いと言われてもほとんど音が出ない。管が一本しかないケーナと違って、複数の管を束ねたサンポーニャはあまり厳密に検査するのも意味がないかとも思った。

適当な一台を選び終わると音を聞いていた福岡さんがアドバイスしてくれる。上下の管を吹き分けるとき、楽器をあまり動かさないほうが吹く位置が安定するなど・・そして私がケーナの演奏もまだ一人前でないのにサンポーニャまで手を出していいのだろうかと心配を口にすると、ケーナ奏者はほとんどサンポーニャも演奏する、ケーナ奏者のことをケニスタなどと呼ぶこともあるが、通常はケーナとサンポーニャ両方を演奏するのでビエントス(風の奏者)と呼ばれている。かっこいいでしょう頑張ってください。などと言ってくれる。
ここアンデスの家では楽器も豊富だけれど、福岡さんがいろいろな話をしてくださることが楽しいのだ。

12月発表会のPhuru runasではサンポーニャ2台によるトブレを実現してみよう。

その後 福岡さんが麻由美さんと一緒に「花祭り」El humahuaqueno の発祥の地と言われるアルゼンチンのウマウアカを訪ねた時の話もしてくださったのだが、これは後日書いてみるつもりです。

下はPhuru runas (YouTube)  サンポーニャはトヨと呼ばれる大型の楽器を使用して迫力があるが、私が今回入手した楽器は標準タイプのマルタで長さが43cm程度



Phuru runas YouTube

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