レイモン・テブノー著 ケーナとフォルクローレのラテンアメリカ曲集 1979ペルーで発行
70年代ペルーやボリビアで活躍した二人のスイス人ケーナ奏者レイモン・テブノーとヒルベルト・ファブレのうちレイモン・テブノー著の曲集を入手した。まだ詳細には目を通してないが概略を報告する。
1979年ペルーで発行され著者はレイモン・テブノー
ケーナとフォルクローレの説明
彼自身の小伝
彼のオリジナルのテブノーケーナの説明
ケーナのソロや2重奏の楽譜20曲
説明文はスペイン語、英語、仏語、独語の4ヶ国語
20曲の楽譜の中に「コンドルは飛んでいく」「花祭り」の2曲を含んでいる。
小伝によれば1942年スイスに生まれ8歳でジャーマンフルートを学び始め、12歳ごろヨーロッパ公演を行ったペルーの歌手イマ・スマックの影響を受ける
1960年ラテンアメリカのグループを作り、1967年にはトリオ"LOS QUETZALES" を結成
1972年ペルーに居を定めペルー女性と結婚2児をもうける、ペルーにおける彼の最初のグループ"Conjunto MACHU PICCHU" を結成
1973年彼の最初のLP をペルーRCAで作成・・・・・
KENJI註 ジャーマンフルートとは当時既に主流になっていたベーム式ではなくフラウト・トラベルソなどと同じキーの少ない楽器
南米の音楽とケーナに魅せられ飛び込んでいったレイモン・テブノー。
ヨーロッパの合理性とテクニックを持ち込み当時形成されつつあったニューフォルクローレに大きな影響を与えたはずである。
4ヶ国語で発行された、この曲集は彼の自信とケーナの素晴らしさを世界に表明した一冊であると思う。
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