8/17/2019

クヴァンツのフルート三重奏


クヴァンツのフルート三重奏はHRC でも演奏したことがある。Sonata for 3 Flutes in D major  J.J Quantz  QV3:3.1 
使用した楽器

原曲はニ長調だがリコーダー用に3度上げてへ長調としてアルトリコーダー3本で演奏する。他のグループの演奏も何度か聴いたことがある。ほとんどは第2楽章largoだけで他の楽章はあまり聞いたことがない。
クヴァンツ フルート三重奏 第二楽章

現在私たちのグループは実質3名なので、この曲を取り上げることにした。最初はアルトリコーダー3本で演奏してみたが、原曲のニ長調で演奏してみたくなり、テナーリコーダーに持ち替えてみた。これが思ったより楽しい。アルトリコーダーのようにかん高くなくて少し重心が下がった感じ、本来の音に近いのだろう。ただ問題はトップパートが高音(D)まで登り詰めること。さらに楽器の先端部の穴を塞ぐ(Cis) が2回ほどある。実は(E)も必要になるが、その前後を1オクターブ下げてもそれほど不自然ではないので、下げて演奏する。
アルトリコーダーで先端の穴を塞いで高音を演奏するのは時々見かけるが、テナーリコーダーでそれを行うのは、結構大変でスリルがあり楽しめる。
せっかく原調の演奏なのだからと横笛も一本加えてみたくなり、フルートに持ち替えてみた。高音もシャララン・・・と明るく響くのだけれど、他の演奏者の評判はあまりよくない。見た目も音量も目立ちすぎ。さればポラックのトラベルソでと思ったが、バロックピッチなのだ。

全音のリコーダー 「ブレッサン」 バロックピッチが秋には発売されるらしいが、それまではこのポラックのトラベルソの出番がない。仕方がないのでこの際思い切ってモダンピッチのトラベルソを入手した。アウロスのAF-1 グレンザー    これだと高い音も音域内だから特別なテクニックなど必要ないハズ。ただし音色はともかく細かい動きなどリコーダーのようには行かない。唄口もフルートよりもかなり小さくて丸いので正確に狙うのが難しい。
音色や表情などリコーダーとは異なる魅力を秘めているように思われる。
とりあえず練習するしかないが、簡単ではないことは確かだ。
写真
下から アルト竹山、  テナー メック、 フルート村松、トラベルソAF-1 アウロス, トラベルソ  S.ポラック(バロックピッチ)

8/11/2019

Maker Faire Tokyo




先般 LEDで光るリコーダーなど作成したので、LED と音楽などアイデアを求めて見学してみた。2019/08/3-4  東京ビッグサイト

音楽と同期して発光パーターンが変化するジャグリングボールは興味がある。
紙飛行機の世界チャンピオンが来ていたりして面白かったが、ここでは音楽関連の数点を紹介する。
オルガン

リコーダーを使ったパイプオルガン
パイプオルガンの発音機構はリコーダーに似ているが、これは本物のリコーダーを使ってオルガンとした。ソプラノリコーダー15本、アルトリコーダー7本で22音をカバーする。
リコーダーはあらかじめ運指表に基づき指穴を塞いでおく。これに順次タイミングよく空気を吹き込んで行けば演奏可能な訳だが、さてどのような方法で?
アクリル板で作られた「圧力箱」に全てのリコーダーの吹き口が差し込まれている。箱には電動ファンによって一定の圧力になるよう空気が送り込まれている。圧力で空気がリコーダーの吹き口に流れ込む。このままだと全てのリコーダーが鳴ってしまうので、各リコーダーの吹き口には蓋(ゴム栓?)がありMIDIキーボードを押すとそれに対応するリコーダーのゴム栓が開き、発音することができる。MIDI信号を送り込めば自動演奏も可能。
外見、アイデアは面白いが、音がちょっとショボいのは仕方ないか。
ベルナール

ベルナール
MIDIのキーボードでベルをハンマーで鳴らす。
MIDIインターフェイス利用のキーボードシステムは上記パイプオルガンとほぼ同じ、信号を叩く動作に変換するソレノイド(青色)が各ベルに配置されているのがわかる。

キーボード
自由にプログラムできるキーボードがあった。
テンキーなどの小型のキーボードに ♯(S) ♭(F) / ↓↑ 四分音符 八分音符 ・・・などを割りつければ 楽譜用Finale専用のキーボードができて便利ではないだろうか。 
テルミンの演奏
サンシンの自動演奏
紙ヒコーキチャンピオン ジョン・M・コリンズ

工作人間たちの熱気に圧倒された。色々なアイデアに触発されたが、とても全部は回りきれない。次回は来年10月とのことだ。