8/24/2009

ボリビアに残るリコーダーの末裔

 

先日南米にキリスト教と一緒に伝えられたルネッサンスリコーダーの末裔のことに触れたが、
タルカ、ピンキージョ、モセーニョなどリコーダーと同じ発音機構を持つ楽器がボリビアに存在している。

ボリビアの楽器を扱っている「アンデスの家(ボリビア)」へ行き、その現物を見ることが出来た。
家主の福岡さんもリコーダーにヒントを得て作られた楽器ではないかと言っておられた。

タルカは木製でリコーダーと同じ発音機構を持つ、指孔は等間隔で小(32cm),大(49cm) の二種類があり(ソプラノリコーダーとアルトリコーダーのような関係)
演奏は大小二本で同じ指使いで演奏するとか、不気味な雰囲気になるそうだ。写真(中央の2本)

ピンキージョは葦で出来ているリコーダーと同じ発音機構を持つ、指孔は等間隔

モセーニョ 80cmの楽器はピンキージヨと構造的には同じで縦に吹くが、 長い方(123cm) はバスリコーダーの吹き込み管のように細い竹筒が付いていて
横に構えて吹く。 リコーダーの末裔であることの動かぬ証拠を示しているようだ。

アンデスの家「ボリビア」
http://www5.ocn.ne.jp/~boande/index.html
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